Googleマイビジネスには、無料で利用できるウェブサイト機能があります。
1ページのペラサイトが business.site のサブドメインで公開されますが、独自ドメインのウェブサイトをお持ちで詳細なサービス・商品ページがある場合、business.site のサブドメインのページはお客様にとって不要ですよね?同じビジネスでドメインが2つあるのはお客様にとって紛らわしいと考えているビジネスオーナーもいると思います。
この記事では、独自ドメインのウェブサイトがある場合、Googleマイビジネスのウェブサイト機能を公開する必要はあるのかについてお伝えします。
集客に直接効果があるのか?
結論から先にいうと、集客に直接効果があるとは考えにくいです。(間接的にということであれば否定はしませんが)
冒頭でお話したとおり、Googleマイビジネスのウェブサイト機能は1ページのペラサイトが business.site のサブドメインで公開されます。
Googleマイビジネスのウェブサイト機能に掲載される情報は、投稿・写真・口コミなどに関して基本的にGoogleマイビジネスのナレッジパネルに掲載されている情報です。
唯一、オリジナル情報を入力できる場所が、編集画面にある「概要の本文」です。HTMLが編集できるのでリンクも設置できますが、ソースを確認したところ nofollow リンクでした。
Googleは2019年9月にnofollowリンクの仕様を変更しており、現在の仕様では、検索で考慮するか除外するかのヒントとして使っています。Googleマイビジネスのウェブサイト機能から独自ドメインのページにリンクすることはあると思いますが、検索結果への影響については、常識的に考えるのであれば限りなく低いと考えられます。
大きな効果があるとは思えないが、デメリットもないので公開すべし
独自ドメインのウェブサイトがあるのであれば、お客様にとって business.site のサブドメインが存在する必要性はありません。先ほどお伝えしたとおり、ナレッジパネルの情報が反映されているだけですから。
常識的に考えて大きな効果があるとは思えないですよね?
とはいえ、デメリットもないので公開しておくことをオススメします。
その理由を紹介します。
- 独自ドメインがある場合、business.site のサブドメインが検索結果に表示される機会は少ない
- 検索エンジンのエンティティに与える影響は限定的とはいえ、今後Googleの取り扱いが変わるかもしれない
独自ドメインがある場合、business.site のサブドメインが検索結果に表示される機会は少ない
Googleマイビジネスのウェブサイト機能を使うと、business.site のサブドメインでサイトが公開されます。
この話をすると、すでに独自ドメインのサイトをお持ちの方は、お客様にとって紛らわしいので公開したくないと考えるかもしれません。
確かにドメインが2つあるのはお客様にとって紛らわしいですよね?
でもご安心ください。独自ドメインとbusiness.site のサブドメインがある場合、検索結果には、独自ドメインのウェブサイトが表示されます。Googleマイビジネスの管理画面で次のように記載されているはずです。
Google 検索や Google マップに表示されるリスティングは、現在次のウェブサイトにユーザーを誘導するよう設定されています: example.com
※もし掲載されたとしても、独自ドメインより順位は低いのでご安心ください。
検索エンジンのエンティティに与える影響は限定的とはいえ、今後Googleの取り扱いが変わるかもしれない
独自ドメインのウェブサイトをお持ちであれば、Googleマイビジネスのウェブサイト機能を公開したとしても、検索エンジンのエンティティに与える影響は低く限定的です。
唯一、ナレッジパネル以上の情報を入力できる「概要の本文」にリンクを設置した場合も nofollow リンクですので。
ただし、このあたりの情報を今後Googleがどのように取り扱うかについて、僕たちに情報はありません。いきなり仕様が変わって評価するかもしれないし、全く評価しないかもしれないし。
今後、Googleの取り扱いが変わる可能性があることを頭に入れておいてください。
その上で、business.site のサブドメインのサイトを公開してもマイナスに評価されることは考えにくくデメリットもないので、公開しておくことをオススメします。
Googleマイビジネスのウェブサイト機能でできないこと
あくまで簡易的なサイトですので、できないこともたくさんあります。
- ウェブサイトの細かい調整はできない
- Googleアナリティクスの設置は不可
ウェブサイトの細かい調整はできない
Googleマイビジネスのウェブサイト機能は、あくまで簡易的なサイトですので、ウェブマスターが手を入れられる場所はほとんどありません。SEOで効果は出る施策をやろうと思っても、ウェブサイトの細かい調整はできません。
例えば、以下の項目についても一切変更することはできないので。
- タイトルタグの設置
- ディスクリプションタグの設置
- その他タグの設置
- JavaScriptの設置
- SNSボタンの設置
Googleアナリティクスの設置は不可
Googleアナリティクスの設置はできません。
ちなみにSearch Consoleであれば、独自ドメインを使用している場合のみ、DNSレコードで認証すれば使えます。
さいごに
独自ドメインのウェブサイトがある場合、Googleマイビジネスのウェブサイト機能を公開する必要はあるのかについてお伝えしました。
直接集客の効果があるとは思えませんが、Googleマイビジネスのウェブサイト機能を公開してもマイナスに評価されることは考えにくくデメリットもないので、公開しておくことをオススメします。
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