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「YouTube TV」がリリース!

インターネットテクノロジー

YouTubeは、サンフランシスコ・ベイエリア、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、フィラデルフィアの地域で、「YouTube TV」のサービスを開始しました。

YouTube TVは、主要テレビ局やCATVネットワークのテレビ番組をPCのWebブラウザやモバイルアプリ、「Chromecast」を接続したテレビ、「Android TV」対応テレビで視聴できるサービス。料金は月額35ドル(約4000円)で、6人まで使える。

クラウド上の“DVR”に録画し、対応端末で再生もできる。DVRの容量は無制限で、録画は9カ月保存される。

立ち上げ段階では40のテレビ局の番組が見放題で、追加料金を払えばさらに2局見られる。近く12局追加される見込み。

「YouTube Red」とは異なり、番組にはテレビでの放映と同様にCMが入る。YouTube Redのオリジナル番組も視聴できる。

「YouTube TV」スタート 月額35ドルでテレビ番組見放題、クラウドに録画放題

「YouTube TV」の特徴

YouTube TV
「YouTube TV」は、月額35ドルで「40局あるテレビ局の番組」や「CATVの番組」を視聴できます。
リアルタイムでスポーツの生中継などが見れるのが特徴です。

HuluやNetflixなどの定額制動画見放題サービスでは、視聴できる動画のほとんどオンデマンドです。不定期に、Huluでもスポーツの生中継を配信することがありますが、チャンネル数は少ないですからね。

4大ネットワークも視聴可能

アメリカにある地上波の4大ネットワーク(ABC・CBS・FOX・NBC)に対応しています。

YouTube TV 視聴可能なテレビ局

マルチデバイス対応

テレビ、PC、スマホ、タブレットなどのマルチデバイスで、テレビの視聴が可能です。Googleアカウントにログインして使います。

クラウド録画DVRの容量は無制限

DVRと呼ばれるクラウドに、容量無制限で録画することも可能です。DVRに保存しておけば、手元のスマホでの視聴が可能です。

番組の検索機能

番組の検索機能があります。Googleには、検索エンジンのテクノロジーがあるから、検索機能も優秀なことは間違いないですね。

リコメンド機能

Googleアカウントと紐づくので、リコメンド機能も優秀です。
以前見た番組や、録画した番組の情報を元に、AIがリコメンドしてくることになります。

「YouTube TV」のライバルは?

「YouTube TV」のライバルを見てみましょう。

  • Sling TV・・・20ドル〜
  • PlayStation Vue・・・月額49.99ドル〜
  • DirecTV Now・・・月額35ドル、50ドル、60ドル、70ドルのプランあり

「YouTube TV」と「YouTube Red」は何が違うの?

「YouTube TV」と「YouTube Red」の違いを見ていきます。

「YouTube TV」は、主要テレビ局・CATV・衛星放送の番組を視聴可能です。また、スポーツ中継もリアルタイムで観れます。

それに対して「YouTube Red」のサービスは、YouTube、YouTube Music、YouTube Gamingを広告なしで視聴可能となります。

既存のテレビやCATVを契約している人の代替手段になるのは、「YouTube TV」ということになります。

「YouTube TV」はCMが入ります

「YouTube TV」は、番組間にCMが入ります。

このあたりは、テレビのビジネスモデルと同様です。CMに対する広告収入は、比率は分かりませんが、テレビ局と分け合うという仕組みになるのでしょうね。

「YouTube TV」の広告システムは?

Googleによると、Googleとメディアの両方が、「YouTube TV」上で配信できる広告を販売するようです。
いよいよテレビ広告も、直接Googleへ出稿できるようになります。

Googleのことなので、広告は自動で出稿されるはずです。となると、先日ヘイトなどの不適切な動画に対して、大手企業の広告が差し込まれていた問題は再発しないのかな?GoogleはAIを導入していくという話だけど。

YouTubeから広告撤退した大手企業は?

YouTubeにアップロードされた、ヘイトなどの人種差別を含む動画に対して、有名企業の広告が表示されていた問題で、通信大手AT&T、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フォルクスワーゲンなどが広告を引き上げました。

その結果、GoogleはAIを導入することになりました。

この問題に対処するため、グーグルは、新たに人工知能システムを導入して対策強化を図り、広告主にとって好ましくない動画を把握する一助とするとした。同システムは、広告主が自由に設定できるという。

同社はまた、第三者による監視システムを導入し、企業が希望しないサイトで広告が表示されないようにしていく意向についても明らかにした。

グーグル、ユーチューブへの広告停止問題でAI導入へ

まとめ

「YouTube TV」がCATV業界に大きな攻勢をかけていることは間違いないです。

Googleアカウントにログインすることで、家庭にあるテレビだけでなく、PC、スマホ、タブレットで、テレビ番組を観ることができます。また、DVRというクラウドで録画した番組が、スマホで見れるというのは便利ですからね。

Googleアカウントに紐付いたユーザー情報を持っているGoogleならば、ユーザーに最適なコンテンツや広告を配信することが可能ですからね。

「YouTube TV」は、CATVのシェアを奪えるのか?
昨日のエントリーでは、「YouTube TV」を取り上げました。「YouTube TV」は、月額35ドル支払えば、4大ネットワーク(ABC・CBS・FOX・NBC)、YouTube Red Originalsを含んだ40局以上のテレビ番組の...