iOS13.2.3がリリースされました。
多くのバグ修正もありますので、すぐにでもアップデートすることをオススメします。が、iOS13にアップデートして動作が遅くなることに躊躇してる方も多いと思います。
この記事では、iOS13.2.3へアップデートして不具合が出たときの対処方法をお伝えします。
iOS13.2.3で修正された
Appleのリリースによると、次の不具合が修正されました。
- システムの検索と“メール”、“ファイル”、および“メモ”内の検索が動作しない場合がある問題を修正
- 写真、リンク、およびその他の添付ファイルが“メッセージ”の詳細表示に
- 表示されない場合がある問題に対処
Appがバックグラウンドでコンテンツをダウンロードできない場合がある問題を修正- “メール”のExchangeアカウントで、新規メッセージを取得すること、および元のメッセージの内容を引用して含めることができない場合がある問題を解消
iOS13.2.3にアップデートする前にやるべきこと
アップデートして不具合が起きたとしても元に戻すことができるので、必ずバックアップを作成してください。
バックアップは「iCloudバックアップ」と「iTunesバックアップ」と「Finderバックアップ」があります。お使いの環境にあった方法で作成してください。
iCloudバックアップ
Wi-Fi環境さえあれば、iPhone本体だけでバックアップを作成できます。
PCをお持ちでない方は、iCloudバックアップを行ってください。
- 設定→ユーザー名をタップ→iCloud→iCloudバックアップ→今すぐバックアップを作成
iCloudストレージの容量が足りない場合
iCloudバックアップを作成すると、Cloudストレージを消費します。無料で使えるiCloudストレージは5GBなので、iPhoneの容量が大きい場合、iCloudバックアップを作成することはできないことがあるので気をつけてください。
写真や動画をiCloudバックアップの対象から外せば、iCloudストレージを購入せずにバックアップを作成できます。
写真や動画をiCloudバックアップの対象から外す
- 設定→ユーザー→iCloud→ストレージを管理→バックアップバックアップを選択→バックアップするデータを選択→フォトライブラリをオフ
詳しくは、以前のエントリーをご覧ください。
iTunesバックアップ
iTunesバックアップは、保存先がPCのストレージになります。iPhoneの写真や動画の容量を気にする必要はありません。
PCをお持ちの方は、iTunesバックアップがオススメです。
Finderバックアップ
macOS Catalinaをお使いの方は、「iTunesバックアップ」ではなく「Finderバックアップ」になります。
iOS13.2.3へアップデートする手順
次のどちらかの方法でアップデートを行います。
- Wi-Fi経由でアップデート
- PCのiTunes経由でアップデート
どちらの方法でも構いませんが、僕はWi-Fi経由でアップデートしました。
- 「設定」→「一般」
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップ
- 「ダウンロードとインストール」をタップすると、iOS13.2.3のダウンロードとアップデートが始まる
iOS13.2.3へアップデートして不具合が出た際の対処方法
iPhoneの動作が遅くなったら、iOSの設定を見直しましょう。iPhoneの動作は改善します。
「視差効果を減らす」をオン
「視差効果を減らす」をオンにするだけで、遅くなったiPhoneの動作は改善します。
視差効果についてはAppleのサイトに詳しい説明があります。
デバイスはモーションエフェクト (視差効果) を利用して、ホーム画面や App 内で奥行き感を演出しています。iPhone、iPad、iPod touch のモーションエフェクトや画面の揺れが気になる方は、「視差効果を減らす」を使って、この効果を抑えることができます。
- 「設定」→「アクセシビリティー」→「動作」を開く
- 「視差効果を減らす」をオン
「クロスフェードトランジションを優先」をオン
「視差効果を減らす」をオンにすると、「クロスフェードトランジションを優先」をオンにできます。
スライドして画面に表示されるインターフェースや、画面から消えるインターフェースの動作を減らすため、iPhoneの動作は軽くなります。
- 「設定」→「アクセシビリティー」→「動作」を開く
- 「クロスフェードトランジションを優先」をオン
「メッセージエフェクト自動再生」をオフ
iMessageのエフェクトの自動再生が不要ならば、「メッセージエフェクト自動再生」をオフにします。
- 「設定」→「アクセシビリティー」→「動作」を開く
- 「メッセージエフェクト自動再生」をオフ
ビデオプレビューの自動再生
ビデオプレビューの自動再生も不要ならばオフにします。
- 「設定」→「アクセシビリティー」→「動作」を開く
- 「ビデオプレビューの自動再生」をオフ
「透明度を下げる」をオン
「透明度を下げる」をオンにすると、画面をタップした際の応答速度が早くなり、遅くなったiPhoneが快適に動作します。
- 「設定」→「アクセシビリティー」→「画面表示とテキストサイズ」を開く
- 「透明度を下げる」をオン
「Siri」をオフ
Siriを使っていない方は、オフにしてください。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「Hey Siriを聞き取る」をオフ
- 「ホームボタンを押してSiriを使用」をオフ
iPhone6をお使いの方
iPhone 6をお使いの場合、充電中以外は、iPhoneのスリープ状態から「Hey Siri」で立ち上がりません。
外出先では、ホームボタンを長押しでSiriを使っているはずなので、次のように設定するれば、Siriの使い勝手は変わらずに、iPhoneは快適に動きます。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「Hey Siriを聞き取る」をオフ
- 「ホームボタンを押してSiriを使用」をオン
「検索の候補」をオフ
ホーム画面を右にスワイプすると表示される「検索の候補」を使っていないのであればオフにします。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「検索の候補」をオフ
「”調べる”の候補」をオフ
「”調べる”の候補」を使っていない方はオフにします。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「”調べる”の候補」をオフ
「ロック画面上での提案」をオフ
ロック画面上でSiriの提案が不要であればオフにします。
- 「設定」→「Siriと検索」を開く
- 「ロック画面上での提案」をオフ
「Appのバックグラウンド更新」をオフ
バックグラウンドでの更新が不要なアプリは、個別にオフにします。
通知は来なくなるので、ご注意ください。LINEやTwitterなどのアプリはオンのまま使うことをオススメします。
- 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド」を開く
- 「Appのバックグラウンド」に表示されるアプリを個別にオフにする
iOSのクリーンインストール
iOSの設定を見直してもiPhoneの動作が改善しない場合、iOSをクリーンインストールしてください。
iPhoneを初期化するので、写真などのデータは消えますのでバックアップは必須です。
iOSのクリーンインストールの方法は、以前の記事をご覧ください。
バッテリーの減りが早くなってきた際の対処方法
バッテリーの減りが早くなってきたら、iOSの設定を見直します。
- ナイトモード・・・設定→表示画面と明るさ→ダーク
- Wi-Fiを使っていない・・・設定→Wi-Fi→オフ
- Bluetoothを使っていない・・・設定→Bluetooth→オフ
- AirDropを使用しない・・・設定→一般→AirDrop→受信しない
- バッテリーの残量が減ってきた・・・設定→バッテリー→低電力モード→オン
- Appのバックグラウンド更新・・・設定→一般→Appのバックグラウンド→すべてオフ
- 通知のプレビュー表示をオフ・・・設定→通知→プレビューを表示→しない
- Siriからの提案をオフ・・・設定→通知→Siriからの提案→すべてオフ
- 位置情報サービスをオフ・・・設定→プライバシー→位置情報サービス→オフ
iOS13のアップデート状況
Appleの公式情報ですが10月15日のデータなので、もう少しiOS13のシェアは高いと思われます。
- 過去4年間で導入されたデバイス・・・iOS13が55%、iOS12が38%、その他が7%
さいごに
以上、iOS13.2.3へアップデートして不具合が出たときの対処方法をお伝えしました。
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