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「macOS Sierra」はクリーンインストールすべし!

AppleMac

macOS Sierra が正式にリリースされました。

6月13日にWWDC2016の基調講演で発表されて、7月8日からmacOS Sierra のパブリックベータ版もリリースされていました。

わたくしも、サブマシンの「iMac 2009 Late(21.5inch)」に、パブリックベータ版をインストールしましたが、ベータ版ということもあって重くて使い物になりませんでした・・

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今回登場した正式版は、パブリックベータ版と比較したら、動作は快適なはず。早速インストールすることにしました。

でも、登場したばかりのOSはバグが多いため、メインマシンの「iMac 27 2013」と「MacBook Pro 2013」は、El Capitanのままで、動作検証用の「iMac 27 2011」に、正式版のmacOS Sierraをインストールすることにします。

「macOS Sierra」の対象機種

macOS Sierra
だいぶ前の機種にもインストールが可能です。

  • Late2009 以降のMacBook・iMac
  • 2010 以降のMacBook Air・MacBook Pro・Mac mini・Mac Pro

OSのシステム要件は、OSX 10.7.5 Lion以降を搭載していないと、直接アップグレードはできません。もし、Snow Leopardを使っている場合、事前にOSX 10.7 Lionへアップグレードする必要があります。

古いOSXのセキュリティ

古いOSXを使い続けるって、セキュリティ的にはNGです。2つ前のOSXでも危険なレベルなので・・
使っているアプリが動かなくなるということがない限り、最新のOSを使うことをオススメします。

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上書きインストールの動作は重い

検証機の「iMac 27 2011」は、El Capitanだったので、まずは、macOS Sierra の上書きインストールを行います。

インストール直後の第一印象は、めちゃ重かったです・・

上書きインストールは、メール設定やアプリがそのまま引き継げる点は便利なんですけどね。

上書きインストールのメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  • メール設定がそのまま引き継げる
  • アプリの再インストールも不要
  • データのバックアップも不要

デメリット

  • 動作が重い
  • プリンター等の周辺機器が対応していないと使えない

クリーンインストールとは

上書きインストールだと、OSの動作がもっさりしてしまいます。サクサク快適に動かしたい方は、クリーンインストールをしてください。

クリーンインストールとは、ハードディスクを完全に消去してから、OSを再インストールすることです。新規にインストールをすることになるので、以前の不具合の影響を受けることがありません。

クリーンインストールする際の注意点

ハードディスクを完全に消去するので、「メール設定」や「データのバックアップ」などの作業が必要です。どんな作業が必要なのか見ていきましょう。

Apple Mailの再設定

GmailやiCloudメールならば、IMAPで設定しているはずです。この場合、送受信メールのバックアップを取る必要はありません。Gmailのアカウントを設定すれば、自動でメールが復元されます。

プロバイダなどのPOPメールを使っている場合、送受信メールのバックアップが必要なのでご注意くださいね。

連絡先・カレンダー・ブックマーク

iCloudで同期するのでバックアップ不要です。

オンラインストレージ

GoogleドライブやDropboxに、書類データを保存している方は、データのバックアップはあまり神経質にならなくても大丈夫です。

クリーンインストール後に、アカウントにログインすれば、データはクラウドから降りてきます。

オンラインストレージは便利なんだけど、注意点もあります。「iTunesのデータ」と「写真ライブラリ」のファイルは置かない方がいいです。データが消えたりしますからね。

以前のエントリーを引用します。

複数のデバイスで音楽ファイルを共有したいなら、iTunes MatchやGoogle Play Musicを使ってクラウドで同期しましょう。

以前、自宅にある複数のMacでiTunesの音楽ライブラリを共有したいニーズが我が家にもあって、Time CapsuleやNASにiTunesの「Music」フォルダーを置いて、各Macから参照しておりました。でもこれ、やめたほうがいいです。ミュージックライブラリが壊れました。AppleStoreの方も同じこと言ってました・・
同じことをやりたいのなら、Mac miniでiTunes専用マシンを作るといいです。同じネットワーク内のMacのiTunesからMac miniのiTunesライブラリが参照できます。

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iTunesのデータ

必ずバックアップを取って下さい。

ファイルがある場所は、「Finder」→「ユーザ名」→「ミュージック」

写真ライブラリ

iCloudフォトライブラリで管理しているなら、バックアップは不要です。

それ以外の方は、写真ライブラリのバックアップが必要です。

「Finder」→「ユーザ名」→「ピクチャ」に写真ライブラリが置いてあるので、フォルダーごとバックアップします。

「macOS Sierra」へクリーンインストールする手順

お待たせしました。クリーンインストールの手順を紹介します。

  1. Time Machineでバックアップを取る
  2. macOS Sierra へ上書きインストール
  3. リカバリーモードで起動
  4. ハードディスクをフォーマット
  5. macOS Sierra を新規インストール

1. Time Machineでバックアップを取る

書類、写真ライブラリ、iTunesなど個別ファイルのバックアップは、すでに取っていると思います。それとは別に、Time Machineを使って必ずバックアップを取って下さい。バックアップは2重が基本ですよ。

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2. macOS Sierra へ上書きインストール

まずは、「macOS Sierra」へ上書きインストールをします。

クリーンインストールは、リカバリーモードから行うため、「macOS Sierra」がインストールされていることが条件になるのです。

3. リカバリーモードで起動

Command ⌘ + Rを押しながら電源ボタンを押して起動します。

OSXユーティリティーが起動するので、ディスクユーティリティを選択します。

ディスクユーティリティー

4. ハードディスクをフォーマット

Macintosh HDを消去します。フォーマットは「Mac OS Extenden(Journaled)」を選択。(日本語で表示された場合は、「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択します)

Macintosh HDを消去

5. macOS Sierra を新規インストール

ハードディスクをフォーマットした後、macOS Sierraをクリーンインストールします。macOSユーティリティーの「macOSを再インストール」を選択して進みます。

macOS Sierra インストール

6. インストールが完了

インストールが完了します。

macOS Sierra

まとめ

以上がmacOS Sierraのクリーンインストールの手順でした。

上書きインストールでOSの動きがカクカクしている方には、クリーンインストールはオススメです。サクサク快適に動くようになります。

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クリーンインストールを行う際は、データのバックアップをしっかり取ってから行うようにしてくださいね。

重要なデータは、オンラインストレージに預けることをオススメします。

わたくしはChromebookやAndroidもあるので、GoogleドライブとDropboxの2つのオンラインストレージを使っています。

Apple製品だけを使っている人なら、iCloud Driveで管理するのが良いでしょう。

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