同じ職業でも人工知能に代替される人・されない人

テクノロジーの進化によって、人工知能やロボットが人間の仕事を代替しつつあります。

ロボットやAIに人間の仕事が奪われる【テクノ失業の恐怖】

ロボットが人間の仕事を奪う――そんなフレーズを聞いたことがあるだろう。
人間の歴史では、テクノロジーの進化によって人が仕事を奪われるというシーンが繰り返されてきた。18~19世紀の産業革命では、機械化によって農民や手工業者が失業し、1960年代のオートメーション化でも、多くの工場労働者が職を失っている。
そして最近、盛んに言われているのが「テクノ失業」だ。コンピュータやインターネット、さらには今後の普及が予想されるロボットやAI(人工知能)の登場で、単純労働者のみならず知的労働者の仕事までもがテクノロジーに取って代わられる――そんな恐怖のシナリオが、現実になりつつある。

数年後には、世の中は大きく変わってそうですよね?

技術開発が進むことによって、人工知能やロボット導入のコストはどんどん下がります。人件費よりも安く導入できるようになった時点で置き換わっていくのは言うまでもありません。コンビニのレジがいい例で、店全体を自動販売機にするコストが安くなれば、コンビニバイトは必要なくなるはず。

あとは、現段階では導入にコストはかかるけど、将来的に人件費を削減できるので、積極的に人工知能に投資するというケースがあります。例を挙げると、先日、みずほ銀行にはIBMの人工知能Watsonをコールセンターに導入しました。

ロボットは、観光案内にも導入されています。何でPepper導入しなかったんだろう?

人工知能やロボットで代替できる職業

野村総研とオックスフォード大学との共同研究では、601種類の職業のうち、10〜20年後には49%が、人工知能やロボットに置き換わることが可能と予測しています。

イギリス35%、アメリカ47%なので、日本がもっとも人工知能に置き換わりやすいということになります。

人工知能で代替する職業

日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に

この研究結果において、芸術、歴史学・考古学、哲学・神学など抽象的な概念を整理・創出するための知識が要求される職業、他者との協調や、他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業は、人工知能等での代替は難しい傾向があります。一方、必ずしも特別の知識・スキルが求められない職業に加え、データの分析や秩序的・体系的操作が求められる職業については、人工知能等で代替できる可能性が高い傾向が確認できました。

人工知能が代替する職業でも生き残れる人

安心してください。

テクノロジーの進歩で49%の職業が人工知能に代替されるとはいえ、同じ職業の人が全て人工知能に代替されるわけではなさそうです。

職業としてみれば人工知能に代替されてしまったとしても、隙間に上手く入り込んで生き延びるという例外は絶対にあります。

どうやれば生き残ることができるのか?いくつかの職業を見てみます。

医者

総合病院に行くと、診察を受けてるのに、患者と向き合わずPCに入力だけの医者をみたことありませんか?こういう医者から代替されていくはずです。

残り3割に入るには、専門的なスキルに加えて、人工知能が苦手な分野に特化する必要があります。

人工知能での診療「20年以内に」7割 医師調査

医療現場での人工知能(AI)活用の可能性について、医師専用の情報交換サイトを運営する「メドピア」(東京)が医師約3700人を対象にアンケートしたところ、約7割が「20年以内に診療を担う時代が来る」と答えたことが28日、分かった。数値データの解析や難病の診断に有効との声がある一方、「医師と患者のコミュニケーションは将来も不可欠」との意見もあった。人工知能は近年急速に進化し、農業や製造業などさまざまな分野での本格導入に向けた研究も進められている。

弁護士

弁護士の仕事は過去の判例を元に、事件を処理します。判例がデータベース化されて、明らかに手間は減っているにもかかわらず、弁護士費用は下がってないですよね?

過去の判例をデータベースから引っ張ってくるという作業は、真っ先に人工知能に置き換わります。その判例を元に、どの程度の刑になるかというシュミレーションだって人工知能でできるはず。

弁護士として生き残るには、前例のない裁判に対応でき、創意工夫ができないと厳しいでしょう。

税理士、会計士

クラウド会計の登場によって、帳簿をつけて決算書類をまとめるだけの税理士は淘汰されていきます。

経営戦略ができる税理士は生き残れると思います。

あとは資金調達ができる税理士も今は需要がありますが、クラウドファンディングが進むとどうなるんでしょう?少額の投資家に限ってうるさいという話もよく聞くので、大口のファンドからお金を引っ張れる税理士は引っ張りだこかもしれません。

通訳

Skypeはすでに同時通訳機能が実装されています。今のところ、英語、スペイン語などのラテン語を語源とする言語だけですが、今後、他の言語にも実装されるはずです。

通訳として生き残るには、人工知能が苦手な相手の心を読み取った上での通訳を必要とするようなケース。

例えば首脳会談の通訳など。ロシアのエリツィン大統領は、日本の総理大臣と会談を行う際、必ず作家の米原万里さんをロシア側の通訳として使っていたそうです。通常、ロシア側の通訳はロシア人というケースがほとんどです。

ウェブデザイナー

ウェブデザイナーに限らず、デザイナーという職業は、すでにウェブサービスで代替されつつあります。人工知能が進化すれば、もっと淘汰されるはず。特にウェブに関しては、優れたデザインのテンプレートがあふれていますからね。

デザイナーはデザインだけでなく、サイト構築のためのプログラミング、サイトの集客の能力をつけていきましょう。こういった能力がないと生き残れません。

ほとんどすべて人工知能に代替されそうな職業

以下の職業は、ほとんどすべて代替されそうです。

イラストレーター

現段階で、イラストレーターなどのデザイナーは置き換わりつつあります。例えばロゴ制作だったら、無料のウェブサービスで作れたりします。

オリンピックのロゴ問題、東京都のロゴ、こういったものに数億円もかけるのはおかしいですよね?不透明なことたくさん出てくるし。公共機関のロゴは無料サービスでいいと思うのはわたくしだけでしょうか。

タクシー運転手、トラック運転手

自動運転と電気自動車の台頭で交通事故も運送のコストも下がります。人間がやる意味はなさそう。

トラックから荷物の積み下ろしをロボットでやるにはコストかかりそうなので、人間が入り込む余地はあります。

コールセンター

現時点でもチャットボットに代替されつつあります。5年以内に、チャットボットから電話のオペレーターが人工知能になります。コールセンターに電話すると、人工知能を搭載したロボットと会話するという日も近いです。

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人工知能に代替されないようにする

Google、Facebook、Apple、IBM、Microsoftなど主要なIT企業は、人工知能への投資額がハンパないので、10年後どのような社会になっているかを予測することは不可能です。どうなるのか本当に分からないですから。

数年後、気が付いたら、自分の職業の大部分は自動化されてたなんてことにならないように、人工知能に代替されないようなポジションを構築することをオススメします。

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