iOSは比較的古い機種でも、最新OSのインストールが可能です。
例えば、iOS11がインストールできる最も古いiPhoneは、2013年9月に発売されたiPhone 5sです。次期iOS12をインストールできるのか分かりませんが、iOS12がリリースされる2018年9月までは、最新OSが使えます。ということは5年間、最新のiOSが使えることになるのです。iOS12でiPhone5sがサポートされるのであれば、6年間サポートされるのです。
今日は、iOS11へアップデートできる機種一覧と、iOS12で切り捨てられる機種を予想してみます。
iOS11へアップデートできる機種一覧
iOS11をインストールできる機種を見てみましょう。
Appleは搭載しているCPUで、iOSをインストール可能な機種を選別しているので、CPUも記載します。
iPhone
機種名 | CPU |
---|---|
iPhone X | A11 |
iPhone 8 | A11 |
iPhone 8 Plus | A11 |
iPhone 7 | A10 |
iPhone 7 Plus | A10 |
iPhone 6s | A9 |
iPhone 6s Plus | A9 |
iPhone SE | A9 |
iPhone 6 | A8 |
iPhone 6 Plus | A8 |
iPhone 5s | A7 |
iPad
機種名 | CPU |
---|---|
12.9インチiPad Pro(第2世代) | A10X |
10.5インチiPad Pro | A10X |
12.9インチiPad Pro(第1世代) | A9X |
9.7インチiPad Pro | A9X |
iPad Air 2 | A8X |
iPad Air | A7 |
iPad(第5世代) | A9 |
iPad mini 4 | A8 |
iPad mini 3 | A7 |
iPad mini 2 | A7 |
iPod touch
機種名 | CPU |
---|---|
iPod touch(第6世代) | A8 |
切り捨てられた端末
iOS10をインストールできたけど、iOS11はインストールできない端末を見ていきましょう。
- iPhone 5c・・・A6 CPUを搭載
- iPhone 5・・・A6 CPUを搭載
- iPad 4th generation・・・A6X CPUを搭載
上記の3機種は、全て32ビットのCPUを搭載しています。iOS11では、32ビットのCPUが切り捨てられたことになります。
Appleは、最新OSをインストールできる機種を、CPUで判別している
Appleは、最新OSをインストールできる機種を、CPUで判別しています。
これはiOSに限った話ではなく、macOSでも同様の話です。
以前のエントリーに詳しく書いたので引用します。
Mac OSXの切り捨てと比較してみる
Mac OSXの時もCPU別に、第一段階から第三段階までの切り捨てがありました。
スマホはハードウェアもOSも進化の途中なので、数年前のPCと同じ道をたどるはずなんですよね。
第一段階の切り捨て
32ビットで動作する「Intel Core duo」プロセッサーを搭載した、初代Macbook、初代Macbook Pro、iMac Early 2006、iMac Mid 2006の機種は、OS X 10.6 Snow Leopardがまでしかインストール出来ませんでした。
→iOS10は32ビットCPUに対応していますが、iOS11では32ビットを切り捨てるはずだから、iOS11の登場が、Mac OSXの切り捨て第一段階に相当します。
第二段階の切り捨て
64ビットで動作する「Core 2 duo」プロセッサーを搭載した一部機種は、OSX 10.7 Lionまでしかインストール出来ない機種もありました。MacBook Early 2008、MacBook Pro Late 2006、初代MacBook Air、iMac Late 2006などが該当します。
該当機種は以前のエントリーに詳しく書きました。
Mac OSのサポート終了日と対応機種をまとめてみた!Macを使っているとウィルスにかかることはめったに無いですよね。 わたくしもMacを10年近く使っていますが、一度もウィルスにかかったことはありません。 多くのMacユーザーは、セキュリティーソフトを入れていない方もいらっしゃると思います。...第三段階の切り捨て
それ以降の機種は、最新OSである OSX 10.11 El Capitan のインストールが可能です。
iOS12で切り捨てられる機種を予想してみる
わたくしの予想ですので、当たるかどうかは分かりませんw
iOS12では、A7を搭載した機種が切り捨てられる可能性は高いですね。A7は64ビットCPUなので、切り捨てなくてもいい気はしますが、Appleがいつまでも古い機種をサポートするとは思えないんですよね。スマホのスペックはまだまだ発展段階なので、A7がiOS12で快適に使えるとは思いませんからね。
iOS12へアップデートできない機種は?
A7を搭載している機種は、iOS12へアップデートできないと予想します。
- iPhone 5s
- iPad Air
- iPad mini 3
- iPad mini 2
iOS11を快適に使える端末は?
最新のiPhone XやiPhone 8ならば、iOS11が快適に使えて当たり前ですよね?
iOS11が、どのくらい古い端末で快適に使えるのか気になりませんか?以下、わたくしの実体験をお話します。
A9のCPUを搭載している、iPhone 6s・iPhone 6s Plus、iPhone SEならば、iOS11がサクサク快適に使えます。
A8を搭載しているiPhone 6 やiPhone 6 Plusは、クリーンインストールすれば、そこそこ快適に使えるという感じです。わたくしの母がiPhone 6を使っていますが、上書きアップデートでは重くて使い物になりませんでした。iPhone 6をお使いの方は、クリーンインストールすることをオススメします。
A7を搭載しているiPhone 5sやiPad Airは、クリーンインストールしても、動作はちょっと重いですね。我慢して使えないことはありませんけど、サクサク動くというのは、スペック的に無理ですね。
iPadは最新OSをインストールできる期間を長くすべし
iPhoneは2年サイクルで買い換えるユーザーが多いですが、iPadは一度購入すると3〜4年使うユーザーが圧倒的に多いです。
iPhoneと比べると、iPadは自宅で使うことが多いですからね。スマホのように落として傷だらけということも、あまりないと思います。
なので、iPadは、iPhoneよりも最新OSをインストールできる期間を長くして欲しいですよね。
さいごに
以上、iOS11へアップデートできる機種一覧と、iOS12で切り捨てられる機種を予想してみました。
iOSは比較的古い端末に、最新のOSがインストール可能です。が、あまりに古い機種だと動作は快適ではありません。その場合、iOSのクリーンインストールを試してください。
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