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Spotify は日本上陸でうまくいくのか?

テクノロジー

今更感満載ですが、ようやくSpotifyが日本へやってきます。

音楽ストリーミングサービスのSpotifyは世界ナンバーワンのシェアを持ち、日本法人設立を果たしているが、Apple Music、Google Play Music、Amazon Prime Musicといった米国勢、AWA、LINE MUSICの国内サービスが立ち上がった後も日本向けには制限をかけたままで、「もう市場は飽和している」「いまさらいいよ」との声もある。だが、音楽レーベル関係者によれば、すでにクローズドベータが開始されており、7月の国内ローンチが予定されているという。

Spotifyの大きな特徴となっているフリーミアムプランの国内提供については否定的な意見も多いが、情報筋によれば、広告をインサートし、1カ月に利用可能な時間制限(15時間)、保存制限をかけた無料プランは提供されるという。ただし、国内サービスでも同様の無料プランが追加される可能性もありそうだ。

Spotifyが日本にやってくる やっと、やっと、やっと

遅すぎた日本進出

Spotify
はっきり言ってSpotifyの日本進出は遅すぎると思いませんか?

2006年にスウェーデンで創業され、2008年にサービスが提供された時は、音楽配信サービスでは最先端を走っていたのですが・・

Spotifyが日本進出にグズグズしている間に、2015年6月にLINE MUSICとAWAを皮切りに、日本でも音楽の定額制聴き放題サービスが始まりました。すぐにApple Musicが追従し、8月にはGoogle Play Musicも。

テクノロジーが陳腐化してるとはこういうことなんですよね。各社横並びのサービス展開です。

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で、最終兵器はプライム・ミュージック。11月にAmazonプライム会員向けにプライム・ミュージックが始まりました。なんとプライム会員なら無料。年間3900円で聴き放題ですから。

Amazon「プライム・ミュージック」が開始!
11月14日に「YouTube Music」のエントリーの際に予想したとおり、Amazonも音楽の無料聴き放題サービスを開始しました。 プライムビデオ同様に、プライム会員向けのサービスですが、追加料金無しで聴き放題というところが素晴らしい!...

音質にこだわる層は?

音楽マニアなら定額制音楽配信サービスではなく、CDやレコードを購入します。音質にこだわる人はハイレゾを購入する人もいると思います。

それに対して、定額制配信サービスで満足するユーザーは、そこまで音質にはこだわらない層。となると、年間3900円でプライム会員になって、プライム・ミュージックを利用するのが一番お得です。

Spotifyは日本進出にあたって、どんな層を狙っていくのでしょう?Spotifyは最後発なので、よほど魅力的なプランやコンテンツがないと厳しいと思われます・・・

Spotifyのサービス内容

正式発表はまだですが、メディアで紹介されているサービスを見ると、かなり微妙・・

一応日本でもフリーミアムモデルが展開されそうですが。広告表示により1ヶ月に15時間までの利用制限と、保存制限を設けた無料プランも用意される見込みです。

無料ユーザーであっても、海外では利用制限なしに利用できるのに比べると、イマイチな感じですよね?今後サービスが広がっていくには、お得感をどこまで出せるかが鍵になります。

Spotifyが利用できる国は?

Spotifyを利用できる国は以下の国です。

  • アンドラ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、 エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイスランド、アイルランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マレーシア、メキシコ、モナコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、アメリカ合衆国、イギリス

Wikipediaによると、ソニーとの提携でPlayStation 3、PlayStation 4でも視聴が可能です。

2015年3月30日、ソニーとの提携によりPlayStation Musicを世界41カ国で開始、これによりソニー・コンピュータエンタテインメント製のゲーム機PlayStation 3及びPlayStation 4で視聴可能になった。

Spotifyの便利な使い方

日本ではサービスが開始されていないとはいえ、世界中でアクティブユーザーは7500万人・有料会員2000万人以上いますから、Spotifyは世界最大の定額制音楽配信サービスです。

なので様々なウェブサービスとの連携もあります。

Twitterとの連携

TwitterとSpotifyは、ユーザーがツイート内でSpotifyの音楽を直接再生できるようにするTwitterカードへの対応を発表しました。Twitterのオーディオカード(ツイート上で音楽を再生できる機能)は2014年にiTunes、そしてSoundCloud、Rhapsodyに開放されてきました。
SpotifyユーザーはツイートのSpotifyリンクをクリックし外部ウェブプレーヤーへ飛ぶ代わりに、30秒のスニペットを流し続けながらタイムラインを読み進められます。ユーザーは、お互いにSpotifyで見つけた曲をシェアし合えることに加えて、レコード会社やアーティストたちもSpotifyのリンクをシェアするプロモーションを行うことも可能になります。

SpotifyとTwitterが連携を開始。カードとモーメント対応でTL上での楽曲再生が可能に

Messengerアプリとの連携

そして、スウェーデン生まれの世界ナンバーワン定額制音楽ストリーミングサービス、Spotify。この度、フェイスブックメッセンジャーがこのSpotifyに正式対応したようです。
使い方は簡単。アプリ中の「Spotify」ボタンを選択するだけで、今聞いている曲や最近聞いた曲、それに、検索機能で好きな曲を探すことが可能になります。もちろん、曲をタップすれば自動的にSpotifyが立ち上がり、再生されますよ。

フェイスブックのメッセンジャーアプリ、Spotifyに対応

ボルボとの連携

ボルボの最新モデルなら、スマホを経由しないで使えるようです。スマホの音声でのコントロールがもっと自由になれば、誰も使わなくなりそうだけど。。

国ごとに配信される楽曲は違う

国ごとに音楽レーベルとの交渉をして楽曲が決まるので、配信される楽曲は異なります。

例えばApple Musicを見ると、同じ曲でも米国にはあるけど、日本にない楽曲も多いです。

Spotifyの日本進出では、サービス内容とコンテンツが成功の鍵を握っています。最後発のメリットを生かせるような展開を期待します。

Spotifyを7月の上陸まで待てないという方は、以前のエントリーを参考にしてください。

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