2016年がスタートしました!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
正月なので、今年のガジェットの予測をしてみます。
2極化するPCデバイス
ズバリ、PCもスマホも2極化していくと予測します。
以前、ハードウェアを製造するOSメーカーはAppleだけでしたが、MicrosoftやGoogleが参入してきました。
どう考えてもOSメーカーが、自社OSに最適化したハードウェアを開発するほうが、魅力的な製品ができるはずです。
今後、この流れは加速していくはず。
Apple
昔から、PCのハードウェアとOSのソフトウェアを一体で開発してきました。
PC部門では、MacBookやiMacでMacユーザーの心はがっちり掴んでいます。
スマホ部門では、日本人のiPhoneのシェアは66.5%もあり、iPhone大国と呼ばれています。女子高生がみんなiPhone持ってるって世界的に見て異常ですから。
日本が世界一の「iPhone大国」である理由–他国と異なるモバイル事情
Appleって20年前はめっちゃ高級品だったんですけど、Intel Macに変わった2006年~2012年までは、Appleのシェア拡大の政策や、円高の影響もあってお得な金額設定だったんですよね。
でも再びApple製品は、すっかり高級品になってしまいました。
シェアを取ってから、値上げするといういつものパターンです・・・
日本市場において、iPhone6は2014年9月に発売以来、2度の値上げを行っています。しかも為替レート以上の値上げ。
MacBookも以前の円高の時のようなお得感はなくなりました。SSDやメモリをそこそこのスペックにすると、15万円超えますからね。
Microsoft
Windowsに最適化したSurfaceの売上が好調です。高級品です。
決算報告によると、タブレットPC「Surface」シリーズの売り上げが前年同期比44%アップの7億1300万ドル(約850億円)に急拡大。さらにスマートフォンLumiaシリーズも販売台数が860万台と前年同期比18%の大幅アップしたことが明らかにされました。
特にSurface3 はSIMスロットもついてるから使い勝手良いですし、Surface Pro4 も登場してバリエーションも増えてきました。いずれも高価格帯です。
Surface3でメモリをそこそこのスペックにすると10万円くらい。Surface Pro4だと15万円を超えます。
その反面、スマホを見てみると、Windows Phoneの端末「Nokia Lumia」シリーズは低価格帯のものが多いです。
Windows 10 Mobileのシェアが全くない状況なので、しばらくは低価格帯の端末を投入して、途上国で売り込むのでしょうね。
Microsoftもシェア拡大に必死です。「Universal Windows Platform(UWP)」という機能で、AndroidアプリやiOSアプリが最小限の手間で移植できるようなプラットフォームも開発していますから。
Googleだって負けてません。Androidに最適化したスマホであるNexusシリーズも以前と較べると高価になってきました。
2012年にNexus7が登場した時は16GBモデルが19800円だったのですが、最近登場したNexus6pは32GBで74,800円ですから決して安くないです。
Androidもフラッグシップモデルを目指しているので高価格帯の機種という位置づけ。
「Chromebook Pixel」というPCや「Pixel C」というタブレットもありますが、これはいまいちな気が。
VAIO
番外編。
OSはWindowsですが、魅力的なハードウェアを投入してきました。
- VAIO S11 11.6inch 124800円~
久しぶりにWindowsでいいなと思った商品。
SIMフリーのスロットがついています。USB Type-Cも搭載。
唯一残念なのは、VGA出力という点。どうしてHDMIにしなかったんだろう。
スマホのVAIO Phoneは大失敗でしたね・・・
低価格モデルのPCは?
低価格帯のPCは、LenovoやAsusなどのメーカーから登場することになります。
3万円程でエントリーモデルのPCが購入できますからね。5万円も出せばそこそこ動くPCが手に入ります。
でも、MicrosoftのようなOSメーカーが出すSurfaceとは根本的に違うんですよね。ハードウェアに最適化されているわけではないからトラブルもあったりします。
スマホなら、Freetelの「Priori3」12800円、「Miyabi」が19800円。かなり快適に動きます。SIMフリーなので海外旅行でも使えますからね。年に1~2回海外に行けば元が取れます。
でも、下取りのことを考えたら、PCだとApple製品かSurfaceが値崩れしないのでオススメ。
スマホだとiPhoneかな。Nexusシリーズは結構値崩れします。
中古市場はiPhone強し
Apple製品は中古でも値崩れしません。
MacBookやiMacもそこそこの金額で取引されてるし、タダ同然になるAndroid端末と比べて、MVNOで使えるdocomo端末のiPhoneは高値をキープしています。
ヤフオクの落札価格を見てみましょう。
- docomo iPhone6 16GBは40000円
- docomo iPhone5s 16GBは30000円
- docomo iPhone5c 16GBは20000円
iPhoneを売却するときの注意点は?
Appleのサイトに初期化の方法が書いてあります。
iPhone や iPad を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと
- まずはiPhoneのバックアップをiCloudかiTunesへ取る。
- iPhoneを初期化します。
この方法では、新しい所有者が悪意を持っていれば簡単にデータの復元ができてしまいます。実際のデータを消さずに、データへのリンクを消してるだけなので・・
完全にデータを消す方法を教えます。
- 初期化後に、Apple IDでログインしないで、新しいiPhoneとして立ち上げます(Apple IDでログインしないのがポイント)。
- 動画を容量いっぱいまで撮ります。
- 再度、初期化する。
- 再び、動画で容量を埋めつくす。
- 初期化して完了。
- PCをお持ちの方は、その後「Apple ID を管理」へログインして、デバイスを削除します。初期化してもデバイスに残っているのです。
かなり面倒くさいですが、中古市場で売るということは、どんな人の手に渡るか分かりませんので、このくらいは最低限やっておいたほうがいいです。
そんな面倒なことできないよという方は、知人などに譲るのがオススメ。
iPhoneは毎年買い換えるべし
AppleStoreでSIMフリーiPhoneを購入している方で、MVNOで使っている方は参考にしてください。キャリアに縛られている方は、次回購入時の参考にしてください 笑
SIMフリーのiPhoneは1年落ちでも、あまり値段は落ちません。
iPhone6 16GB SIMフリーの中古品は、ヤフオクで60000円程で取引されています。ヤフオクのシステム手数料が5184円だから、差し引くと54816円。
現在の価格はAppleStoreで89784円(税込)ですが、2014年の9月から2度値上げされていて、当初の価格は73224円(税込)。
この時買った人なら、1年と3ヶ月使って実質18408円(73224円ー54816円)なわけです。
綺麗に使わないと高値で売れないですけどね。
格安SIMフリースマホと較べると
格安のAndroid端末といえば12800円で購入できる「Priori3」です。
iPhone6を1年3ヶ月使っても実質18408円なので、そんなに変わらないですよね?
実は「iPhone SIMフリー + MVNO」で運用して、iPhoneを毎年買い換えるという選択肢は結構お得なのです。
機種変更しても、iCloudでバックアップから復元して、SIMカードを入れ替えるだけですぐに使えますからね。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ナレッジ