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無料で5万曲をクラウドへ保存可能!「Google Play Music」がサービス開始!

テクノロジー

米Googleでは既に始まっていましたが、日本国内でもGoogleのサブスクリプション型の定額制音楽配信サービスがスタートしました。

3500万曲以上が、月額980円で聴き放題になります。Apple Music等と同様、最初の30日間は無料のお試し期間あり。さらに10月18日までに申し込むと、月額780円の限定価格で利用できます。

今回の「Google Play Music」のサービスを見てみると、価格やサービス内容でApple Musicから顧客を奪うための様々な工夫があります。

「Google Play Music」の3つの特徴

「Google Play Music」のサービスには、どのような特徴があるのでしょうか?
特徴が3つあるので詳しく見ていきます。

無料の専用ストレージサービス

AppleのiTunes Matchのような機能で、自分で持っている音楽データを、最大5万曲クラウドに保管できるというものです。Googleドライブの容量にカウントされないというところがポイントです。ファイルの最大サイズは300MBです。データ形式はMP3、AAC、WMA、FLAC、OGG、ALACがアップロード可能です。

無料というのがiTunes Matchとの最大の違いです。iTunes Matchは、年間3,980円かかりますからね。iTunes Matchは、最大10台までのデバイスで利用でき、保存できるデータ形式は、iTunesで再生できる音楽フォーマットなら大丈夫です。MP3、AAC、WAV、AIFF、Apple Losslessなどに対応します。

1曲ごとに購入できるストア

1曲150円から購入できます。一曲またはアルバム毎に購入ができます。サブスクリプションサービスの利用者でなくても購入可能です。

サブスクリプション型の定額制音楽配信サービス

Apple Musicなどと同様のサービスです。ストリーミング品質は最大320kbpsです。Apple Musicが256kbpsなので、音質は「Google Play Music」が優っています。
Google Play Music

「Google Play Music」のサブスクリプションの特徴

楽曲数

「Google Play Music」の楽曲数は3500万曲と非常に多いのが特徴です。

サービス開始時におけるApple Musicの楽曲数は1000万曲でした。AWAは100万曲、LINE MUSIC150万曲です。

レコメンド機能

学習型アルゴリズムによって音楽を聴きこむほどユーザーの好みを把握していきます。また、アルゴリズムだけでなく、人力も組み合わせてユーザーに最適な曲を提案しますので、専属のDJをが選曲してくれるような感覚で音楽を楽しめます。

サブスクリプションサービスでは、お気に入りの曲やアルバムを楽しむだけでなく、これまで知らなかった新しい音楽に出会える機能が充実しています。たとえば、アプリを開くたび、Google Play のエキスパートが厳選した、そのときの気分やシチュエーションにぴったりなプレイリストがおすすめされます。
また、聴きこむほどに利用者の好みを学習し、アルゴリズムによってその人に合った音楽を即座にレコメンドします。好きなアーティストや良く聴く曲を起点として自動的にプレイリストを立ち上げることもできるため、気軽に新しい音楽を開拓することができます。プレイリストの順番は自由に入れ替えることができ、何度でもスキップできます。

公式 Google Play Music を日本で提供開始します

オフライン再生

事前にダウンロードすれば、オフライン再生にも対応します。お気に入りのラジオや作成したプレイリストは、SNSで友人や家族と共有ができます。

端末を選ばない

「Google Play Music」では利用できる端末を選びません。

  • PCからのアクセス
  • Android アプリ
  • iOS アプリ

「モバイルファースト」と「マルチデバイス」が強み

「Google Play Music」音楽パートナーシップ担当ディレクターのサミ・ヴァルコネン氏によると、サービスコンセプトは「モバイルファースト」と「マルチデバイス」ということです。
全世界で1人当たり2.4台のデバイスが稼働している統計もあり、複数のデバイスからシームレスに利用できるサービスになっています。

Appleとの違い

Apple Musicの個人プランも980円なので、金額は同じですが、「Google Play Music」の楽曲数は3500万曲とApple Musicの1000万曲をはるかに凌駕します。

「Google Play Music」には、「無料の専用ストレージサービス」に5万曲をアップロードできることも強みです。AppleのiTunes Matchは、年間3,980円かかります。

この2つをみると、「Google Play Music」の方が良さそうですが、AppleはiPod時代から音楽プレーヤーを作ってきたこともあり、ここに関しては得意分野です。このまま終わるということはなさそうです。

米AmazonのPrime Musicというサブスクリプション

Amazonがプライム会員に向けて無料で動画配信サービスを行うことになりましたが、音楽についての動きはありません。米AmazonではすでにPrime Musicというサブスクリプションのサービスを開始しており、100万曲以上が聴き放題となっています。

2015年11月に、日本でもPrime Musicが始まりました。下記のページで紹介しておりますので、こちらをご確認ください。