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拝啓 Apple様!Suicaが使えて、シャッター音も鳴らないiPhone7を発売してください

AppleiPhoneアプリ

iOS10へアップデートしたら、スクリーンショットのシャッター音が大きくなったと思いませんか?

わたくしのiPhone6も、iOS10へアップデートしたところ、あまりのシャッター音のでかさに閉口しています・・
iPhone7だとステレオ音声なので、もっと大きいです・・・

iPad Airはアメリカで購入したモデルなので、iOS10へアップデートしてもシャッター音が鳴らなくて重宝しています。

日本版iPhoneのシャッター音が鳴る理由

マナーモードでもシャッター音が鳴るというのは、特に法律があるわけじゃありません。

通信事業者が自主規制でシャッター音を鳴らしており、Appleは日本の通信事業者の基準に基いて、iPhoneにシャッター音の機能を搭載しているだけなのです。別にAppleの肩を持つわけじゃないです・・

なんで通信事業者は、マナーモードでもシャッター音を鳴らす自主規制をしているのかというと、これは、盗撮防止のためです。

レストランでご飯を写す時、そしてスクリーンショットを撮る時。いちいち「カシャッ」と鳴るのは周りにも迷惑だし、恥ずかしい。iPhoneに限ったことではない。ほとんどのスマホ、ガラケーで音が鳴る。多くの国でシャッター音が消せるのに、日本ではなぜ音が鳴るのだろうか。
Apple日本法人の広報部は、「Appleはどの国でも、その地域の法や慣習を尊重している。シャッター音に関しても、日本の通信事業者の基準に従っている、という状況」とBuzzFeed Newsの取材に答えた。

この自主基準はいつ生まれたのか。話はカメラ付き携帯電話が生まれた2000年にさかのぼる。
撮った写真をすぐにメールで送る。画期的な携帯電話は、当時のJ-Phone(ソフトバンクの前身)から生まれた。
当時、J-フォンで写メールの開発に携わった高尾慶二さんは、BuzzFeed Newsの取材に書面で意外な事実を明かす。
マナーモードでもシャッター音を鳴らすのか鳴らさないのか。悩んでいた時のこと。ある事件報道が飛び込んだ。
「実名を挙げますが、タレントの田代まさし氏が東横線の駅構内にて盗撮で捕まったとの報道が10月4日になされました」
携帯電話が爆発的に普及率を伸ばしていた当時。電車内の通話や歩きながらの利用など、マナーの問題が表面化した時期だった。
「携帯電話にカメラを搭載すれば、必ず盗撮目的に使ってしまう輩が出てくるであろうと想定され、ますます悪評を重ねてしまうことになるとの危機感が高まり、即決即座にマナーモードでもシャッター音を鳴らす仕様に決定し、市場に投入した次第です」

マナーモードでもシャッター音が鳴る日本のiPhone その起源はあの芸能人

だそうです・・・つまり、盗撮防止のために、マナーモードでもシャッター音が鳴るような仕様になっているということなのです。

シャッター音の自主規制は撤廃すべき

ガラケー時代なら、無音カメラアプリとかないので、自主規制の意味があったのかもしれません。が、今の時代、iPhoneにもたくさんの無音カメラアプリが出ているので、こんな自主規制全く意味がないですよね?

シャッター音を付けても、盗撮防止にはなりませんからね。

デジカメのシャッター音は?

盗撮防止というなら、デジカメのシャッター音だって鳴らすべきです。
でも、デジカメのシャッター音は消せますよね?
もう、さっさと通信事業者は、マナーモードでシャッター音を出すという意味のないこと止めませんか?

スクリーンショットの音を出す必要はない

更に言うと、スクリーンショットに音を出す理由って何なんでしょう?まったく音を出す意味ないですから。

画面メモに便利なスクリーンショット

飛行機に搭乗する際に、メールに記載のある発券番号をスクリーンショットを取ったりという使い方って、誰にでもあると思うんですよね。

あと、友だちにiOSの設定方法を教えるときにも、スクリーンショットって重宝します。

「シャッター音」「スクリーンショット音」を鳴らさない方法

実は、iOS10にはバグがあって、AssistiveTouchを使うと、「シャッター音」と「スクリーンショット音」を鳴らさずに写真を撮ることが可能です。

バグですから、アップデートで修正される可能性は高いですけど・・・今の時点では、わたくしのiPhone6(iOS10.0.1)の環境では、シャッター音が鳴りません。次のアップデートでも鳴らないといいんですけどね。

「シャッター音」と「スクリーンショット音」を鳴らさない手順を紹介します。

1. アクセシビリティへ進む

  • 「設定」→「一般」→「アクセシビシティ」をタップ

アクセシビシティ

2. AssistiveTouch を有効にする

  • 「AssistiveTouch」→「オン」をタップ

AssistiveTouch

3. 「最上位メニューをカスタマイズ」をタップ

AssistiveTouchを有効にしたら、「最上位メニューをカスタマイズ」をタップします。

最上位メニューをカスタマイズ

4. 最上位メニューを1つに減らす

最上位メニューを開くと、デフォルトでは6つのアイコンが出ていますが、右下の「ー」ボタンをタップして、1つに減らします。

最上位メニューを1つに減らす

5 「カスタム」アイコンをタップ

「カスタム」アイコンが出てくるのでタップして、「消音」を選択します。

消音

6. 「シャッター音」と「スクリーンショット音」が消える

AssistiveTouchをタップすると、消音のオン・オフが切り替えられるようになります。

以下の画面のように、AssistiveTouchをタップして「消音」の状態にすれば、「シャッター音」と「スクリーンショット音」が消えます。

消音

7. AssistiveTouchをオフに

AssistiveTouchボタンは不要だと思いますので、表示をオフにします。表示をオフにしてもシャッター音は無音のままなのでご安心下さい。

  • 設定 → 一般 アクセシビシティ → AssistiveTouch → オフに

AssistiveTouch オフ

8. 消音がリセットされる条件

iPhone本体の音量ボタンを押すと、消音がリセットされますのでご注意ください。

再度、AssistiveTouchをタップして「消音」を選びます。

バグが解消されたら・・・

上記の無音化の方法は、iOS10.0.1のバグなので、ずっと使えるかどうかは分かりません。

iOS9でも裏技があって、ミュージックアプリを無音再生している時は、スクリーンショットが無音になるというバグがありましたが、iOS10でこのバグは修正されました。

iOS10のバグが改善されてしまった場合、「カメラの無音アプリ」や「スクリーンショットの無音アプリ」を使って音を消しましょう。

カメラの無音アプリ

iPhoneの無音アプリを使えば、カメラのシャッター音を消せます。

おすすめの無音カメラアプリを紹介します。めちゃ高性能ですよ。iPhoneと同じ解像度で撮影できるし、さらにズームで撮影しても解像度落ちないですからね。

StageCameraHD – 高画質マナー ( 無音 ) カメラ

StageCameraHD

スクリーンショットの無音アプリ

ウェブサイトのスクリーンショットを無音で撮ることができます。

画面メモSS – スクリーンショットを無音でフルサイズ保存できる無料アプリ

画面メモSS

でも、このアプリでできるのは、ウェブサイトのスクリーンショットのみで、iPhoneのホーム画面や設定画面などを撮ることはできません・・・

まとめ

iPhone6sまでは、シャッター音が嫌なら、海外のApple Storeで購入すれば、シャッター音の無いiPhoneを手に入れることができました。

ところが、iPhone7の場合、日本版iPhone7のみSuica対応となっています。Suicaを取るか、無音を取るかという選択肢に迫られます。

日本版iPhone7を購入すれば、Suicaが使えるけど、シャッター音は鳴り響きます。
海外版iPhone7を購入すると、Suicaは使えないけど、シャッター音からは開放されます。

Apple様、どうかSuicaも使えて、シャッター音も鳴らないiPhone7を発売してください。

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