新型MacBook Proの登場によって、MacBook Air 11inchの販売が終了しました。
今までのMacBookシリーズは、プロ仕様のMacBook Pro(13inch、15inch)、エントリーモデルのMacBook Air(11inch、13inch)、持ち運びに便利なMacBook(12inch)の3シリーズがありました。
4サイズ・5種類のモデルがあったので、イマイチ差別化ができてなかったんですよね。
今回の「新型MacBook Pro」のリリースによって、MacBookシリーズは、以下の3つのサイズに収まりました。
- 12インチ型 「MacBook」
- 13インチ型 「MacBook Air」「MacBook Pro」
- 15インチ型 「MacBook Pro」
この3つのサイズから、どのMacBookを選択するのかは、利用目的とコスト次第ということになります。どれもお高くなってしまってるからね・・・
12インチ型「MacBook」
持ち運びに最適なスペックですが、いかんせんスペックが低いのに価格が高いというアレな奴です・・・
ストレージが256GBモデルが、税込み139,104円です。
ストレージが512GBモデルが、税込み171,504円です。
920gという重量なので、持ち運びしやすいです。
CPUのスペックは低い「Core M」シリーズなので軽い作業向き。
- ディスプレイ:12インチ(Retinaディスプレイ)
- 解像度:2,304 x 1,440ピクセル
- CPU:1.1GHz デュアルコア Intel Core m3 プロセッサ(Turbo Boost使用時最大
- 2.2GHz)
- メモリ:8GB 1,866MHz
- サイズ:幅28.05 cm × 奥行き19.65 cm × 高さ0.35〜1.31 cm
- 重量:0.92kg
メインマシンには不向き
12インチのMacBookは、あくまで外出用になります。
それも、ネット、メール、文章を書くといった用途以外ではあまり使い物にならないですね。
自宅にiMacやMacBook Pro 15インチといった母艦となるメインマシンがある人向けです。拡張性は全くダメで、USB-Cポートが1つしかないからね。
13インチ型「MacBook Air」
ストレージが128GBモデルが、税込み106,704円です。
Macのエントリーモデルになります。
このモデルのみ、非Retinaディスプレイです。
- ディスプレイ:13.3インチ(非Retinaディスプレイ)
- 解像度:1,440 × 900ピクセル
- CPU:1.6GHz デュアルコア Intel Core i5(Turbo Boost使用時最大2.7GHz)
- メモリ:8GB 1,600MHz
- サイズ:幅32.5 cm × 奥行き22.7 cm × 高さ0.3~1.7 cm
- 重量:1.35kg
コスパが高いモデル
MacBookシリーズの中では、一番コスパが高いマシンです。
メモリ8GB、Intel Core i5を搭載しているので、そこそこ快適に使えますからね。
利用目的によっては、十分使えるモデルです。例えば、プログラミング、文章を書くといった用途に最適。画像処理したり、動画の処理には、あまり適していません。
13インチ型「MacBook Pro」
非搭載Touch Barモデルが、ストレージ256GBで、税込み160,704円です。
Touch Barモデルだと、ストレージ256GBで、税込み193,104円です。
前モデルよりサイズも重さも軽くなったので、外出先でバリバリ仕事をするには最適です。が、メモリ8GBだとちょっと厳しいので16GBにアップグレードすると、追加で21600円かかります。
CPUがデュアルコアというのがイマイチです。この金額だったらCore i7 クワッドは欲しいよね。外出用としてはちょっとお高い感じです・・
Retinaディスプレイを搭載しています。
- ディスプレイ:13.3インチ
- 解像度:2,560 x 1,600ピクセル
- CPU:2.0GHz デュアルコア Intel Core i5(非搭載Touch Barモデル)、2.9GHz デュアルコア Intel Core i5(Touch Barモデル)
- メモリ:8GB
- サイズ:幅30.41 cm × 奥行き21.24 cm × 高さ1.49 cm
- 重量:1.37kg
前モデルから進化した点
- 67%明るいディスプレイ
- 重量が210g軽くなった
- Intelの第6世代「Core i5 / i7」チップを搭載
- メモリの動作クロックは、Touch Bar搭載モデルが2,133MHzとめちゃ早い、Touch Bar
- 非搭載モデルだと1,866MHz
- トラックパッドが大きくなった
- USB-Cポートは、全てThunderbolt 3規格
- USB-Cポートの数は、Touch Bar搭載モデルが4つ、Touch Bar非搭載モデルが2つ
外出用でもきちんと仕事したい人向け
オプションで16GBモデルにしておけば、外出先でもきちんと仕事がこなせるスペックになっています。
大型モニターが自宅にあるのなら、これ1台でいけるかも。でも、メモリを16GBに追加しないと母艦としての役割は果たせません。Touch Barモデルに16GBメモリのオプションを付けると、214,704円とかなり高め・・
本当は自宅には母艦となるマシンがあるのが理想的です。
この金額を出すなら、わたくしなら2台持ちをオススメします。母艦用にiMac21.5の一番安いモデルにメモリ16GB追加して139,104円、MacBook Air 13inch 106,704円の2台購入しても245,808円なので。
15インチ型「MacBook Pro」
自宅でも外出先でもフルスペックなマシンとして使えます。
メモリ32GBモデルがあれば理想的なのですが、今回も見送られたようです。
ストレージ256GBモデルが、税込み257,904円です。
ストレージ512GBモデルが、税込み301,104円です。
- ディスプレイ:15.4インチ
- 解像度:2,880 x 1,800ピクセル
- CPU:2.6GHz クアッドコア Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.5GHz)
- メモリ:16GB
- サイズ:幅34.93 cm × 奥行き24.07 cm × 高さ1.55 cm
- 重量:1.83kg
前モデルから進化した点
- 67%明るいディスプレイ
- 重量が210g軽くなった
- Intelの第6世代「Core i5 / i7」チップを搭載
- メモリの動作クロックは、全モデル2,133MHz
- GPUは「Radeon Pro」を搭載
- トラックパッドが大きくなった
- USB-Cポートは、全てThunderbolt 3規格
- USB-Cポートの数は4つ
母艦としても使える15インチ型「MacBook Pro」
このスペックならば母艦としても十分使えます。母艦を外に持ち運ぶ必要のある人向けかな?
値段が高いのが玉にキズ。
コスト重視なら「旧型MacBook Pro」
Touch Barは不要という方なら、整備済製品を購入すれば、だいぶ安くなりますよ。
整備済製品とは、
店頭商品、返品商品、初期不良品などを修理調整し、新品水準並みの品質を確認したアップル認定製品(カスタマイズ製品を含む)です。
13インチ型 MacBook Pro 2015
128GBが税込み117,710円
256GBが税込み127,440円
15インチ型 MacBook Pro 2015
CPUは、第4世代Haswellになりますが、内部ストレージに「PCIeベースフラッシュストレージ」を使っているので、快適に使えます。
税込み182,520円
なぜMacBookシリーズにはSIMスロットがないのか?
外出先でMacBook Proを使うという方も多いですよね。SurfaceのようにSIMスロットがあってもいいと思いませんか?
Surfaceのメリットは、SIMカードを入れておけば、テザリング不要で、外出先でサクッとネットに繋がることです。
でもね、iPhoneとMacBookシリーズを使っているなら、Instant Hotspotという機能を使えば、設定不要でサクッとネットに繋がります。この機能が採用されたので、MacBookシリーズにSIMスロットがつくことはないと思います。
Instant Hotspotとは
Instant Hotspotの機能を使うことで、iPhoneはカバンの中に入れたままでも、外出先でMacBookをネットに繋ぐことが可能です。ネットに繋ぐ際にも、Wi-Fiのパスワードを入力する必要もないのでめちゃ便利です。
テザリングするなら、Instant Hotspotがオススメです。
Instant Hotspotの対応機種については、以前のエントリーに詳しく書いたので参照します。
Instant Hotspotの対応機種
Instant Hotspotを利用するなら、テザリングに「繋ぐ側」と「繋がれる側」の両方のデバイスが、対応機種に該当していないと使えません。
iOS
- iPhone 5 以降
- iPad(第4世代以降)
- iPad Air
- iPad mini
- iPad mini Retina ディスプレイモデル
- iPod touch(第5世代以降)
※デバイスのスペックは、iPhoneのiOSは8.0以上が要求されます。
OSX
- MacBook Pro (Mid 2012)以降
- MacBook Air (Mid 2012)以降
- iMac (Late 2012)以降
- Mac Pro (Late 2013)以降
- Mac mini (Mid 2012)以降
※デバイスのスペックは、OSXのOSXはYosemite以上が要求されます。
両方のデバイスに共通する設定
- 両方共に、Bluetoothをオンにする
- 両方共に、Wi-Fiをオンにする
- 両方共に、同じApple IDでサインインする
まとめ
以上が、利用目的によって異なる「MacBookシリーズの選び方」になります。
2005年に初代MacBook Proが登場した際は、コスパの高い価格設定でしたが、今となってはかなり高価なコンピュータになりました。
最新モデルが不要という方は、整備済製品で旧モデルを購入すると、かなりお得な金額になりますよ。
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