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macOS Sierra のベータ版を試してみた!

Mac

秋にリリース予定の macOS Sierra のパブリックベータ版が登場したので早速インストールしてみました。

パブリックベータ版というのは、Apple IDさえ持っていれば誰でも Apple Beta Software Program へ登録することで、無料でインストールが可能です。

Apple Beta Software Program

「Apple Beta Software Program」とは

リリース前のソフトウェアを使用できるプログラムなので、不具合やエラー、バグも多いです。正しく機能しなかったりしますので、メインマシンへインストールすることはオススメしません。

Appleのサイトの説明を見てみると、

Apple Beta Software Program では、ソフトウェアの品質向上を目的として、登録者の方にプレリリース版のソフトウェアをテストしていただき、フィードバックを提供していただきます。

もし macOS Sierra を試してみるなら、メインマシンではなくサブマシンへのインストールをオススメします。

わたくしも、サブで使っているiMac 2009 Late(21.5inch)へインストールをしました。

触ってみた第一印象は、重くて使いものにならないという感じでした・・

マシンのスペック不足もあるけどね。Core 2 Duo 3.06GHz、メモリ4GBっていう前時代的なスペックなので。

macOS Sierra 10.12 Beta

不明な点があれば、以下のFAQが参考になります。

Apple Beta Software Program よくある質問

Apple Developer Programとの違いは?

開発者が年間99ドル払って加入する「Apple Developer Program」と、今回の「Apple Beta Software Program」は何が違うのでしょうか?

「Apple Developer Program」は開発者向け「Apple Beta Software Program」は一般の人向けということになります。

「Apple Developer Program」に加入しているなら、6月に行われたWWDC2016の直後から macOS Sierra のベータ版でテストが可能だったわけだからね。より早くベータ版を試すことが可能でした。

Apple Developer Program

macOS Sierra の対象機種

以下の機種でないと、macOS Sierra のインストールは出来ないのでご注意下さい。かなり昔のマシンにもインストールできるので、この辺りはAppleは良心的ですよね。

  • Late2009 以降のMacBook・iMac
  • 2010 以降のMacBook Air・MacBook Pro・Mac mini・Mac Pro

macOS Sierra をインストール

インストールの手順を見ていきましょう。

元々、サブマシンのiMac 2009 Lateには、Mac OS X El Capitan がインストールされていました。そのため、El CapitanからmacOS Sierraへの上書きアップデートということになります。クリーンインストールじゃないというのも、動作がもっさりしてる原因の一つかもしれません。

インストールの手順

  1. Apple Beta Software Program へ参加してデバイスを登録する
  2. Time Machine でバックアップ(必要なら)
  3. macOS Sierra のパブリックベータ版をインストール
  4. Mac App Storeからアップデートを入手

1. Apple Beta Software Program へ参加してデバイスを登録する

まずは、Apple Beta Software Program へアクセスします。

① Apple Beta Software Program のサイトで、登録をクリックして、利用規約に同意する

Apple Beta Software Program

②「パブリックデータ用ガイド」のページが出てくるので、画面右上の「デバイスを登録」をクリック

パブリックベータ用ガイド

③ 「デバイスを登録 パブリック・ベータ・ソフトウェアを入手する」が表示される

デバイスを登録

2. Time Machine でバックアップ(必要なら)

必要に応じて、Time Machine でバックアップします。わたくしはサブマシンのiMacへのインストールなので、バックアップは取りませんでした。

Time Machine でバックアップ

3. macOS Sierra のパブリックベータ版をインストール

① そのまま画面を下に行くと、「コードを使う」と出てくるのでクリック

コードを使う
② App Storeが立ち上がって、macOS Sierra のパブリックベータ版のダウンロードが始まる

4.86GBの容量ですが、混み合ってるので、2時間位かかりました。

macOS Sierra パブリックベータのダウンロード

③ ダウンロードが終わると、App Storeの「購入済み」に「macOS Sierra Public Beta」が出てくる

macOS Sierra Public Beta

④デスクトップのインストーラーをクリック

デスクトップに「Install macOS Sierra Public Beta」アイコンが表示されているのでクリックするとインストールが始まります。

macOS Sierra インストーラー

⑤ 最後に再起動すればインストール完了

お疲れ様でした。インストールが完了します。

4. Mac App Storeからアップデートを入手

既に2つのアップデートが出ているので、アップデートしましょう。

  • macOS Recovery HD Update
  • iTunes

macOS Sierra アップデート

macOS Sierra の新機能

WWDC2016で発表があったとおり、macOS Sierraには、いくつもの新機能があります。iCloud Drive、Apple Pay、Auto Unlock、Universal Clipboardなどがありますが、今回は Siri を試してみました。

macOSで使う Siri

「Hey Siri」で立ち上がらないんですね。これはがっかりでした。

Chromebookなら、「OK Google」でアシスタントがすぐに立ち上がるのにね。音声検索はGoogleと比べてAppleはかなり遅れています。

iOS9だって、iPhone 6sなら「Hey Siri」で立ち上がるけど、iPhone 6だと電源に繋いでないと立ち上がらないって、非常に使いにくいよね。

Android 6.0 marshmallow なら、ミドルクラスのNexus 5Xだって「OK Google」で立ち上がりますからね。

Siri の設定方法

ショートカットキーでSiriを立ち上げる

「Hey Siri」では立ち上がりませんが、ショートカットキーでSiriを立ち上げることは可能です。デフォルトでは、「Command + Space」の長押しでSiriが立ち上がります。

「Press Function Space」でもいいし、任意のキーでカスタマイズも可能です。

システム環境設定 → Siri → ショートカット

Siri ショートカットキー

  • Hold Command Space
  • Press Function Space
  • カスタマイズで任意のキーも設定可能

天気など現在地の情報をSiriに質問する

システム環境設定 → セキュリティーとプライバシー →プライバシー → 位置情報サービスを有効にする → ONにして「Siriと音声入力」にチェックを入れます

Siriと音声入力

乗換案内

乗換案内もがっかりでした。

Siriで「ここから東京まで」音声検索した際、自動車の案内しか出てきません。

Apple地図アプリ

電車の乗換案内は出てこないんですよね。まあベータ版だからね。

Apple地図アプリ

正式版では、Googleマップ並みとまではいかなくても、もう少し使い勝手を考えて欲しいですね。Appleの地図アプリでも乗換案内の検索や運賃表示ができるようになるはずなので、今後の改良が楽しみです。

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