楽天が自前で配送網を整備するようだけど、配送のクオリティは低そうな件

楽天

楽天が自前で配送網を整備する模様です。

楽天、2年以内に独自配送網 三木谷社長「ヤマトや佐川より安く」

楽天の三木谷浩史会長兼社長は30日、都内で開いたEC(電子商取引)サイト「楽天市場」の出店者向けの講演で「ECに特化した独自の配送ネットワークを2年間で構築する」と述べた。現在、関東と関西に計3カ所ある物流センターについても、10カ所に増設するとの目標も掲げた。

三木谷氏は物流業界が増大する荷物によって“パンク”状態だと指摘。「すべての配送を包括的、一括的な契約と管理によってやっていく」とする「ワンデリバリー」構想を発表し、「大手私鉄幹部とは、沿線に運ぶ荷物については(同私鉄の)子会社が届けるという話になっている。ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便より安い値段で実現ができる」と計画の一部を明かした。私鉄子会社の運送事業者を使った宅配などを計画しているとみられる。

また、ドローンの活用など配送方法の多様化や、荷物受け取り拠点の拡大、アプリを使った配送状況の確認サービスの提供なども進めるという。

スポンサーリンク
レクダンクル(大)

楽天が配送網を整備したら、ヤマト運輸よりも安い単価で配送できるのか?

う〜ん。。今回、三木谷氏による楽天の出品者向け講演での発言なので、リップサービスもあるよね。
ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便よりも安い単価で配送できたら、楽天の出展者にとっても購入者にとっても嬉しい話ですよね。でも、実際は難しいんじゃないの?

大手私鉄の子会社が届けるという話だけど、大手私鉄ってどこ??
まさか楽天のお膝元の東急電鉄ではないですよね?日本全国に配送することを考えると、JRと組むなら話は分かるけど、どうなんでしょう?JRのことを大手私鉄とは普通言わないからね。Wikipediaにも書いてあります。↓

なお、JRで上場している本州3社(東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本))、及び九州旅客鉄道(JR九州)は株主構成から考えると「民間の鉄道」に当たり、また営業キロにおいてはJR旅客6社とも大手私鉄を上回っているが、国鉄から分割民営化されたという歴史的経緯から、JRグループ各社は大手私鉄には含まれない。

Amazonも独自配送は上手く行かなかった・・

2017年4月にヤマト運輸が、Amazonの当日便から撤退すると発表がありました。
で、Amazonは個人運送事業者を束ねて2020年までに首都圏で1万人と契約するって話だったけど、デリバリープロバイダーの悪評を聞く限り、あまりうまく行ってない模様です。

ヤマト運輸の値上げを受け入れたAmazon

ヤマト運輸は、宅急便の運賃の値上げを行いましたが、Amazonは受け入れています。

アマゾンなど6割が“ヤマトの値上げ”受け入れ。ネット上は「従業員に還元を」の声

NHKの報道によると、ネット通販大手の「アマゾン」は値上げ要請を受け入れ、今月から運賃を引き上げたそう。

デリバリープロバイダのサービスは全然ダメだった・・

なぜAmazonがヤマト運輸の値上げを受け入れたのかといえば、デリバリープロバイダのサービスが全然ダメだったからです。

デリバリープロバイダと称する個人運送業者に配送を委託していましたが、Amazonユーザーからは不満の声ばかりでしたからね。「荷物が指定日時に届かない」「不在票が入ってない」などの苦情が炸裂しています。

Amazonの配送業者「デリバリープロバイダ」が使い物にならない件・・・配送時に「ヤマト運輸」「日本郵便」を指定する方法教えます!

指定時間に届かなかったりと、荷物の配送に関してこれだけ苦情が殺到しているということは、ヤマト運輸のような行き届いたサービスではないことは明白です。

わたくしの個人的な主観ですが、宅配業者のサービスはヤマト運輸がぶっちぎりで顧客満足度が高い。
不在票が入っていた場合、当日19時までに連絡をすれば、当日21時までに配送してくれる配送業者はヤマト運輸だけです。
その他の配送業者は、夕方までに依頼しないと、当日配送はしてもらえませんからね。

楽天とAmazonの物流倉庫を比較する

楽天とAmazonの物流倉庫を比較してみます。

今の時点で楽天3ヶ所に対して、Amazonは23ヶ所です。

楽天の物流倉庫

現在、楽天は関東と関西に物流センターが3ヶ所あります。で、三木谷氏の講演によると10ヶ所に増やすとのこと。

Amazonも今以上に増やしていくだろうから、なかなか差は縮まらないと思われます・・

Amazonの物流倉庫

これに対してAmazonはどうでしょうか?

フルフィルメントセンター(FC)

2018年に仙台FCが開設されると、19ヶ所のFCとなります。

  • 北海道 北広島FC
  • 宮城県 仙台FC(2018年開設予定)
  • 東京都 大田FC
  • 東京都 木場FC
  • 東京都 八王子FC
  • 神奈川県 川崎FC
  • 神奈川県 小田原FC
  • 千葉県 市川FC
  • 千葉県 八千代FC
  • 埼玉県 川越FC
  • 埼玉県 川島FC
  • 埼玉県 狭山FC
  • 岐阜県 多治見FC
  • 大阪府 堺FC
  • 大阪府 大東FC
  • 大阪府 大阪藤井寺FC
  • 兵庫県 西宮FC
  • 岡山県 岡山FC
  • 佐賀県 鳥栖FC

Prime Now専用倉庫

当日便のPrime Now専用倉庫も5ヶ所あります。

  • アーバンFC世田谷(東京都)
  • アーバンFC江東(東京都)
  • アーバンFC豊島(東京都)
  • アーバンFC横浜(神奈川県)
  • アーバンFC大阪(大阪府)

さいごに

楽天による自前の配送は、既存の宅急便の料金よりも安く設定するという話なので、おそらく個人運送業者を利用することになります。配送のクオリティは低く、きめ細かなサービスは期待できません。

Amazonも自前のデリバリープロバイダの配送クオリティの低さは認識しています。ヤマト運輸の運賃が値上げしたにも関わらず、ヤマト運輸を利用していることからも一目瞭然です。

ユーザーファーストの視点に立つとヤマト運輸での配送になるはずなので、楽天の自前の配送がユーザーの利益になるとは思えないんだよね。

スポンサーリンク
レクダンクル(大)
レクダンクル(大)

フォローする

Instagram

▼このエントリーが役に立ったらいいね!
▼このエントリーが役に立ったらいいね!
スポンサーリンク