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Spotify は日本市場で成功するのか?

アプリテクノロジー

9月29日、Spotifyの発表会がありました。

Spotify

招待制なので、招待コードがないと利用できないのが残念ですが・・・

招待コードを持っている人のTwitterを見ると、広告付き無料プランのSpotify Freeは、かなり良さげな感じがします!

でもね、散々、日本でのリリースが遅れたあげく、招待制って何なのって感じしませんか?

2004年にGmailがリリースされた時も招待制だったけど、Gmailは他に同じようなサービスなかったから、ワクワクしながら招待を待ってました。でも、定額制音楽聴き放題サービスは、すっかり陳腐化してしまった技術なので、ワクワク感よりも、早くしろよ的な感情のほうが強いかも・・

プレステのサイトを見ると、招待コードは1ヶ月も待たされるようですよ・・ってか遅すぎでしょ。

Spotify 招待コード

*招待コードは、10月下旬以降のご案内を予定しています。

2年前だったら、ワクワクしながらSpotifyの招待を待ってられたんだけどね。

↓2016年10月1日 追記

招待コードが届きました。

Spotifyとは

Spotifyについてかんたんに説明します。

2006年にスウェーデンで創業、2008年にサービスの提供が開始されました。定額制音楽配信の元祖です。広告付き無料プランもあってフリーミアムのビジネスモデルを先陣きって始めたことでも話題になりました。

4000万曲の楽曲を提供しています。

有料会員数は約4000万人。無料ユーザーを含めると1億人のユーザーが利用しています。

Spotifyの成長は?

Spotifyは、この1年で急成長しているのご存知ですか?

1年前は32ヶ国でサービス展開していましたが、2016年9月30日現在は約60ヶ国でサービスが始まっています。

売上を見てみると、2015年の売上は、19億4500万ユーロ(約2500億円)で、前年と比較すると80%以上上がっています。
2014年の売上も10億800万ユーロなので、前年と較べると45%上がっています。

過去3年の売上の推移を見てみると、

  • 2013年 7億4700万ユーロ
  • 2014年 10億800万ユーロ
  • 2015年 19億4500万ユーロ(約2500億円)

日本でのサービスが始まってIPOすれば、売上はもっと伸びそう。定額制音楽配信サービスなんて、すっかりコモディティー化した技術だと思いましたが、売上はしっかりついていくんだね。

Spotifyの料金プランは?

料金プランは2種類あります。

  • Spotify Free
  • Spotify Premium

Spotify Free

Spotify Freeという名のとおり、無料プランです。

広告が入ることで、無料を実現しています。広告が入るとはいえ、無料で4000万曲以上の楽曲にアクセスできるのは素晴らしい。

今の時点では、招待コードがないとSpotifyを利用することはできませんが、すでに使っているユーザーによれば、Spotify Freeでも、5曲に1回20秒間の広告が入るだけのようです。邦楽のラインナップも、国内大手の定額制音楽聴き放題サービスに遜色ないレベルだそうです。

Spotify Freeは、音質設定はできません。

Spotify Freeは、利用する端末によって、視聴時間に制限が入ります。

  • スマホ・・・音楽視聴は、アーティスト・プレイリスト・シャッフルリスト単位での「シャッフル再生」のみ。楽曲の指定はできません。
  • タブレット、PC、PS・・・楽曲を自由に選べる「オンデマンド再生」が可能ですが、30日間で15時間の視聴時間の制約あり。15時間を超えた場合でも、シャッフル再生は可能です。

Spotify Premium

Spotify Premiumは月額980円です。

この料金設定は、Apple Music、Google Play Musicなどにぶつけてきましたね。

広告が無いのは当然として、楽曲のクオリティも上がって320kbpsと高音質です。また、端末にダウンロードしてオフラインで聴くことも可能です。

Spotifyのプレイリスト

Spotifyのプレイリストの評判はいいです。

Discover Weekly

毎週月曜日にユーザーの視聴歴から作成されるプレイリストです。

Release Radar

毎週金曜日にユーザーがよく聴くアーティスト、フォローしているアーティストの新曲を集めたプレイリストです。

Running

ユーザーがランニングするときにピッタリな曲を集めるプレイリストです。

まとめ

Spotifyは日本参入にかなりの時間がかかりましたので、邦楽のラインナップも豊富です。

なので、招待コードを持ってサービスを利用しているユーザーから、口コミが広がっていくのを狙っていますね。

楽曲も4000万曲あるし、Spotify Free を利用するユーザーは増えそう。でも、話題になっている内に、招待コードを送らないと、忘れられますよ。

今後、Spotifyが日本市場でマネタイズするには、有料会員を増やさねばなりません。ライバルであるApple Musicからユーザーをどれだけ奪えるかという感じですね。

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