ATM・コインロッカー・コインパーキングなどの無人店舗の場合、Googleマイビジネスのオーナー確認はどうすればいいのでしょうか?
この記事では、ATMなどの無人店舗でオーナー確認する方法をお伝えします。
無人店舗とは
最初に無人店舗の定義をします。
無人店舗とは、ATM・コインロッカー・コインパーキング・無人のレンタルビデオ店などのセルフサービスビジネスを指します。日本にAmazon Goはありませんが、無人のコンビニが普及したとしたら、無人店舗に含みます。
なぜ無人店舗の定義をするのかというと、Goolgeマイビジネスのヘルプコミュニティに寄せられる質問で、無人店舗と非店舗型がごっちゃになっている質問がよくありますので。
非店舗型とは、出張マッサージ店、宅配ピザなどの店舗を持たないお店を指します。無人店舗とは異なるのでご注意ください。
オーナー確認の方法は10店舗未満と10店舗以上でやり方が異なります。それぞれ見ていきます。
無人店舗が10店舗未満
まずは管理している無人店舗が10店舗未満の場合から。
10店舗未満の場合、基本的に新規で登録する場合、はがきによるオーナー確認になります。
ヘルプページには、はがき以外に、電話・メール・Search Consoleでの即時確認の記載がありますが、できないケースが大半です。はがき以外でオーナー確認できるケースは例外だと思ってください。
参考 Google でのビジネス リスティングのオーナー確認
はがきによるオーナー確認は、以下の手順で進めます。
1. ポストを設置
無人店舗の場合、大半のケースでポストがないと思います。その場合、簡易ポストで構いませんので設置します。
なぜ無人店舗なのにポストが必要なのかというと、適当な住所で無人店舗を登録できないようにするためです。オーナー確認をするにはポストを設置して、はがきを受け取る必要があります。
2. はがきのコードを入力してオーナー確認
はがきが届いたら、Googleマイビジネスの管理画面よりはがきに記載されたコードを入力すればオーナー確認は完了です。
はがきが届かない場合
14日経過してもはがきが届かない場合、Googleマイビジネスのサポートでの対応となります。管理画面よりサポートに連絡を取ってください。
その際、以下の写真が必要になります。これらの写真が必要な理由は、適当な住所で登録してくるガイドライン違反の店舗を登録できないようにする措置です。
- 店舗の写真
- 入口の写真
- 看板の写真
場合によっては、ウェブサイトに店舗情報や設置場所が記載されていないとオーナー確認できないこともあるのでご注意ください。
無人店舗が10店舗以上
10店舗以上ある場合、スプレッドシートを使って一括でビジネス登録及びオーナー確認をします。一括確認をリクエストできるので便利です。
ATMやコインロッカーの場合、数百店舗〜数千店舗のようなことになるので、1件1件ハガキを受け取るのは現実的ではありませんので。
以下手順です。
- スプレッドシートの作成
- スプレッドシートのインポート
- 一括確認をリクエスト
- 一括確認がうまく行かない場合
1. スプレッドシートの作成
スプレッドシートを作成します。
スプレッドシートの作成方法は、以下のヘルプ記事に詳しく載っています。
注意点は、ビジネス情報を入れるだけでなく、すべてのビジネス情報に店舗コードを必ず入れることです。
- ビジネス情報
- 店舗コード
2. スプレッドシートのインポート
Googleマイビジネスの管理画面から作成したスプレッドシートをインポートします。
①「ビジネス情報を追加」をクリックし、「ビジネス情報をインポート」をクリック
②「ファイルを選択」をクリックして、編集したスプレッドシートをインポート
③ビジネス情報の更新が表示されるので「適用」をクリック
3. 一括確認をリクエスト
スプレッドシートをインポートしただけで、オーナー確認はリクエストされません。
管理画面より一括管理をリクエストしてください。以下手順です。
①管理画面でビジネス情報の横の「オーナー確認を行う」をクリック
②「チェーン」をクリック
③確認フォームに情報を入力して
④リクエストフォームを送信
参考 10 件以上のビジネス情報について一括確認をリクエストする
4. 一括確認がうまく行かない場合
一括確認のリクエストフォームを送信して1週間程度でオーナー確認は完了します。が、オーナー確認が承認されない場合があります。
その場合、Googleのガイドライン違反、リクエストフォームに誤りがある、スプレッドシートに誤りがある、などの理由が考えられます。
管理画面よりサポートに連絡
このあたりを見直しても解決できないようであれば、管理画面よりサポートに連絡を取ってください。
- 管理画面のサポート→ご不明な点がある場合 → オーナー確認 → リスティングを一括確認する → メールサポート
その際、ウェブサイトにすべての店舗の店舗情報や設置場所の記載がないと、オーナー確認できませんのでご注意ください。
さいごに
ATMなど無人店舗でオーナー確認する方法をお伝えしました。
店舗数によってオーナー確認の方法は以下のようになります。
- 10店舗未満・・・1件ずつ個別にオーナー確認
- 10店舗以上・・・スプレッドシートを使って一括で行う
ぜひ参考にしていただければと思います。
第2章 ビジネス登録からオーナー確認まで
- Googleマイビジネスに登録するメリット
- 【Googleマイビジネス】登録方法とオーナー確認の手順
- Googleマイビジネスで管理者を追加する方法
- Googleマイビジネスが第三者によってオーナー登録された時の対処方法
- 重複しているGoogleマイビジネスを統合する方法
- Googleマイビジネス、同じ住所に複数のビジネスを登録する方法
- 開業前にGoogleマイビジネスに登録する方法
- Googleマイビジネス、無人店舗でオーナー確認する方法 いまここ
- 居抜きで開業した時のGoogleマイビジネスのベストプラクティス
- Googleマイビジネス、スプレッドシートで複数店舗を一括登録する方法
- Googleマイビジネス、店舗の業態が変わった時のベストプラクティス
- Googleマップからお店を削除できるのか?
- Googleマイビジネス、店舗を閉店した時の対処方法
- 【Googleマイビジネス】昼と夜で業種が違うお店は、どのように登録すればいいか?
- Googleマイビジネス、隠れ家なお店のベストプラクティス
- 知らないアカウントから「オーナー権限リクエスト」が届いた際の対処方法
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