書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

Googleマイビジネスに適用されるガイドライン

日本のローカルSEOガイド

Googleマイビジネスに適用されるガイドライン

Googleマイビジネスを活用して集客に繋げるのであれば、ガイドラインを理解した上で運用することが重要です。

ガイドラインは複数のページにまたがって記載されているのと、GoogleマイビジネスだけでなくGoogleマップのガイドラインも遵守しなければならないので、分かりにくいと感じている方も多いと思います。

この記事では、Googleマイビジネスに適用されるガイドラインをまとめました。

Googleマイビジネスのガイドライン

Googleマイビジネスのガイドラインから見ていきましょう。

店舗名

店舗名については、ビジネス名に地名や業種などの不要な情報を含めることはできません。
ランチ、女子会、歓送迎会などの文言もNGです。

通報されるとビジネスが取り消されることもあるのでご注意ください。

Googleマイビジネス、店舗名のガイドライン

ガイドライン違反の店舗名

店舗、ウェブサイト、事務用品などで継続的に使用し、顧客に認知されている、実際のビジネスの名称を使用します。

公式 Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン > 名前

チェーンとブランド

チェーンやブランドの名称は、基本的に店名を入れることはできません。

同一国内のビジネス拠点は、場所に関わらず同じ名称にします。たとえば「ザ・ホーム・デポ」という名称であれば、一部にこれ以外の「ホームデポ」や「ホーム・デポ新都心店」を使用することは認められません。

ただし例外もあります。以下の場合は店名を入れてもOKです。

このポリシーには次の 2 つの例外があります。

1. 複数の種類の事業(サブブランド、部門、小売と卸売などの営業形態の違い)を運営している場合は、すべてのビジネス拠点に一貫して適用される限り、それぞれ特定の名称を付けることができます。
・使用可能なパターン: 「ウォルマート スーパーセンター」と「ウォルマート エクスプレス」、「ノードストローム」と「ノードストローム ラック」、「ギャップ」と「ベビーギャップ」

2. 一部の実際の店舗、ウェブサイト、事務用品で一貫して別の名称を使用している場合は、その名称を使用できます。
・使用可能なパターン: 「Intercontinental Mark Hopkins San Francisco」と「Intercontinental New York Barclay」、「PFK」(カナダ国内のフランス語圏)と「KFC」(カナダ国内の英語圏)

公式 Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン > チェーンとブランド

投稿コンテンツのガイドライン

投稿機能を使ってコンテンツを発信する場合、投稿コンテンツのガイドラインを遵守します。

公式 投稿コンテンツに関するポリシー

投稿先のビジネスと無関係なコンテンツ、関連が明確でないコンテンツは許可されません。

以下のコンテンツも許可されておりません。このあたりは何となくイメージできると思います。

  • 誤字、人目を引くための過剰な文字の使用、意味を成さないコンテンツ、
  • 自動生成コンテンツ、閲覧の妨げとなるコンテンツ(不鮮明または低品質な画像や動画、判読不能なコンテンツなど)
  • 閲覧の妨げとなるような画像、動画、リンク
  • 不正なソフトウェア、ウィルス、その他の有害なソフトウェアへのリンク
  • ビジネスに関係のないサイトへのリンク
  • フィッシング詐欺

不適切かつ不快なコンテンツの投稿も許可されません。

  • 嫌がらせ、いじめ、差別にあたるコンテンツ。
  • 卑猥、冒涜的、または不適切な言葉やジェスチャーを含むコンテンツ。
  • 暴力を助長するコンテンツ、または身体の損傷、人や動物の虐待、暴力行為などの露骨な描写を含むコンテンツ。
  • 性的なものを暗示する、または露骨な性表現を含むコンテンツ。
  • テロ関連のコンテンツ。

写真や動画についてもガイドラインがあります。

  • 撮影禁止の場所で撮影した写真や動画は公開しないでください。他人の私有地または一般公開されていない場所の写真や動画を、その土地の所有者の同意なしに公開することは認められません。
  • ご近所との人間関係を良好に保つため、識別可能な人物が写っている写真や動画は、撮影された本人の許可がなければ投稿しないでください。プライバシーに対する意識が高く、人々が画像の公開を好まない地域では、特にこの点に留意してください。

児童の搾取についてのコンテンツもガイドライン違反となります。

  • 児童の搾取や虐待にあたるコンテンツは、アップロードしたり、共有したりしないでください。これには、児童の性的虐待のすべての画像(漫画も含む)や、児童を性的に表現したすべてのコンテンツが含まれます。
  • Google はこのようなコンテンツを削除するほか、アカウントを無効にして全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)および警察当局に報告するなどの適切な措置を講じます。

次の商品やサービスについてのコンテンツもガイドライン違反になるのでご注意ください。投稿が削除されます。

アルコール、タバコ関連商品、ギャンブル、金融サービス、医薬品、未認可のサプリメント、健康機器、医療機器といった規制対象の商品やサービスに関連するコンテンツは禁止されています。

また、破壊、損害、負傷につながるような、危険ないし違法な商品、サービス、活動の販売に関連するコンテンツは許可されません。これには、危険ドラッグ、武器や兵器、花火、爆発物の製造方法、現実的な損害につながる犯罪行為の詳しい手引きや助長などが含まれます。

Googleマップのガイドライン

Googleマップのガイドラインも、Googleマイビジネスに適用されるものがあります。

公式 各フォーマットに適用される要件

写真と動画のガイドライン

写真と動画については、Googleマップのガイドラインも遵守しなければなりません。

スクリーンショット、ストックフォト、GIF、手動で作成した画像、第三者が撮影した画像はアップロードしないでください。写真や動画は、ユーザー自身が実際の場所で撮影したものを使用してください。主たる被写体と場所の間に関連性がないコンテンツは、削除される場合があります。主たる被写体と場所の間に関連性がないコンテンツは、削除される場合があります。

フィルタについてのガイドラインもあります。

スタイルの調整(フィルタの適用など)は、枠線やテキスト、コラージュ画像などの要素を追加しない最小限の変更に限って認められます。

画像にテキストを重ねる場合のガイドラインもあります。

重ね合わせるテキストや画像(ロゴなどの宣伝目的のコンテンツを含む)は、次の要件を満たす必要があります。

  • 360° 写真の場合、重ね合わせるコンテンツは天頂か天底(正距円筒図法で生成された画像の上部または下部 25%)のいずれかに限り使用できますが、両方に表示することはできません。
  • 通常のデジタル画像や動画の場合、重ね合わせるコンテンツの面積は画像や動画の 10% を超えてはならず、1 つの端にのみ表示する必要があります。
  • 重ね合わせるテキストや画像は、もとのコンテンツに関連している必要があります。
  • 重ね合わせるテキストや画像が目障りな場合は許可されません。

口コミのガイドライン

口コミを書いてもらう対価として、お金や物品を提供するのはガイドライン違反になるのでご注意ください。

  • クチコミを宣伝目的で使用しないでください。たとえば、メールアドレス、電話番号、ソーシャル メディア リンク、他のウェブサイトへのリンクをクチコミに含めることはできません。
  • 否定的なクチコミの投稿を妨げたり、禁止したり、肯定的なクチコミを個別に顧客から募ったりしないでください。
  • プロモーションや営利目的のコンテンツは含めないでください。
  • クチコミの謝礼としてお金を渡したり、受け取ったりしないでください。
  • 顧客から大量のクチコミを募ることはしないでください。

イベントのガイドライン

  • イベントは現実世界を反映したものでなければなりません。つまり、指定された場所で、実際に、間違いなく発生するイベントでなければらないということです。
  • イベント タイトルには、プロモーションのための文言、価格に関する情報、行動を促すフレーズを含めてはいけません(例: 50% オフ、購入するにはこちらをクリック、300 円割引)。

その他のガイドライン

メッセージのガイドライン

メッセージ機能を利用すると、直接ユーザーにDMでメッセージが送れます。その際に適用されるガイドラインです。

ユーザーとのチャットにおいて、機密情報は決して提供も要求もしないでください。機密情報には以下のものが含まれますが、これらに限定されません。

  • クレジット カード番号
  • 社会保障番号やパスポート番号など、政府発行の個人識別番号
  • パスワードなどのログイン認証情報

公式 メッセージのガイドライン

Google マイビジネスのウェブサイト ポリシー

ウェブサイト機能を使う場合のガイドラインもあります。

著作権法を尊重してください。著作権で保護されたコンテンツを無断で共有したり、著作権で保護されたコンテンツを無断でダウンロードできるサイトへのリンクを提供したりしないでください。

公式 Google マイビジネスのウェブサイト ポリシー

Google My Business API ポリシー

APIを使っているディベロッパーは、Google My Business API ポリシーを遵守しなければなりません。

本ポリシーの目的は、この API が Google マイビジネスをサポートし、機能を強化する方法で使用されるようにすること、またエンド クライアント(ビジネス オーナー)に透明性が高く一貫したエクスペリエンスを提供することです。

公式 Google My Business API ポリシー

さいごに

Googleマイビジネスに適用されるガイドラインをまとめました。

重要なガイドラインを紹介しましたが、全てを紹介できたわけではありませんので、より詳細なガイドラインを知りたい方は、ヘルプページでご確認ください。

公式 すべての Google マイビジネス ポリシー

公式 禁止および制限されているコンテンツ

公式 Googleマイビジネスの追加利用規約

公式 Google 利用規約

公式 Google に掲載するローカル ビジネス情報のガイドライン