AMP Conf 2018で発表された「AMP for Email」とは?

オランダでAMP Conf 2018がありました。

様々なAMPの最新技術が発表されましたが、僕が気になったのはGmailにAMPを導入する「AMP for Email」です。すでに、Pinterest、Booking.com、Doodleが、「AMP for Email」を試験的に導入している模様です。

↓まるでGmailの中にウェブサイトが入り込んだ感じですよね?

Bookingによる「AMP for Email」

Booking.comによる「AMP for Email」

グーグルがGmailにAMPを導入、「更新できるEメール」実現へ

Gmailの受信トレイが不思議なことになろうとしている。グーグルはAMP(Accelerated Mobile Pages)プロジェクトのアップデートの一環として、最新の情報を絶えず提供するために、Eメール内にインターネットのコンテンツを表示するつもりだ。

AMPプロジェクトはもともと、モバイル端末でのWebページの読み込みを高速化し、検索結果からコンテンツへとすばやく移動できるように設計されたものだった。現在、グーグルはこのテクノロジーを使ってさらに興味深いことをしようと考えている。

Gmailメッセージ向けAMPウィジェットを利用すると、招待状へ返信したり、飛行機の遅延を確認したりと、メールを開いたままWebページの機能の一部が使えるようになる。この機能は2018年後半にGmailに実装される予定で、すでに開発者向けに試用版の申し込みを受け付けている。

元々AMPはモバイルサイトを高速化することを目的としたプロジェクトでしたが、モバイルサイトだけでなくGmailでも活用されることになるのです。

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「AMP for Email」が導入されると何が変わるのか?

今までならば、Gmailからウェブサイトに遷移しなければ表示できなかった表現力が豊かでインタラクティブなコンテンツをGmailの中で提供できます。カルーセル・アコーディオン・フォームなどをメールのメッセージに含めることができるのです。

「AMP for Email」のデモを見ると、Gmailの中にウェブサイトが入っている感じです。早速デモを見ていきましょう。

Pinterestによる「AMP for Email」

Pinterestによる「AMP for Email」

メールの中のコンテンツはバックエンドで最新の状態に管理できる

amp-bind や amp-listなどのコンポーネントを使うことで、外部サーバからデータを配信することで、メールの中のコンテンツを最新の状態に保つこともできます。IMAPでメール受信することが前提になりますけどね。

メールの中のコンテンツが、常に最新の状態に保たれるというのは、メールを配信する側にとっても、受信する側にとってもメリットあります。

メール送信者のメリット

メール送信者のメリットを見ていきます。

  • ウェブページに遷移することなくウェブサイトのようなコンテンツをメールの中で提供できるので、ユーザーにとって価値あるコンテンツを届けることが可能
  • メールの中でコンバージョンまで実装できるので、コンバージョンレートは確実に上がる
  • コンテンツに変更があった際も、バックエンドから簡単に変更できるので、ユーザがメールを開けば、常に最新の情報を提供することが可能

メール受信者のメリット

メール受信者のメリットを見ていきます。

  • 今までのようにURLをタップしてウェブサイトに遷移する必要がない
  • メールを開けば、常に最新の情報を取得することが可能

メールの価値が上がる

ソーシャル・ネットワークが登場してから、メールの価値はどんどん下がっていましたよね?
「AMP for Email」が導入されることで、メールの価値が上がっていくことは間違いないですね。

「AMP for Email」は、他の電子メールクライアントで使えるの?

Doodleによる「AMP for Email」

Doodleによる「AMP for Email」

「AMP for Email」はオープンな仕様ですので、他の電子メールクライアントでも実装すれば使えます。

実装についての詳細は、Googleの開発者向けのブログで詳しく掲載されています。

Introducing the Gmail Developer Preview of AMP in Email

問題は、他の電子メールクライアントが採用するかどうかにかかってきます。世の中のメールはGmailだけではないので、電子メールクライアントがどのくらい対応していくのか、すごく気になりますね。

Gmailと同じUXでコンテンツを提供できるのか?

他の電子メールクライアントが「AMP for Email」を実装した場合、Gmailと同じUXでコンテンツを提供できるのでしょうか?このあたりはまだ分かりません。

とはいえ、Googleがスケールしないビジネスを提供するとか考えにくいので、Googleは「AMP for Email」のオープンな仕様を、世の中に普及していくことになるでしょう。

さいごに

以上、「AMP for Email」についてでした。

AMPの技術がモバイルだけでなく、メールにも応用されていく状況は、すごくワクワクしますよね!今後の展開が楽しみです。

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