日本では公開されていない「ポケモンGO」ですが、アメリカのApp Storeからダウンロードしてみました。
日本でのリリースは今週中とも言われていますが、早く試してみたいという方は、アメリカのApp Storeからインストールすれば、すぐに試すことができますよ。
既にアメリカでは、Android端末の5%にインストールされているようです。
日本やイギリスなどのサービスインされていない国からも、ダウンロードが殺到しています。だってダウンロードにめちゃ時間かかりますからね。
DAU(デイリーアクセスユーザー)は上昇を辿っており、既にTwitterに迫っているようです。
「ポケモンGO」の人気は、任天堂の株価にも現れており、この1週間で任天堂の時価総額は1兆円積み増しの3兆円に。時価総額が1週間で59%の上昇ってやばいよね。
「ポケモンGO」ってどんなゲームなの?
ご存じない方もいると思うので、かんたんに説明します。
「ポケモンGO」は、任天堂・ナイアンティック・(株)ポケモンの3社によるプロジェクトで、スマホのGPSを使うことで、現実世界をゲームの舞台として、ポケモンを捕まえたり、バトルするゲームです。目指すはポケモン図鑑の完成です。
普通のゲームは家の中でモニターとにらめっこしながらということになりますが、「ポケモンGO」では、実際に家の外に出て自分の足で歩くので、他のプレイヤーと出会ってコミュニケーションを行いながらゲームを進めていくことができるのです。
AR(拡張現実)のゲームです。
つまり、リアルな世界とバーチャルな世界が混在している世界なのです。
でもこの話ってどこかで聞いたことありませんか?そうです、Ingressです。
Ingress を制作したナイアンティックが開発
Ingressというゲームは、地球上を舞台にして、青組と緑組とに分かれて陣地を奪い合うゲームです。グーグルマップと連携しているので、リアルな世界の建物やお寺などがポイントになっています。それを地球全体で歩いて奪い合うというゲームです。
ジョン・ハンケ氏
このゲームを開発しているのが、ナイアンティックという会社です。創業者兼CEOのジョン・ハンケ氏は、元々Googleの副社長でGoogleマップやGoogle Earthの統括責任者でした。
Googleに入社する前は、「Keyhole」というスタートアップの創業者で、衛星写真を使った地球儀をコンピュータの上で動かすという、Google Earthの前身のようなアプリケーションを制作していました。これが2004年にGoogleによって買収されて、Googleが「Keyhole」をベースにGoogle Earthとして新たに展開したんですよね。ジョン・ハンケ氏はそのままGoogleでGoogleマップ全般を見るということでGoogleの副社長まで上り詰めます。
Ingressのアプリは既に1400万ダウンロードを超えているほどの人気ゲームです。
「ポケモンGO」も、アプリの運用はIngressのナイアンテイックが行いますので、ものすごく期待できるわけです。
アメリカのApp Storeから「ポケモンGO」をインストール
日本のApp Storeに「ポケモンGO」はないので、アメリカのApp Storeからインストールします。
インストールにあたっては、アメリカのApple IDを作成すればOK。アカウント作成する際、日本のApple IDと別のメールアドレスが必要になるので用意してくださいね。
iPhoneでのやり方を説明します。
- 日本のApp Storeからサインアウト
- アメリカのApple IDでサインイン
- 「ポケモンGO」をインストール
- 注意点
1. 日本のApp Storeからサインアウト
iOSのApp Storeを開いて、一番下までスクロールするとApple IDが出てくるので、タップしてサインアウトします。
2. アメリカのApple IDでサインイン
アメリカのApple IDでサインインします。持ってない方は新たに作りましょう。
「This Apple ID is only valid for purchases in the U.S. iTunes Store. You will be switched to that Store.」と表示されます。アメリカのApp Storeに切り替えるには「OK」をタップします。直訳すると「このApple IDはアメリカのiTunes Storeで有効です。」になります。
3. 「ポケモンGO」をインストール
「ポケモンGO」を検索してインストールします。サーバーがめちゃ混んでるので、インストールに2時間くらいかかります。世界中から殺到しているんだろうね。
4. 注意点
複数のApp Storeで、Apple IDを使い分けてアプリをインストールすると、App Storeの「90日間のデバイスの関連付け」が発動することがあります。発動しないようにするやり方は、以前のエントリーを参照して下さい。
「ポケモンGO」の遊び方
ポケモンが自分の近くに登場すると、スマホが振動して知らせてくれるのです。マップ上のポケモンをタップすれば、ポケモンと遭遇できるので、モンスターボールを投げて捕まえるのです。モンスターボールは、ポケストップと呼ばれる場所でゲットできます。
すでにリリースしている国では、「ポケモンGO」に熱中するユーザーによるトラブルもあるようです。
【7月13日 AFP】オランダのアムステルダム大学(University of Amsterdam)付属病院AMCは12日、世界各国で熱狂的な人気を博しているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」のプレーヤーらが立ち入り制限区域に入り込む問題が相次いでいることを受けて、病院構内でポケモン探しはしないよう呼び掛けた。
↓「ポケモンGO」を有利に進めるアイテムもあります。
Pokémon GO Plus
スマホの画面を見なくても、「ポケモンGO」で遊ぶことができるデバイスです。Bluetoothでスマホと連動します。2016円7月下旬に3780円で発売予定です。
ポケコイン
ゲームをプレイするだけなら無料ですが、ゲームを有利にするための各種道具を購入するための、ポケコインと呼ばれる有料課金もあります。
あまりハマり過ぎないようにしましょう。
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