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iCloudのシステムが、勝手に容量を確保した際の対処方法

Appleテクノロジー

無料で使えるiCloudの容量は5GBです。

iOSのバックアップも含んだ数字なので、すぐに一杯になってしまい、iOSのバックアップに失敗した経験をお持ちの方も多いはずです。

iCloud容量は、システムにより勝手に容量を確保されてしまうケースがあることをご存知ですか?使えるはずの容量が、実質使えなくなることが良くあるのです。

今日のエントリーは、iCloudのシステムが、勝手に容量を確保した際の対処方法についてです。

iCloudでiOSのバックアップを取ると、どのくらいの容量を使うのか?

iCloud容量を、システムが勝手に容量を確保した際の対処方法
僕のiPhone 7 Plus 128GBのバックアップ容量は、約840MBです。iPad のバックアップ容量が約109MB。合計で約910MBです。

iOSのバックアップの容量

フォトストリームの機能を有効活用すれば、iOSのバックアップの容量は減らせる

128GBや256GBのiPhoneを使っていると、本体にたくさんの写真やビデオを保存しているはずです。その場合、iCloudのバックアップの容量が5GBを超えてしまいます。

iPhoneのバックアップ容量が小さいのかというと、iPhone本体の写真とビデオをバックアップに含めていないからです。

iOSとMacのフォトストリームの機能を有効活用しているので、iOSで撮影した写真を自動でMacの写真ライブラリに転送する設定をしています。iCloudは無料で使える5GBの契約で、iCloudバックアップの容量は必要最小限にしておき、iCloudをそれ以外のデータを置くためのクラウドストレージとして利用しているのです。

Macをお使いのユーザーならば、iPhoneのiCloudでのバックアップに、写真や動画を含める必要はありません。

iCloudの容量が5GBを超えてしまい、iCloudのバックアップが上手く取れない場合、以下のエントリーが参考になります。

バックアップするデータは自分で選択することが可能です。

以下のデータをバックアップ項目から外すことをオススメします。

  • フォトライブラリ
  • クラウド系のアプリ
  • サーバーにデータが残っているSNS
  • 使わないアプリ

iCloudバックアップに失敗した時の対処方法!

iCloud容量を、システムが勝手に確保してる

僕のiCloudでは、システムが勝手に2.6GB近くも確保していました。

2.6GBの領域には、何のデータもないのにですよ・・

以下の画像をご覧ください。緑色の「書類」の容量に注目です。

システムが勝手にiCloud容量を確保

iCloud容量5GBの内訳は、バックアップが1.2GB、書類が2.8GB、その他100MB、空き容量は879MBとなっています。

書類に2.8GBも確保されていましたが、書類のプロパティを見ると251.5MBしか使っておりません。

確保されたiCloud容量は、全然使われていない

Appleサポートに電話したところ、驚くべき事実を発見しました。

iCloudではシステムが勝手に容量を確保するのだそうです・・・

なぜ、iCloud容量を、システムが勝手に確保するのか?

Appleに確認したところ、iCloud容量を、システムが勝手に確保するのは、iCloudの仕様とのこと。

特に、iCloudメールや書類については、ある程度の容量を確保しておかないと、オンラインストレージとして使えないという話でした。iCloudのシステムが、ユーザーが使うであろうiCloudメールや書類の容量を予測して、iCloudの容量を確保してしまうそうです。

iCloud容量を、システムが勝手に容量を確保した際の対処方法

ということで、システムが勝手に容量を確保した際の対処方法をお話します。

結論から先にいうと、ユーザーでは、何も出来ません。

以下の手順で、iCloud容量を回復します。

  1. Appleサポートに電話して、スペシャリストに繋いでもらう
  2. 用件を聞かれたら、「iCloudストレージの件」と伝える
  3. 本人確認すれば、iCloud容量を回復してもらえる

1. Appleサポートに電話して、スペシャリストに繋いでもらう

スペシャリストの権限がないと、iCloud容量を回復できませんので、すぐに電話を繋いでもらいます。
電話に繋いでもらわずに、グダグダしていると、同じ話を2度することになるのでご注意ください。

Appleサポート 電話 : 0120-27753-5

2. 用件を聞かれたら、「iCloudストレージの件」と伝える

Appleサポートの担当者がすぐにスペシャリストに繋いでくれない場合、「iCloudストレージの件」「スペシャリスト権限がないとダメなようです」と伝えることで、すぐに代わってもらえるはず。

3. 本人確認すれば、iCloud容量を回復してもらえる

スペシャリストが、本人確認すれば、iCloud容量を回復してもらえます。

書類に2.8GB確保されており空き容量は879MBしかありませんでしたが、iCloud容量を回復してもらったので3.57GBの空き容量ができました。

iCloud容量を回復

さいごに

オンラインストレージは、Dropbox・Googleドライブ・iCloud・Amazon Cloud Drive・One Driveなどいくつもあります。僕は、Dropbox・Googleドライブ・iCloudを使っています。

システムが勝手に容量を確保するというのは、iCloudが初めてです。
使ってない容量を確保するシステムってのは、しょぼい感じしますね。

iCloudの容量不足で、iCloudのバックアップが取れない場合、iCloudのシステムが勝手に容量を確保していないか確認することをオススメします。

万が一、容量が確保されていた場合、Appleサポートに電話して、iCloudの容量を回復してもらいましょう。

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