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無料のSSLサーバー証明書が使えるレンタルサーバーの一覧!

Webサイト制作セキュリティー

Googleが2015年12月に、HTTPSのサイトを優先的にインデックスすると発表して以来、HTTPS化の流れは進みました。

サイトのHTTPSへの移行を早くやらないと!
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また、2017年10月より、Chrome(バージョン62)を使っているユーザーに対して、HTTPのページに設置された問い合わせフォームに文字を入力すると「保護されていません」と警告が出るようになります。

当サイトでは、2016年4月にHTTPS化を実施しました。

ウェブサイトをhttpからhttpsに変更する手順 (SSL化)
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当時、ウェブサイトのHTTPS化を実施する場合、SSLサーバー証明書を購入する必要がありました。わたくしは、CoreSSLを購入しました。3年間で2500円だけどww

その後「Let’s Encrypt」が登場したことで、SSLサーバー証明書が無料で使えるようになったのです。

SSLサーバー証明書の種類については、過去のエントリーを参照してください。

サイトSSL化!サーバー証明書はどれがいい?
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通常の証明書とEV SSLとでは、値段に大きな開きがありますが、Googleのアルゴリズムではサーバー証明書の種類は関係ないようです。

今では、多くのレンタルサーバーにおいて、無料で「Let’s Encrypt」を導入できる環境が整っています。ウェブサイトにHTTPSを導入するのはデフォルトになりつつあるのです。

今日のエントリーでは、無料でSSLサーバー証明書が使えるレンタルサーバーを紹介します。

無料で使えるSSLサーバー証明書の種類

まずは、無料で使えるSSLサーバー証明書の種類についてです。

以下の3種類があります。ほとんどのレンタルサーバーが、Let’s Encryptを採用しています。

  • Let’s Encrypt
  • Encryption Everywhere
  • COMODO

Let’s Encrypt

Let’s Encryptは、全ウェブサイトをHTTPS化をして暗号化することを目指したプロジェクトです。

2016年4月にリリースされた直後は、どのレンタルサーバーも、自動設定に対応しておりませんでした。ユーザー側で「DNS設定」や「Certbot クライアントを使ってコマンド入力」が必要だったので、無料で使えるとはいえ、Let’s Encryptの導入は、敷居が高かったんだよね。

今はレンタルサーバー側で、設定が簡略化されているので、導入は非常に簡単になりました。

有効期間が3ヶ月間ですが、レンタルサーバー側で、自動更新してくれるので、あまり関係ないかもしれません。

Encryption Everywhere

シマンテックが発行するSSLサーバー証明書です。
有効期間が1年間です。自動更新だからあまり気にしなくていいんだけどね。

Encryption Everywhereで提供されるSSLサーバー証明書は、シマンテックからではなくホスティング事業者から提供されるため、価格についてはシマンテックで設定するわけではないが、ホスティング契約者には無料の追加サービスとして提供される見込みだ。

シマンテックが「Encryption Everywhere」、SSLサーバー証明書の無償発行環境を整備

COMODO

COMODOはSSL証明書の老舗です。

フリーSSL証明書はSSL機能をすべて90日間提供します。

フリーSSL証明書 SSL認証局からのセキュアHTTPSサーバー証明書

90日ごとに自動更新します。

無料でSSLサーバー証明書が使えるレンタルサーバー

無料でSSLサーバー証明書が使えるレンタルサーバーの一覧をまとめました。

XSERVER

個人的には、XSERVERを推奨します。

理由は、XSERVERは、レンタルサーバーとしても非常に優秀だからです。セキュリティの細かい調整も管理画面から行うことができるし、サポートもしっかりしています。

サーバーが落ちることもあまりなく、わたくしの経験では、同時接続数が300人を超えても、エラーが出ることはありませんでした。

また、プランはX10・X20・X30と3つあるのですが、ディスク容量・設置できるデータベースの数が違うだけで、基本的なサーバーのスペックは一緒です。

マルチドメインに対応しており、複数のドメインを、1つのレンタルサーバーに置くことが可能です。全てのドメインにおいて、無料でSSLサーバー証明書が使えます。

レンタルサーバーの移行!wpXクラウド から Xserver へ
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これにより、エックスサーバーで運用されているドメイン・サブドメインは
無料・無制限・簡単操作でSSL化することが可能となります。

一度設定すれば自動的に有効期限が更新されるため、導入後の負担もありません。

全サーバープランで独自SSLが無料・無制限に利用可能に!「独自SSL」機能の強化のお知らせ

xpX

XSERVERと同じ会社が運営しています。

違いは何かというと、クラウドサーバーのため、アクセス数に応じて、プランが複数選べることです。
あと、メールサーバーはないので、別途自分で用意する必要があります。メールをG Suiteで運用している方には、都合がいいかもしれません。

実は、以前わたくしも使っておりました。XSERVERと比較すると、XSERVERの方がサーバーの細かい調整ができるので、わたくしは、XSERVERをオススメします。

2016年3月の時点で、wpXは、SSLサーバー証明書の発行ができなかったので、XSERVERに移転したという経緯があります。

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wpXクラウドでは、すべてのWordPressサイトへ手軽にSSLを設定することが可能です。
証明書は即時発行され、期限前の自動更新により、証明書の期限切れを防ぎます。

独自SSL

MixHost

HTTP/2が使えることで有名なレンタルサーバーです。
使ったことはありませんが、ネット上での評判は良さそうです。

COMODOのSSLサーバー証明書は、MixHost以外では聞いたことがないです。

mixhostでは、SSL証明書世界シェアNo.1のCOMODO社を認証局に採用した、独自SSLを無料でご利用いただけます。

無料独自SSLのご利用方法

ロリポップ

ロリポップもLet’s Encryptが無料で使えます。

ロリポップ!では、これまで多くのご要望をいただいておりました無料の独自SSL「Let’s Encrypt」を全プランで設定いただけるようになりました。基本のご利用料金のみで常時SSL化が可能です。

2017/07/11 無料の独自SSLがご利用いただけるようになりました!

個人的には、ロリポップは、使いにくいので、オススメしません。メリットは安いことくらいかな。

Zenlogic

Zenlogicも無料でSSLサーバー証明書が使えます。

Let’s Encryptに加えて、シマンテックグループ発行のDV証明書も無料で使うことが可能です。

「Let’s Encrypt(レッツ・エンクリプト)」は、独自ドメイン名の所有者であれば、誰でも簡単に取得することができる、無料のドメイン認証型SSLサーバー証明書です。

SSLサーバー証明書 

スターサーバー

月額126円から使えるレンタルサーバーです。

Let’s Encryptが、全プランで無料で利用できます。

まとめ

以上が、無料でSSLサーバー証明書が使えるレンタルサーバーの一覧です。

Let’s Encryptを採用しているレンタルサーバーが多いですね。

SSLサーバー証明書の導入にコストがかからない時代になりましたので、ウェブサイトを運用されている方は、すぐにでもHTTPS化を行うことを強くオススメします。