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iOS9の動作を軽くする!

AppleiPhone

本日iOS9.0.1のマイナーアップデートがリリースされました。

いくつかのバグが解消されたようなので、iOS9へアップデートした方はインストールをおすすめします。セキュリティーの点を考えるとアップデートを適用したほうがいいのですが、残念なことに、iOSの動作が軽くなるようなことはありませんでした・・・

iOSは一度アップデートしてしまうと基本的に元のOSに戻すことはできません。とはいえ、新OSリリース直後ならば、戻すことができます。

カクカクしたiOS9からiOS8へ戻す!
iOS9のアップデートが50%を超えたそうです。AndroidのLolipopが12%の適用率までに5ヶ月かかったことと比べると、めちゃくちゃ早いですよね。iOS 9、リリース後1週間で適用率は50%超(および好調が予想されるiPhone ...

わたしの周りを見てみると、iPhone6なのにめちゃくちゃ重くなった方、iPhone5cだけど意外と軽く使えている方、いろんなケースがあります。iOSの動作は、使っている期間や空き容量などの使い方よって左右されるようです。

iOS9の動作を早くする

さて本題です。iOS9にして動きが遅くなった方も多いと思いますので、iOSの動作を軽くする方法をご紹介します。

全部やらなくてもかなりキビキビ動くようになります。

わたしのiPhone6では「Siriの検索候補」をオフに。視覚効果1つ「コントラストを上げる」をオンに。この2つの設定を行い、動作がかなり機敏になりました。

「Siriの検索候補」をオフで高速化

iOS9の新機能ですが、今のところそこまで賢くないので、思い切ってオフにしても良さそうです。かなりキビキビ動くようになりますよ。一番効果があります。

  1. 「設定」→「一般」→「Spotlight検索」を開きます。
  2. 「Siriの検索候補」をオフに。

Spotlight検索

視覚効果2つをオフで高速化

1年前、iOS8にアップデートがでた際にも、古い端末で有効でした。

「透明度を下げる」をオンにすると、ホーム画面に見た目が少し変わってしまうので、「視差効果を減らす」をオンだけでもいいかもしれません。

機敏な動作を追求するなら、迷わず2つともオンです。

  1. 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開きます。
  2. 「視差効果を減らす」をオンに。
  3. 「コントラストを上げる」をタップして「透明度を下げる」をオンに。

視差効果を減らす
透明度を下げる

Appのバックグラウンド更新をオフで高速化

これは賛否両論あるのですが、高速化に貢献することは間違いないです。

バックグラウンドで更新が必要なアプリがある方は、使わないアプリを個別にオフにするのがいいです。

  1. 「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド」を開きます。
  2. 「Appのバックグラウンド」をオフに。

Appのバックグラウンド

iOS9の既存機能の強化

  • 省エネモードの搭載

iOS8と比べるとバッテリーの持続時間は長いです。

  • Spotlight検索とSiriの統合

ローカルデータとネットを同時に検索できます。Siriとも一部統合されています。写真の検索は、Googleフォトに近づいた感じですね。

iOS9で良かった点

バッテリー持続時間

iOS9にアップデート後、だいぶ伸びました。

メモ(Notes)アプリ

メモ(Notes)アプリが良くなりました。チェックリストも追加され、手書きもできるし、アプリ内で写真も撮れます。すごく良くなりました。Evernoteの出番が減りそうです。

マルチタスキング機能

マルチタスキング機能の主役は「iPad Pro」「iPad Air2」「iPad mini4」です。2つのアプリを横に並べりことができる機能「Split View」が提供されます。動画視聴や「FaceTime」でも遅延やパフォーマンスが低下することなく利用可能です。

上記以外の機種「iPad Air」などでは、「Split View」より限定的な「Slide Over」のみの提供となります。

わたしの「iPad Air」では「Slide Over」の機能しか使えないので、試してみましたが、使い勝手はいまいちでした。

AndroidからiPhoneへの公式移行アプリ

iPhoneへの乗り換え促進が進みます。Androidでも同じアプリ出してきそうですけどね。

iOS9でダメな点

iOS8に比べると重いです。クリーンインストールをすれば良くなると思いますが、「OS X El Capitan」まで待ちます。早くリリースして欲しいです。

今後、iOSはマイナーアップデートを繰り返すことになり、端末に最適化されて動きは軽くなります。

広告ブロック機能

アプリでは広告はブロックされず、Safariのみです。広告ブロッカーをダウンロードして設定するというのは面倒。

News

アメリカでは、ニュース閲覧アプリ「News」がインストールされますが、日本はまだのようです。

Smart Newsやグノシーがあるからいいんですけど、Appleが作ったアプリがどんなものか見てみたいです。ちなみにiOS8にあったNewsstandはなくなりました。

マップアプリと乗換案内

乗換案内は、日本ではまだ使えません。乗換案内は別アプリへ飛びますので、Googleマップの足元にも及びません。

マップに関してはGoogleにだいぶ遅れを取ってますね。

「Hey Siri」

電源に接続されてなくても「Hey Siri」と呼んでSiriを起動できるのは「iPhone 6s」と「iPhone 6s Plus」のみ・・・

iPhone6だと電源につながってないとSiriは起動しません。これ意味無いですよね。Googleの場合、Chromebookでも「OK Google」と呼べば音声検索できますからね。ソフトウェアアップデートで改善して欲しいです。

iCloud Drive

無料で使える容量が5GBしかないので、使っておりません。

iCloudのバックアップもここに保存されるので、せめて15GBくらいは無料で使えるようにして欲しいですよね。

アプリスイッチャー

iOS9ではホームボタンを2回押して起動できるアプリスイッチャーのデザインが変わりました。スリムになってかっこいいのですが、操作性が今ひとつです。

iOS9のアップデートに期待

iOS9へアップデートして動きが鈍くなってしまったので、改善を望みます。

アップデートのバージョンが上がれば、機種に最適化していくはずなので、動作は快適になっていきますからね。