米Amazonが現金をチャージできるAmazon Cashのサービスを開始しました。
Amazonは米国時間4月3日、クレジットカードやデビットカードを持っていないユーザーが同社のEコマースサイトを利用しやすくするためのサービス「Amazon Cash」を米国で提供開始した。
Amazon Cashを利用するには、Amazonからバーコードを取得する。このバーコードは、テキストメッセージによってアクセスするか、プリントアウトして使うことができる。このバーコードを加盟店舗に持っていき、お金と一緒にレジ担当者に渡す。するとレジ担当者はその金額を、ユーザーのAmazon残高に追加してくれる。
加盟店舗には現在、CVS Pharmacy、Speedway、Sheetz、Kum & Go、D&W Fresh Market、Family Fare Supermarkets、VG’s Groceryなどが名を連ねている。
Amazon Cashとは
Amazon Cashを利用すれば、提携している店舗でAmazonアカウントへチャージできます。
クレジットカードやデビッドカードを持っていないユーザーの利便性は、確実に上がりますね。
米Amazonでは、2017年6月30日までの期間、Amazon Cashのプロモーションを行っています。50ドルチャージすると、10ドルのデジタルクレジットがチャージされるのです。
Amazon Cashの利用方法
専用バーコードを発行して、現金をチャージします。
専用バーコードの発行は、「テキストメッセージ」「印刷」のどちらかです。いまどき「印刷」ってwww
専用アプリがあってもよさそうだけど、今のところはない模様です。
Amazon CashとAmazonギフトカードの違い
Amazon CashとAmazonギフトカードの違いを見ていきます。
今まで、クレジットカードを持たないユーザーは、Amazonギフトカードを使っていましたよね?
Amazonアカウントにチャージして使うという意味では、Amazonギフトカードを使ってAmazonで購入するのと、Amazon CashにチャージしてAmazonで購入するのと、大きな違いはなさそうです。
どちらもクレジットカードを使ってAmazonで購入するのと比べると、Amazon CashやAmazonギフトカードは、一手間増えるので、ユーザーの利便性は低いからね。
今後、Amazon Cashが導入されるとどうなる?
今の段階では、Amazon CashとAmazonギフトカードの違いはあまりなさそうですが、今後大きく変わることになります。
Amazon Cashが導入されると、不要な現金をチャージできるようになり、現金を見る機会が減ることは間違いないです。
Amazonは現金を消したい
Amazonは、現金自体を消そうとしているんだと思います。
Amazon Cashが普及すれば、手持ちの現金を、提携している店舗でチャージできますからね。現金を使わずにキャッシュレスという動きが加速していくはず。
Amazon Cashも自動チャージの仕組みを導入すべし
銀行口座やデビッドカードと連動して、Amazon Cashに自動チャージができるようになったらマジで便利。世の中の人全員がクレジットカードを持っているわけじゃないからね。
オートチャージ付きSuicaのような仕組みが、Amazon Cashでもクレジットカード不要で実現すれば、利用する層は広がっていくだろうね。
セブンイレブンも導入すべき
Amazon Cashのような現金をチャージする仕組みは、本来セブンイレブンが導入するべきなのです。
セブンイレブンの全国の店舗数は、日本国内で19,423店舗あるんですよ。日本のように狭い国土に店舗が密集している環境って、現金をチャージする上で、理想の環境ですよね?
今の段階では、日本中を張り巡らせたセブンイレブンのネットワークと、nanacoが連動する仕組みはイマイチ盛り上がっていません。
nanacoのシェアは、30%くらいです。でも、nanacoにはユーザーが小銭をチャージしたくなるような仕掛けは全然ありません。もっとセブンイレブンはもっと研究した方がいいよね。
まとめ
Amazon Cashのような仕組みを作るのは、Amazonは本当にうまいです。
消費者目線だけなら日本のセブンイレブンも持ってるんだけど、ユーザーの購買行動を変えるための戦略は、Amazonは持ってるけど、セブンイレブンにはないような気がしますね。
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