今年の6月より、日本のAmazonが「BLU」を発売しておりますが、絶対に購入しないことをオススメします。
なぜかというと、Shanghai ADUPS Technologyが開発したファームウェアを採用している「BLU」には、バックドアが仕組まれているからです。バックドアとか、マジで勘弁して欲しいよね。
この問題は日本でもSIMフリースマホとして最近発売されたBLU Productsの「BLU R1 HD」にスパイウェアが混入されており、原因となったShanghai Adups Technologyが開発したファームウェアについては該当機能を削除し、ソフトウェア更新を行うことで問題は解決していると案内していました。
しかしながら、Kryptowireが検証を続けた結果、日本で発売された「BLU GRAND M」を含めたBLU Productsの他の製品にも同様のスパイウェアが混入されており、現在も個人情報を勝手に中国へ送信しているということです。なお、日本向けに販売されている製品にも混入しているかどうかは販売元に確認中です。
日本でも販売されている格安スマホ「BLU GRAND M」にもスパイウェアが混入!使用者の個人情報が中国へ送信されているとBlack HatでKryptowireが明らかに
ユーザーが知らないうちにスマホの中の情報が中国に送信されるって怖いですね。
日本のAmazonで発売されている「BLU」は、低スペックすぎるので、販促ツールにならない模様
日本のAmazonで発売されている「BLU」は、GRAND MとGRAND X LTEの2機種です。
しかも、安かろう悪かろうで、価格は安いけど低スペック過ぎて使い物になりません。
- GRAND M メモリ512MB 5100円
- GRAND X LTE メモリ1GB 12800円
Androidの場合、最低でもメモリ2GBないと使いものにならないので、GRAND MもGRAND X LTEも全然売れてないはず。
こんな低スペックのスマホで、しかもバックドアが仕組まれている可能性の高いスマホを、なんで日本のAmazonは発売しているのかな?
プライム会員の獲得のための販促ツールにもなりませんよね?Fire HD タブレットのように、サクサク快適に使える端末でないと、プライム会員を獲得できませんって。
米Amazonでは、プライム会員獲得の販促ツールになっている「BLU」
でもね、米Amazonでは、沢山の種類の「BLU」が販売されています。
その中でもお得感満載のBLU R1 HDというモデルは、2種類展開されています。しかも、Amazonプライム会員には50ドルの値引きがあるのです。値引きされた金額は以下のように激安です。
- BLU R1 HD メモリ1GB 49.99ドル
- BLU R1 HD メモリ2GB 59.99ドル
このくらいのスペックなら、十分にプライム会員獲得のための販促ツールになりますよね?特に、BLU R1 HD メモリ2GBは、59.99ドルと激安だもん。
BLU R1 HDもバックドア問題がある
とはいえ、BLU R1 HDも、バックドアの問題が以前から、ささやかれています。
BLU R1 HDのバックドア問題
BLU R1 HDは、Shanghai ADUPS Technologyが開発したファームウェアを採用していますが、昨年、バックドアが仕組まれていたことが判明しました。
すでに対策を打っているおり、現在はバックドアは削除されています。ADUPS製のファームウェアは、HuaweiやZTEのAndroidスマホにも提供されているようで、同様の被害はあった模様。
Shanghai Adups Technology製のファームウェアを持つAndroid、世界で7億台が中国にSMS、連絡帳、通話記録、端末固有番号のIMSIとIMSEを送信していた。完全な監視下状態だ。 RE https://t.co/RpbzANr9Mh
— 高梨陣平 (@jingbay) 2016年11月16日
Adupsは問題のファームウェアが使用されている端末のリストを公開していないがHuawei とZTEで利用されていることは広く知られている。Googleは同社に対しPlay StoreをインストールしているAndroid全てから削除するよう命令したらしい。
— 高梨陣平 (@jingbay) 2016年11月16日
激安の中華製スマホは危険
日本の格安スマホのメーカーであるFREETELの端末でも、バックドア問題は発生しています。
FREETELの場合、スマホの製造を中国メーカーに委託しているので、このようなバックドア問題が発生するのです。
この度、SAMURAI 雅をご利用のごく一部のお客様におかれましてお客様の意図しない広告が配信される事象が発生しております。
これは、雅にプリインストールされた「Beauty Makeup」というアプリの広告配信機能が動作したことが原因であると判明致しました。「Beauty Makeup」は、雅のカメラに美顔効果を出すためのアプリであり、
雅に保存された情報の抜き取りが行われるようなものではございませんので、ご安心ください。雅をご使用のお客様を混乱させてしまったことを、お詫び申し上げます。
なお、11月14日配信のオンラインアップデートでは「BeautyMakeup」アプリを削除することでお客様の意図しない広告が配信される事象についても対応しております。
Amazonは、Fire HDタブレットのようにサクサク動くスマホを開発すべし
わたくしは、Fire HD タブレットを使っていますが、マジで快適に使えます。
1世代前のFireタブレットも持ってたんだけど、サクサク動かなくなってきたので、メルカリで売却してしまいました。
Fire HD タブレットは、Android OSをカスタムした、Fire OSが搭載されているんだけど、サクサク動くようにチューニングされています。
驚きなのは、Nexus 5Xよりも、Fire HD タブレットの方が、サクサク動きますからwww
Amazonが凄いのは、Fire HD タブレットをプライム会員向けに7980円で発売しているところです。定価は11980円なんだけど、プライム会員は4000円の割引があるからね。
ということで、Amazonには、Fire HD タブレットのようなサクサク動くスマホを開発して欲しいよね。
少なくとも、「BLU」なんてバックドアの問題を抱えているんだから、さっさと発売するのを中止した方が、Amazonブランドに傷がつかないと思うんだけどな。
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