書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

Googleマイビジネスの運用は、お店の魅力を伝える視点を忘れずに

日本のローカルSEOガイド

Googleマイビジネスの運用を始めると、

  • ビジネス情報の整備
  • 投稿機能を使って情報発信
  • 写真のアップロード
  • 口コミに返信
  • ウェブサイトの整備
  • SNSの運用

こんなことばかり考えていませんか?

もちろんこれらも大事ですが、それ以上に重要なことがあります。
それは、お客様に対してお店の魅力を伝える視点を持つことです。

お店の魅力を伝えるツール

Googleマイビジネスはどんなツールですかと聞かれたら、「Googleマップ上のお店や施設の情報を優先的に編集できるツールです」と答えるのは正解だと思います。

でも、それはGoogleマイビジネスの機能の一面を切り取ったものですよね。
僕は、その機能面に加えてGoogleマイビジネスはお店の魅力を伝えるためのツールだと思っています。

一昔前は、お店を検索するのに検索エンジンはあまり役に立ちませんでした。
検索しても、グルメサイトや専門サイトが検索結果の上位を占めており、なかなか個別のお店の情報が露出する機会はありませんでしたし、専門サイトを活用した方が効率的にお店を探せたのは事実です。

これがGoogleマイビジネスの普及で一変します。Googleマップが整備されたことで、検索結果にGoogleマイビジネスの店舗情報が露出するようになり、現在では44%のユーザーがお店の検索に地図アプリを使っています。

それならばお店の魅力を伝えることに力を入れていくと、お客様は喜ぶし、みんながハッピーになるのではと思っています。

Googleマイビジネスを運用するのであれば、次のような順序で考えてみてはいかがでしょうか?

  1. お店に魅力的な商品やサービスがある
  2. それがお客様にもGoogleにも伝わっていない
  3. お客様にどうすれば伝わるのか
  4. Googleにどうすれば伝わるのか

お客様に伝わっていない魅力を伝えることを優先してみませんか?

お店の魅力を丁寧に伝える

自社の商品やサービスが、どのように魅力的なのか丁寧に伝えてください。

例えば、飲食店のオーナーに「お店の最大の売りはなんですか?」とヒアリングすると、「安くて美味い」と回答されることがよくあります。

そのお店の常連さんであれば、その言葉でも伝わります。
しかし、そのお店を初めて知ったお客様に「安くて美味い」という言葉だけでは、なかなか伝わりません。

何と比べて安いのか、何と比べて美味しいのか、このあたりの解像度を上げていくと、お店の魅力が伝わり、来店に繋がっていきます。

他店との違いなども明確にして、どうすればお店の魅力が伝わるかを考えて、丁寧にビジネス情報を整備していくことをオススメします。

Googleマイビジネスを運用する目的は?

Googleマイビジネスを運用する最終的なゴールは、お店に来て商品を購入してもらう、もしくはサービスを利用してもらうことです。

「Googleマイビジネスを運用すること」や「ローカルパックに表示すること」がゴールではありませんよね?

手段と目的を取り違わないほうがいいかなと思います。

コンテンツSEOでの失敗を繰り返さない

Googleマイビジネスの運用もウェブサイトの運用も、お客様に役立つ情報を届けて、お店の魅力を伝えるという文脈では、同じ方針のはずです。

3年前のコンテンツSEOの全盛期、以下のようなことで悩んでいた方は多いはずです。

  • コンテンツを大量に投入してPVは増えた→でも、売上につながらない

Googleマイビジネスも同じです。

  • 投稿や写真を大量に掲載した→でも、お客様は来ない

これではGoogleマイビジネスを運用する意味がありません。

ローカルパック

検索結果の下に地図と一緒に表示される3件のお店の枠をローカルパックといいますが、ここに表示させたいと考えているビジネスオーナは多いです。

表示回数が増えれば、そのうちの何パーセントか来店に繋がるかもしれませんが、お店に魅力がなければお客様は満足しないし、リピートすることもないでしょう。

ローカルパックにお店が表示した方がいいのは言うまでもありません。
しかし「ローカルパックからどんなお客様を集めたいのか?」を明確にして、そのお客様にどうすれば魅力が伝わるのかを考えた方が、良い結果に繋がると思います。

もちろん、お店の魅力がGoogleに伝わらなければ、検索結果に反映されません。
立地や競合状況で一筋縄では行かないケースもありますので、そのときは、別途ご相談ください。

さいごに

Googleマイビジネスの運用をするにあたり、お店の魅力を伝える視点を持つことの重要性についてお伝えしました。

少し抽象的なお話だったかもしれません。もう少し具体的なお話であれば、下記のページで紹介しておりますので、こちらをご確認ください。