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サイトのHTTPSへの移行を早くやらないと!

SEO

Googleより HTTPS に関するリリースがありました。

この流れの一環として、Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整していることをお知らせします。具体的には、HTTP ページに対応する HTTPS ページのクロールを開始します。これは、対応する HTTPS ページがどのページからもリンクされていない場合にも対象となります。同じドメインの 2 つの URL が同じコンテンツを掲載していると思われ、かつ、両者が異なるプロトコル スキームで配信されている場合、通常、以下の条件を満たしていれば HTTPS URL を選択してインデックスに登録します。

HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります

Googleの説明を読む限り、同じコンテンツで HTTP と HTTPS の両方がある場合、HTTPSを優先してインデックスするということになります。

条件は次のとおり。

  1. セキュアでない依存関係が含まれていない。
  2. robots.txt によってクロールがブロックされていない。
  3. セキュアでない HTTP ページに(または HTTP ページを経由して)ユーザーをリダイレクトしていない。
  4. HTTP ページへの rel=”canonical” リンクが含まれていない。
  5. noindex robots メタタグが含まれていない。
  6. 同一ホスト上の HTTP ページヘのリンクが含まれていない。
  7. サイトマップに HTTPS URL が掲載されている(または URL の HTTP バージョンが掲載されていない)。
  8. サーバーに有効な TLS 証明書がある。

これは早急に対策をとらねば・・

自社サイトだけでなく、HTTPS化に対応していないクライアントもあるので。

HTTPS とは?

SSLとは

HTTPS を導入することによって、ウェブサイトが暗号化された環境になります。

初心者の方にもわかりやすく説明すると、URLが https://〜 となっているサイトのことです。お問合わせのページだけ HTTPS になっているというのは良くありますよね。

ユーザーに安全に利用して欲しいなら、サイト全体のHTTPS化を行うべきです。

HTTPS化の目的

3つあります。

  1. ウェブサイトの運営者情報の証明
  2. 通信を暗号化して盗聴を阻止
  3. 通信の改ざんを防止

Enabling HTTPS on your servers

以前からGoogleでは、SSL化を推奨していましたが、これからは「HTTPSのサイトが、優先してインデックスされる」ということになります。

今後、Googleのインデックスにも影響があるわけなので、SEO対策としても必須の項目になりますね。

今年の4月21日より、Googleではスマホ対応していないサイトの検索順位を下げてきました。これと同じことがHTTPS化でも起こるということになります。

HTTPS へ移行するには

http:// → https:// へURLが変わるので、

新規にサイトを作るのであれば、 HTTPS で構築していけばいいので簡単です。

が、すでにあるサイトで大量のページがある場合、HTTPS への載せ替えは結構大変なのです。

やることがめちゃくちゃ多いですからね。主なものを書くと、

サーバー証明書の購入

追加費用がかかるものとして、SSLのサーバー証明書を用意しないといけない。

シマンテックとかだと年間87800円。かなりの出費になりますよね。

サーバー証明書は、レンタルサーバー側で用意しているケースと、自分で用意して持ち込むケースがあります。

カゴヤ、Xserverではレンタルサーバー側で用意があります。Xserverでは格安のサーバー証明書もあるようですが、セキュリティーはどうなんだろう?

わたくしの使っているwpXクラウドでは、レンタルサーバー側で用意も無ければ外部持ち込みにも対応していない。wpXクラウドのサイトはHTTPS化されてるのに・・

サーバー移転も含め、今年中にどうするか決めようと思っています。

HTTPSへのリダイレクト

これをやらないとバックリンクを失います。

SNSの引き継ぎ

URLが変わるので、SNSのカウントは0から出直しとなります。

Facebookのいいね、はてブへのエントリーした記事などが0になるので、対処法をどうするか考えないと。

画像URLの変更

相対リンクにすれば解決します。

記事内URLの変更

WordPressなら、プラグインでできる。

Google Search Console の登録

URLが変わるので、HTTPSに移行したサイトは別サイトの扱いになります。

サイトマップの更新

HTTPSのサイトマップを送信します。

2016年4月5日 追記
↓当サイトも、HTTPS化を行いました。

ウェブサイトをhttpからhttpsに変更する手順 (SSL化)
この記事では、ウェブサイトをhttpからhttpsに変更する手順 (SSL化) について詳しくお伝えします。 サイトをHTTPS化すると次のようなメリットがあります。 盗聴・なりすましといった通信の改ざんを防止できるので、サイトのセキュリテ...