最近のMacは新品を買おうとすると高価格帯のマシンばかりですよね?
MacBookは一番安いモデルでも154,224円 (税込み) します。iPhoneにも言えることですが、Apple製品は、全体的に高価格帯へ移行しています。
ちょっと高すぎますよね?
Macの場合、中古Macも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?数年前の機種でも、最新OSの macOS Mojave の対象機種ならばセキュリティに関して不安はありません。しかもSSDを搭載し、クリーンインストールを行えば、かなり快適に動作するのです。
今日のエントリーは、macOS Mojave の対象機種で、快適に動作する中古Macの選び方を紹介します。
macOS Mojave の対象機種
macOS Mojave が動作するMacは、以下の機種となります。ついでに、1つ前のOSであるmacOS High Sierraが動作する機種と比較できるようにしました。
macOS High Sierraと比較すると、macOS Mojave をインストール出来る機種は、だいぶ切り捨てられた感がありますね。
macOS Mojave | macOS High Sierra | |
---|---|---|
MacBook | Early 2015以降 | Late 2009以降 |
MacBook Air | Mid 2012以降 | Late 2010以降 |
MacBook Pro | Mid 2012以降 | Mid 2010以降 |
Mac mini | Late 2012以降 | Mid 2010以降 |
iMac | Late 2012以降 | Late 2009以降 |
iMac Pro | 2017 | 2017 |
Mac Pro | 推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル | Mid 2010以降 |
この中から、サクサク快適に動作して、しかも、安く購入できるモデルを紹介します。
サクサク快適に動かすのに必要なスペック
macOS Mojave をサクサク快適に動かすのに必要なスペックを紹介します。
一言でサクサク快適に動かすと言っても、利用するアプリケーションによります。今回は、Safari、Chromeなどのブラウザ、メール、写真アプリなどが快適に動くという基準でお話します。
メモリ
最低4GB必要です。上記の機種は最低4GBのメモリはありますのでご安心ください。
ただし、以前のエントリーで説明しましたが、macOSは立ち上がっただけで、3GB近くメモリを消費します。メモリ4GBは最低限のスペックということは頭に入れておいてください。
以前、僕が行ったMacBook Air 2015 メモリ8GB での実験では、起動5分後のアプリを立ち上げていない状態で2.7GBのメモリを消費し、起動10分後にメール、Safari、写真アプリを立ち上げると5.2GBのメモリを消費していました。
メモリ4GBの場合、4GB以内に収まるようにメモリが配分されますので、当然Mac本体の速度は遅くなります。
オススメはメモリ8GB
インターネットとメールしかしないという方でも、快適に使い方はメモリ8GBのモデルを購入することをオススメします。特に、PhotoshopやIllustratorを使う方は、8GBは必須です。ただし、メモリ8GBの中古Macは、4GBモデルよりも2〜3万円高くなってしまうのがデメリットですね。
MacBook Pro 2012 (Unibody) 以外のラップトップは、メモリはロジックボード直付けのため増設できないことは、頭に入れておいてくださいね。
ストレージ
快適に動かすにはSSDが必須です。MacBook AirならばSSDを搭載しているので気にしなくて大丈夫です。
MacBook Proは2012年モデル (Unibody) のみハードディスクですのでご注意ください。それ以外のモデルはSSDです。
MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) は、ハードディスクをSSDに交換することが可能です。以前のエントリーに詳しく書きましたので、興味のある方は参照してください。
SSD256GBは6000円台で購入できます。
CPU
すべてのモデルでCore i5以上を搭載しているので、どれを選んでも処理速度は問題ありません。
ただし、MacBook Air2013、MacBook Pro 2013以降は、低電圧CPUを搭載しているので、以前の機種と比較してバッテリーでの使用時間が長いのが特徴です。
とにかく安くMacを購入したい方
ネットとメールしかやらない方で、とにかく安くMacを購入したい方は、次の機種がオススメです。
- MacBook Air 2012 11inch 4GB・・・中古は4万円〜
- MacBook Air 2012 13inch 4GB・・・中古は4万円〜
MacBook Air 2012 11inch と 13inch の違い
液晶サイズが違うのは言うまでもありませんが、その他の違いについて説明します。
解像度 | 重さ | SDXCカード | USB3.0 | Thunderbolt | GPU | |
---|---|---|---|---|---|---|
11inch | 1366 x 768 | 1.08kg | なし | 2ポート | 1ポート | Intel HD Graphics 4000 |
13inch | 1440 x 900 | 1.35kg | あり | 2ポート | 1ポート | Intel HD Graphics 4000 |
変わらない点
キーボードのサイズはFnキーのみ変わります。キーボードのピッチは変わりません。
メモリとストレージを自分でカスタマイズしたい方
MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) を購入してください。macOS Mojave の対象機種のMacで唯一メモリとストレージを増設できる機種です。
メモリは8GBまで増設できますし、ストレージも2.5インチのSSDを購入すれば好きな容量へ変更できます。
唯一のデメリットは、13inchで本体重量が2.06kgあるので持ち運びに不便な点です。
自宅で使うならばオススメです。
- MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) 13inch・・・中古は4万円〜
- MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) 15inch・・・中古は4.5万円〜
MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) 13inch と15inch の違い
違いをまとめました。
解像度 | 重さ | SDXCカード | USB3.0 | Thunderbolt | GPU | |
---|---|---|---|---|---|---|
13inch | 1280 x 800 | 2.06kg | あり | 2ポート | 1ポート | Intel HD Graphics 4000 |
15inch | 1440 x 900 | 2.56kg | あり | 2ポート | 1ポート | Intel HD Graphics 4000 & NVIDIA GeForce GT 650M |
2018年10月1日現在の中古Macの相場
2018年10月1日現在の中古Macの相場を紹介します。
MacBook Airでメモリ8GBは、4GBモデルよりも2〜3万円高くなります。
4万〜5万円で購入できる中古Macは?
- MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) 13inch・・・メモリとストレージのカスタマイズ可
- MacBook Pro Mid 2012 (Unibody) 15inch・・・メモリとストレージのカスタマイズ可
- MacBook Air 2012 11inch 4GB
- MacBook Air 2012 13inch 4GB
- MacBook Air 2013 11inch 4GB
5〜7万円以下で購入できる中古Macは?
- MacBook Air 2013 13inch 4GB
- MacBook Air 2014 11inch 4GB
- MacBook Air 2014 13inch 4GB
- MacBook Air 2015 11inch 4GB
- MacBook Air 2015 13inch 4GB
- MacBook Pro 2012 Retina 13inch
- MacBook Pro 2013 Retina 13inch
10万円以下で購入できる中古Macは?
- MacBook Pro 2014 Retina 13inch
- MacBook Pro 2015 Retina 13inch
- MacBook Pro 2012 Retina 15inch
- MacBook Pro 2013 Retina 15inch
10万円以上する中古Macは?
- MacBook Pro 2014 Retina 15inch
- MacBook Pro 2015 Retina 15inch
さいごに
以上、macOS Mojave の対象機種で、快適に動作する中古Macの選び方を紹介しました。
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