「YouTube TV」は、CATVのシェアを奪えるのか?

昨日のエントリーでは、「YouTube TV」を取り上げました。

YouTubeは、サンフランシスコ・ベイエリア、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、フィラデルフィアの地域で、「YouTube TV...

「YouTube TV」は、月額35ドル支払えば、4大ネットワーク(ABC・CBS・FOX・NBC)、YouTube Red Originalsを含んだ40局以上のテレビ番組の視聴が可能です。

ライブストリーミングは3つまで可能だし、Googleアカウントは6つまで登録が可能。

あとで見たい番組は、DVRという容量無制限のクラウドが用意されていて、オンデマンドで視聴することもできるのです。外出先でも録画した動画をスマホで見ることができるし、Googleアカウントに紐付いたリコメンド機能にはAIを使っているので精度はどんどん高くなるはずです。

ユーザーの利便性も良さそうなので、すぐにでもCATVのシェアを奪えるような気がしませんか?

今日のエントリーでは、「YouTube TV」が、CATVのシェアを奪えるのかについて考えてみます。

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アメリカのテレビ事情

アメリカのテレビ事情についてお話します。

無料で地上波のテレビが見られる日本とは大きく異なります。
4大ネットワークだって、すべての番組が無料というわけではなく有料放送のパッケージがあるので、9割近くの世帯がテレビ視聴にはお金を払ってCATVや衛生放送と契約しています。

アメリカは国土がデカイので、アンテナでテレビ番組を受信するというのは現実的に不可能です。
日本の人口密度336人に対して、アメリカは32.7人ですからね。サンフランシスコやニューヨークなどの一部の都市を除いて、人が住んでるエリアは、まだらなんだよね。

このような事情もあって、アメリカでは、CATVを契約する世帯が多いです。テレビだけでなくインターネット、電話もセットで月額100ドル以上払うという感じです。CATVの料金が高いのは、CATV以外の選択肢がなく、しかも寡占化しているからです。

世界中のインターネット料金を比較すると、なぜアメリカではこんなに高額なのか?

アメリカでは家庭で使用するインターネット回線の料金が他国と比べて非常に高額で、日本と比較すると月額当たり約3倍、韓国と比較すると月額当たり約5倍もの費用がかかるとのこと。なぜアメリカではインターネット料金がこれほど高額なのか、BBCがその理由を明かしています。

サンフランシスコでは99ドル(約1万円)、ニューヨークでは70ドル(約7200円)、ワシントンDCは68ドル(約7000円)で同じような回線速度のパッケージプランを使用可能なのに対し、イギリスのロンドンは38ドル(約3900円)、フランスのパリでは35ドル(約3600円)、韓国のソウルならば15ドル(約1500円)で同タイプのプランを利用可能になります。

「CATV」と「YouTube TV」の戦い

「CATV」と「YouTube TV」の戦いはこれから始まります。

今見てきたように、多くのアメリカの家庭では、CATVに加入して、テレビ・インターネット回線・電話のセットで月額100ドル以上を支払っています。

今回の「YouTube TV」は、CATVのテレビの分だけを月額35ドルで利用できるようになります。

YouTube TVを利用するには、各家庭がインターネットに接続していることが前提です。ネットに繋がってなければ、「YouTube TV」見ることはできないからね。

となると、CATVは、テレビ・インターネット回線・電話のセット販売が主軸のサービスなので、テレビをYouTube TVへ置き換えるユーザーに対しては、割高の料金プランを設定してくることになりそうです。

衛星でのネット回線が主流になれば

衛星を使ったネット回線が主流になれば、世界中にインターネットのケーブルを張り巡らせる必要はありません。
そうなれば、CATVのメリットは全くなくなってしまうんですよね。

日本の状況を例に取るとわかりやすいんだけど、CATVって割高でしょ?日本でのCATVは、高齢者などの情弱向けサービスになってますからね。「インターネット」「テレビ」「電話」はそれぞれ別に契約したほうが、料金は安くなるし、料金体系も明瞭で分かりやすいです。

もちろん情弱向けに、セットのパッケージプランを提供する業者も現れてくると思うけどね。

SNSの普及で電話は不要

WhatsAppやMessengerなどの SNSの普及で、電話を利用する人は減っています。なので、CATVで固定電話を契約する必要ってほとんど無い気がします。

まとめ

「YouTube TV」は、サンフランシスコ・ベイエリア、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、フィラデルフィアの限定されたエリアでサービスが始まります。

おそらく「YouTube TV」は、CATVから顧客を奪いまくるはず。だって「YouTube TV」を利用すれば、ユーザーの利便性は確実に上がりますからね。

今後の「YouTube TV」の展開が楽しみです。

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