今後のコンビニ戦略どうなる?

わたくしの自宅近所にあるローソンが閉店しました。

30年前にオープンしたローソンだったので、コンビニとしては比較的古い店舗でした。

閉店した最大の理由は、3年前に近隣に「セブンイレブン」と、その向かい側に「クリエイト」が出店したことです。新築と築30年を比較しちゃうとね。

さらに、両店舗とも駐車場は大きいのですが、ローソンには駐車場がなかったというのも理由の一つです。

3年前に「セブンイレブン」が出店する際、築30年のローソンは改装工事を行いましたが、駐車場がないというデメリットを覆すことはできなかったのです。

コンビニが密集する理由

コンビニって同じエリアに複数出店するので、同じチェーンのコンビニが密集しますよね?

共食いになっちゃうので、一見非効率な感じがします。

なぜ、コンビニが密集するのかというと「ドミナント戦略」をコンビニ本部が取っているからです。「ドミナント戦略」について書かれたニュースを紹介します。

顧客争奪?セブンイレブン近くにセブンがある不思議

セブンーイレブン(以下セブン)の全店売り上げは2016年(通期)に4兆2910億円に上り、営業総収入、経常利益、当期純利益は過去5年間、継続的に増加を続けている。国内店舗数は1万9000を超え、こちらも増加中だ。駅周辺や交通量の多いロードサイドにセブンの看板を目にしないことはない。それどころか、わずか数メートル離れた立地にセブンが並んでいたり、向かい合ったりしている店舗もある。なぜ、セブンの近くにまた別のセブンがあるのだろうか?

こまめな商品の補充と、出店場所は深く関係し合っているのだ。
たとえば東京23区にバラバラと出店すると、商品配送はとても大仕事だ。配送の距離も長く、時間もかかる。これを一日何回も繰り返すとなると、大変なコストと時間がかかる。新鮮な食材も配送中に鮮度が落ちてしまう。

これに対し、店舗をある地域に集約すると、商品配送はとても楽になる。
トラックで限られた範囲を巡回すればいいので、時間も距離も短くて済む。一日に何回も配送するのでコストも時間も大きく削減でき、食品の鮮度も保つことができる。
「だったら狭い地域に店をまとめてしまおう」
セブンは店を集中させた。これが「ドミナント方式」だ。ドミナントは「支配的な」「優位な」という意味だが、ドミナント方式によって、まさに地域に深く浸透できるメリットがある。

「ドミナント戦略」とは

Wikipediaを見てみましょう。

ドミナント戦略とは、チェーンストアが地域を絞って集中的に出店する経営戦略である。同一商圏内における市場占有率の向上(独占状態)を目指す。

コンビニエンスストア(以下、CVS)の商圏は人口1万人当たり1軒と言われる一方で沿道サービス商業施設の一つでもある。CVSの主たる商品は日用品であり身の回り品であるが、売上の大半を占めるものは弁当等の食料品である。これら食料品で食中毒等が起きた場合、営業停止は元より企業イメージの失墜を意味するため、配送時間には最大限の配慮がなされている。加えて、小売業の中でも最新鋭のPOSシステムを導入することで遅滞のない物流が期待されている。これを経済的な見知から実現するためには特定地域のみならず特定路線沿線をいわゆる一筆書きで搬送できるか否かにかかっている。

また、フランチャイズ店では本部機構の職員が定期的に視察に訪れることがあり、効率良く各店舗を周回することが期待されている。孤立店舗では行き来に時間がかかり面談や相談などの時間が減るが前述のような一筆書きの行程が組めれば効率良く視察が行なえる。

そのため、物流面・経営指導面の点からCVSは当初からドミナント出店を重視している。

以下「ドミナント戦略」のメリットとデメリットを見ていきましょう。

「ドミナント戦略」のメリット

セブンイレブンは「ドミナント戦略」で大成功しました。
コンビニ本部にとっては、コンビニを密集させるメリットはたくさんあります。

  • 機会損失を逃さない
  • 物流の効率化

「ドミナント戦略」のデメリット

一定のエリアに複数店舗ができるので、共食い状態になります。

なぜ「ドミナント戦略」を行うのか?

共食い状態になるというデメリットがありながら、なぜコンビニ本部は「ドミナント戦略」を行うのでしょうか?

理由は「ドミナント戦略」をした方が、コンビニ本部にとって利益がでるためです。

近隣にもう1店舗できると売上はどうなる?

顧客数が変わらなければ、2店舗に増えることで、売上は半分になるはず。

でも実際は、新店舗の出店によって、新しい顧客を創出するため3割減に落ち着くようです。

もちろん、エリアによっては、半分以下になるところもあると思います。

「ドミナント戦略」の犠牲者となるフランチャイズのオーナー

セブンイレブンは「ドミナント戦略」を取る以上、近隣にバンバン新店舗を出品してきます。フランチャイズの本部から見ると、コンビニ1店舗は駒の一つにすぎません。

フランチャイズのオーナーからすると、冗談じゃない話ですよね?

そこで、コンビニ本部は、フランチャイズのオーナーに対して、2店舗・3店舗の店舗運営をすることを薦めています。

コンビニ本部が示す条件をクリアしたオーナーに対しては、2店舗目の店舗が払うチャージの減額措置もあるようです。

コンビニ本部からすれば、利益が出ると判断したエリアについて、他のコンビニチェーンが参入してくる前に、自社フランチャイズのコンビニで固めることになりますから、コンビニ本部の利益が上がることは間違いないです。

フランチャイズのオーナーとってのメリットは以下にまとめました。

複数店舗のオーナーになると売上は?

例えば、1店舗で日販90万円のコンビニを経営しているオーナーだと、年収900〜1000万円と言われています。

これを近隣で2店舗の経営をすることになると、最低でも1店舗ごとに日販45万円の売上が見込めます。でも店舗運営にかかる費用が余分にかかるので、年収にすると800万円くらいに落ち込む模様。

でも、他のフランチャイズのコンビニが参入してくれば、1店舗だけの経営の場合、日販45万円で年収450万〜500万円に落ちてしまいます。これを避けるという意味で、オーナーがリスクを取って、2店舗・3店舗の経営に乗り出しているようです。

新店舗の出店によって、新しい顧客を創出できれば、オーナーの年収は上がります。2店舗持った場合に各店舗で、元の店舗の7割の売上が確保できれば、日販63万円が2店舗になります。日販126万円になります。

プラットフォームに依存するのは、鵜飼の鶏

コンビニのフランチャイズというプラットフォームに依存するということは、いくら複数店舗のオーナーになったとはいえ、鵜飼の鶏のようなもので、コンビニ本部に完全に首根っこを掴まれていることには変わりがありません。

楽天市場でECサイトをやるようなもので、算盤を弾いた研鑽どおりにはならないと思います。リスクを取る割に、利益が出ないのが関の山のように思います。

コンビニの競合は?

クリエイト、サンドラッグなどのドラックストアが脅威なのは言うまでもありません。

ドラックストアは、食料品、お弁当、飲み物、お菓子など、コンビニと変わらない品揃えで、しかも値段は3割くらい安いですからね。

コンビニが警戒する「ドラッグストア」の領土侵犯

あなたはコンビニ派、それともドラッグストア派?これまで「業態が違う」として、まったく別物に見られてきたコンビニエンスストアとドラッグストア。しかし、最近では両者の商品政策やサービスが急接近、その垣根は崩れてきている。コンビニ業界は「ドラッグがコンビニ市場を侵食し始めている」と“警戒体制”に入っている。

お弁当やデザートはコンビニのほうが美味しいけどね。でも所詮コンビニの味だと思うけど・・

まとめ

わたくし個人的にはコンビニってほとんど利用しません。

理由は高いから。

同じものがドラッグストアだと3割引、スーパーで買えば5割くらいの金額で購入できるので、コンビニで買うインセンティブは働かないんだよね。

コンビニが便利なのは言うまでもありませんが、「ドミナント戦略」がずっと有効な気は全くしないんですよね・・

将来的に共食いで全部閉店する可能性もあるからね・・

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