Gmailで独自ドメインのメールアドレスを設定できることを、ご存知ですか?
Gmailを使っているユーザーは多いと思いますが、通常、xxx@gmail.com というメールアドレスになります。
実は、info@example.com のような独自ドメインのメールアドレスを、Gmailに設定して使うことができます。しかも無料です。
この記事では、Gmailに独自ドメインのメールアドレスを設定する方法についてお伝えします。
Gmailで独自ドメインのメールアドレスを使うメリット
まず、Gmailで独自ドメインのメールアドレスを使うメリットを見ていきましょう。
- スマホのGmailアプリで独自ドメインのメールが送受信できる
- 強力な迷惑メールフィルターと高いセキュリティ
- メールの検索機能が優秀
- クラウドでメールを管理するので、パソコンを買い替えてもメールソフトの再設定は不要
- 会社でも自宅でも、ネットに繋がっていればメールの送受信が可能
個人的には、Gmailアプリで独自ドメインのメールが送受信できることと、強力な迷惑メールフィルターが使えるメリットが大きいと断言できます。
必要なもの
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
- Gmailのアカウント
注意点は、メールの送受信をするためのレンタルサーバーを用意する必要があるということです。
レンタルサーバーの契約がない方は、有料のG Suiteを契約することをオススメします。月額680円なので、レンタルサーバー代と変わらないですからね。
仕組み
info@xxx.com のような独自ドメインのメールアドレスを、Gmailで使う場合の仕組みについて説明します。
- 受信メール・・・info@xxx.com 宛のメールは、最初にレンタルサーバーで受信します。その後、受信したメールをGmailがPOPで受信するという仕組みです。
- 送信メール・・・info@xxx.com からの送信メールは、Gmailからレンタルサーバーを経由して、送信されることになります。
送受信にタイムラグがある
レンタルサーバーで受信したメールをGmailがPOP受信する仕組みなので、受信メールにタイムラグが出ます。メールを送信してから受信するまで、3〜5分位のタイムラグが発生します。
送信メールも、レンタルサーバーを経由するため、タイムラグが発生します。
有料のG Suiteとは違うの?
Googleでは、企業のドメインのメールアドレスが使用できる、G Suiteという有料のサービスがあります。月額680円で利用できます。昔はGoogle Appsという名称でしたが、今はG Suiteに変わっています。
↓G Suiteとの違いは以下のとおりです。
- 独自ドメインのメールアドレス(info@xxx.com)がGoogleアカウントになる
- 24時間電話サポートがある
- メールの送受信にタイムラグがない
Gmailで独自ドメインのメールアドレスを設定する方法
設定方法の手順をご紹介します。
- レンタルサーバーで独自ドメインのメールアドレスを設定する
- Gmailで設定を開く
- 「アカウントとインポート」タブより、「メールアカウントを追加する」をクリック
- 受信メールアドレスの設定
- 独自ドメインのメール設定を入力する
- メールアカウントが追加される
- 送信メールアドレスの設定
- 自分のメールアドレスを追加
- 認証コードを入力
- 送信メールの設定が完了
- 独自ドメインのメールアドレスをデフォルトにする
1. レンタルサーバーで独自ドメインのメールアドレスを設定する
レンタルサーバーで、独自ドメインのメールアドレスを設定してください。ご不明な点があれば、契約しているレンタルサーバーのサポートに確認してください。
2. Gmailで設定を開く
Gmailで設定を開きます。
3. 「アカウントとインポート」タブより、「メールアカウントを追加する」をクリック
「メールアカウントを追加する」をクリックすると、受信メールアドレスの設定に進みます。
4. 受信メールアドレスの設定
メールアドレスを入力して「次へ」をクリック
「他のアカウントからメールを読み込む(POP3)」にチェックを入れて「次へ」をクリック
5. 独自ドメインのメール設定を入力する
ユーザー名、パスワード、POPサーバーは、レンタルサーバーで確認してください。
POPサーバーのポートはレンタルサーバーによって異なりますが、メールの受信に保護された接続(SSL)を使うならば、「993」「995」で設定します。
「取得したメッセージのコピーをサーバーに残す」については、チェックを入れる・入れないのどちらかを選択します。
- チェックを入れる・・・Gmailに転送された独自ドメインのメールを削除しても、レンタルサーバー側にはメールが残ります。
- チェックを入れない・・・Gmailに転送すると、レンタルサーバー側のメールは削除されます。Gmail側だけでメールを管理するなら、チェックは入れない方が使い勝手はいいかも。
「アカウントを追加」をクリックします。
6. メールアカウントが追加される
お疲れ様でした。
ここまでで、受信メールの設定は完了です。
「次へ」をクリックして、送信メールの設定を行いましょう。
7. 送信メールアドレスの設定
「名前」を入力して、「エイリアスとして扱います。」にチェックが入っていることを確認して、「次のステップ」をクリック。
8. 自分のメールアドレスを追加
SMTPサーバー、ユーザー名、パスワードは、レンタルサーバーで確認してください。
SMTP サーバーのポートはレンタルサーバーによって異なりますが、メールの送信に保護された接続(SSL)を使うならば、「465」「587」で設定します。
「アカウントを追加」をクリック。
9. 認証コードを入力
独自ドメインのメールアドレス宛に、確認コードが書かれたメールが届きます。メールが届かない場合、「メールを再送信」をクリックします。
多くのレンタルサーバーでは、ウェブメールを提供しているので、ウェブ上でメールを確認することが可能です。ウェブメールを提供していないレンタルサーバーの場合、面倒ですが、メールアプリでメールの設定をしなければなりません。
確認コードを入力して「確認」をクリックします。
10. 送信メールの設定が完了
お疲れ様でした。送信メールの設定が完了しました。
11. 独自ドメインのメールアドレスをデフォルトにする
独自ドメインのメールアドレスをデフォルトに設定することも可能です。
独自ドメインのメールアドレスの右横にある、「デフォルトに設定」をクリックします。
まとめ
Gmailに独自ドメインのメールアドレスを設定する方法についてお伝えしました。
この設定をすれば、スマホのGmailアプリで、独自ドメインのメールが送受信することができます。
あと、Gmailは強力な迷惑メールフィルターも備えているので、迷惑メールが来なくなるというメリットもあります。
ぜひお試しください。
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