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仮想現実空間(VRスペース)が一気に広がりそう!!

AndroidiPhoneアプリインターネットテクノロジー

こんなニュースがありました。

部屋をスマホで撮ったらその映像から部屋の仮想現実空間(VRスペース)を作り出すMatterport、このほどシリーズCで$30Mを調達

どんなことかというと、同社のアプリケーションを使えば、高価なカメラを使わなくても、歩きながらスマートフォンを振り回すだけで、まわりの世界をVR(仮想現実)としてとらえ、保存することが可能になります。
これ面白いです。

Matterportというスタートアップ

元々、部屋内の3Dスキャニングを提供してました。Google出身のSEOがはじめたベンチャーで、シリコンバレーに本社があります。
http://matterport.com

今までの3Dスキャニング

3Dスキャニングを行うには、高価なカメラが必要でした。
また、スキャニング透明なガラス等の光を透過するものや、鏡や光沢のある金属など光を反射するものはスキャニングできませんでした。
スキャニングして貰うような場合、費用も30,000円〜と高価なものでした。

オリジナルフィギュア

恋人や奥さんとの記念日や思い出作りのために、世界に一つだけのオリジナルフィギュアを作ったりできます。

どんなふうにやるかといますと、スキャニングするためのブースに入って、3Dスキャニングします。人の場合10分程度でスキャンできますが、スキャン時に常時静止する必要があり、ポーズ等の制約もあったりしました。
このデータを3Dプリンターで再現するわけです。
ですから、オリジナルフィギュアを作るにも、結構コストが掛かりました。
スキャン中、常時静止していることもあって、なかなか思い通りのものを出来ないようです。

Matterportの技術を使うと、3Dスキャニングに、高価なカメラを使う必要がなく、iPhone等のスマートフォンのカメラでスキャンできるようになれば、一気に普及しそうです。

コピーし放題にならないか!?

誰でもどこでも3Dスキャニングができるようになると、著作権も何もなくなります。
3Dスキャニングと3Dプリンターの技術が組み合わさることによって、複製コピーは無制限にできるようになるので、既存のビジネスモデルもひっくり返るかもしれません。
しかもスキャニングのコストが全くかからないわけですから、複製し放題です。中国などで一気に広がりそうです。