昼と夜で業種が違うお店は、登録方法によって集客に大きな差が出ます。
例えば、昼はカフェ、夜はゲストハウスの業種の場合、Googleマイビジネスにどのように登録すればいいかご存知ですか?
この記事では、昼と夜で業種が違うお店は、どのように登録すればいいかお伝えします。
1つのビジネスとして登録するのは?
Googleマイビジネスは業種を表すものとして、「メインカテゴリ」だけでなく「サブカテゴリ」も設定できます。
- メインカテゴリ・・・カフェ・喫茶
- サブカテゴリ・・・ゲストハウス
このように、1つのビジネスに2つのカテゴリを設定することもできますが、基本的に止めておくことをオススメします。
昼と夜で違う業種の場合、1ビジネス・2カテゴリで登録しないでください。
理由は2つあります。
- 管理画面で登録できる属性はカテゴリで異なる
- ナレッジパネルは、メインカテゴリの属性が表示される
管理画面で登録できる属性はカテゴリで異なる
これはGoogleマイビジネスのカテゴリの仕様です。
カフェとゲストハウス、つまりは飲食業と宿泊業では、Googleマイビジネスの管理画面で登録できる属性が異なります。
しかも、ここで登録した属性がナレッジパネルに反映されるので、Googleマイビジネスのカテゴリは、あなたのビジネスに最適なものを選ぶことが重要です。
では、選択するカテゴリによって登録できる属性がどのように違うのか見ていきます。
宿泊業
- 設定できる属性・・・インターネット環境、ホテルで用意できる食事、チェックインやチェックアウトの時間、お支払い方法、アクティビティ (レクリエーションやエンターテイメント)、サービス、お子様連れの対応、プールの有無、駐車場やアクセス、ウェルネス (ホテルで提供しているエステやマッサージなど)、バリアフリー情報、会議室などの情報、ペットの同伴
- 投稿機能は使えない
飲食店
- 設定できる属性・・・クレジットカードでのお支払、サービス (アルコールやグルテンフル、料理の種類、Wi-Fiの有無、車いす対応、記念、補助椅子があるか、イートイン、ケータリング可、座敷あり
- 投稿機能は使える・・・投稿機能で最新情報やクーポンを発行できます。
- 商品を追加できる・・・ナレッジパネルに画像つきで表示できます。
※他にも属性はありますが、主なものを紹介しました。
ナレッジパネルは、メインカテゴリの属性が表示される
基本的にナレッジパネルには、メインカテゴリの属性が表示されます。
サブカテゴリの業種で検索すると?
次のようにカテゴリを設定したとします。
- メインカテゴリ・・・カフェ・喫茶
- サブカテゴリ・・・ゲストハウス
立地や競合状況にもよりますが、検索結果にサブカテゴリである「ゲストハウス」が表示される可能性はあります。
ただし、Googleはメインカテゴリが「ゲストハウス」のお店を優先的に表示しますし、ゲストハウスの競合が厳しければこの限りではありません。
ここまでお伝えしたとおり、1つのビジネスに2つのカテゴリを設定することはオススメできません。
ではどうすればいいのでしょうか?
別ビジネスでの登録がオススメ
昼と夜で違う業種の場合、別ビジネスで登録することを強くオススメします。
ビジネスごとに管理画面で最適な属性を設定できますし、設定した属性をナレッジパネルに反映できます。
これにより、業種で検索したお客様に対して、それぞれ別のお店を表示できるので、お客様を迷わせません。当然、集客にも有利です。
ただし、同じ住所での登録になるので、ビジネスが別だということが客観的に分かる必要があります。
以下、別ビジネスで登録するための条件です。
- 看板が別
- 電話番号が別
- ウェブサイトのドメインが別
基本的に、これで別ビジネスで登録できるはずです。
※入り口が別だとさらに良いです。
重複した場合
同じ住所での登録になるので、ビジネスが重複することもあります。
この場合、次の手順でサポートに連絡をとってください。
- 管理画面で店舗コードを追加
- サポートに連絡
詳しい手順は以前の記事に詳しく書いたので、こちらをご覧ください。
別ビジネスでの登録が難しい場合
この場合、1つのビジネスで登録することになりますが、どちらかのビジネスに重きをおいて登録します。
- ゲストハウスで登録・・・カフェのサービスもある「ゲストハウス」
- カフェ・喫茶で登録・・・ゲストハウスのサービスもある「カフェ」
先程お伝えしたとおり、Googleマイビジネスで登録できる属性や機能は、メインカテゴリで異なりますので、その点を考慮して、どちらのビジネスに重きを置くか判断します。
さいごに
昼と夜で業種が違うお店は、どのように登録すればいいかお伝えしました。
1つのビジネスとして登録するのではなく、それぞれ別のビジネスとして登録することをオススメします。
登録方法によって集客に大きな差が出るのでご注意ください。
第2章 ビジネス登録からオーナー確認まで
- Googleマイビジネスに登録するメリット
- 【Googleマイビジネス】登録方法とオーナー確認の手順
- Googleマイビジネスで管理者を追加する方法
- Googleマイビジネスが第三者によってオーナー登録された時の対処方法
- 重複しているGoogleマイビジネスを統合する方法
- Googleマイビジネス、同じ住所に複数のビジネスを登録する方法
- 開業前にGoogleマイビジネスに登録する方法
- Googleマイビジネス、無人店舗でオーナー確認する方法
- 居抜きで開業した時のGoogleマイビジネスのベストプラクティス
- Googleマイビジネス、スプレッドシートで複数店舗を一括登録する方法
- Googleマイビジネス、店舗の業態が変わった時のベストプラクティス
- Googleマップからお店を削除できるのか?
- Googleマイビジネス、店舗を閉店した時の対処方法
- 【Googleマイビジネス】昼と夜で業種が違うお店は、どのように登録すればいいか? いまここ
- Googleマイビジネス、隠れ家なお店のベストプラクティス
- 知らないアカウントから「オーナー権限リクエスト」が届いた際の対処方法
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