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「食べログPay」に続いて「ぐるなびPay」も始まる!飲食店の決済周りを囲い込むグルメサイト

テクノロジービジネスモデル

「ぐるなびPay」が始まりました。

ライバルである「食べログPay」がリリースされたのは、2014年5月です。
クレジットカードリーダーを使ったサービスはすっかりコモディティ化しているので、ぐるなびも追従すると思っていましたが、ずいぶんと時間がかかりました。

ぐるなびは6月26日、クレジットカードなどに対応した飲食店用決済サービス「ぐるなびPay」の提供をスタートした。ベンチャー企業コイニーと提携。今後、「Suica」など電子マネーや「ぐるなびスーパーぐポイント」やビットコイン支払いなどの機能を実装する予定だ。

専用のカードリーダー「Coineyターミナル」(Bluetooth対応)、QRコード決済対応アプリユニットを組み合わせ、カード決済やQRコード決済が利用できるサービス。中国人観光客向け決済サービス「WeChat Pay」にも対応している。初期費用0円で利用でき、決済手数料はカード払い・WeChat Payとも3.24%。

「ぐるなびPay」開始 飲食店にキャッシュレス決済提供 ビットコイン対応も

「ぐるなびPay」とは

コイニーと提携してサービスを提供します。

ぐるなびPay

Coineyターミナルを使ってクレジットカード決済を行います。今後、クレジットカードだけでなく、Suicaやビットコインでの支払いにも対応していく模様。

利用手数料は、各社横並びの3.24%です。

Coineyターミナルは、Bluetoothを使って接続するので、お会計はお客さんのテーブルで行うことが可能です。

2017年4月から販売している「ぐるなびPOS+」とも連携します。「ぐるなびPOS+」とは、飲食店に特化したPOSレジシステムです。売上、客単価、注文数、注文商品などを座席単位で分析することが可能です。また従業員のシフト管理もできます。
データは、クラウドで管理されているので、ネットにさえ繋がっていれば、どこにいても店舗の状況が把握できるのはメリットだよね。

「食べログPay」は2014年からスタートしてる

「食べログPay」は3年前の2014年5月16日から始まっています。
ベリトランスのサービス「VeriTrans mPOS」を使って、クレジットカード決済を行っています。
スマホのイヤホンジャックに取り付けるクレジットカードリーダーを使います。この点はBluetoothを使った「ぐるなびPay」の方が進んでいます。

食べログPayは、あなたのスマホにカードリーダーを挿すだけで、カード決済端末として使えるサービスです。
あなたのスマートフォン・タブレット端末に専用アプリをダウンロード。食べログPayのカードリーダーをイヤホンジャックに挿せば、あなたのスマートフォン・タブレット端末をカード決済端末としてお使いいただけます。

食べログPayなら、他業種と比べ高くなりがちな飲食店のクレジットカードの決済手数料が3.24%(VISA、MasterCard)とお安くできます。
また、カード決済手数料以外に固定の月額利用料は発生しないので、負担にならず手軽にサービスを始めることができます。

食べログPay(食べログペイ) – スマホでクレジットカード決済[食べログ]

飲食店の決済周りを囲い込むグルメサイト

グルメサイトは飲食店の決済周りを囲い込んでいますね。

  • ぐるなび・・・株式会社ぐるなびが提供しており、「ぐるなびPay」と「ぐるなびPOS+」で飲食店の決済周りを囲い込みます。
  • 食べログ・・・株式会社カカクコムが提供しており、「食べログPay」と「ユビレジ」で飲食店の決済周りを囲い込みます。
  • ホットペッパー・・・株式会社リクルートホールディングスが提供しており、「Airペイ」と「Airレジ」で飲食店の決済周りを囲い込みます。

iPad向けPOSレジシステム「ユビレジ」は、初期投資および保守費用負担の大きい従来型のPOSレジシステムと比べ、低コスト・省スペースを実現、豊富な機能性とシンプルな操作性が評価され、2010年8月のサービス提供開始以来、中小規模の店舗を中心に利用が拡大しています。

「食べログ」とPOSレジサービス「ユビレジ」、店舗向けサービスで業務提携

決済方法はUber方式にすべし

「ぐるなびPay」も「食べログPay」も、結局クレジットカードをクレジットカードリーダーに通すという昔ながらの手法は何も改善されてないんだよね。

カードのポイントが貯まるから、支払いをクレジットカードにまとめているユーザーにとっては、クレジットカードが使える店舗が増えるというのは嬉しいけどね。

今後、決済方法はUber方式にするべきだよね。
Uberのように、クレジットカードを登録しておけば、伝票は見るだけで、代金が自動で引き落とされる方がスマートだもん。

まとめ

ぐるなび・食べログ・ホットペッパーのグルメサイトが、クレジットカードリーダーとレジを提供して、飲食店の決済周りを囲い込んでいることから、今後、クレジットカードを利用できる飲食店は増えていくと思います。

クレジットカードを導入していない飲食店経営者の方は、すぐにでもクレジットカードでの決済を導入しましょう。

グルメサイトに取り込まれたくない方は、Squereや楽天ペイを導入することをオススメします。レジまで一緒に導入すると、決済周りを完全に取り込まれてしまいます。

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