「iOSのKindleアプリ」では、なぜ電子書籍が購入できないの?

iOSのKindleアプリから電子書籍を購入できないのって不便だと思いませんか?

Amazonが発売している「Kindle電子書籍リーダー」「Fireタブレット」ならば直接、端末から電子書籍を購入することが可能です。「AndroidのKindleアプリ」も同様で、アプリ内から電子書籍を購入することが可能ですよね。

Amazonのサイトに、「AndroidのKindleアプリ」から電子書籍を購入する方法が詳しく載っています。

Android端末での購入とダウンロード

  1. Kindle for Androidのホーム画面からKindleストア アイコンをタップします。
  2. 商品を検索します。読みたいKindle本をタップすると、商品詳細ページが表示されます。
  3. 本を購入するには、1-Clickで今すぐ買うをタップします。

ところが、「iOSのKindleアプリ」では、アプリ内で電子書籍を直接購入することはできません。あくまで、ウェブで購入した電子書籍を「iOSのKindleアプリ」でダウンロードするという形をとっているのです。ビューワーの機能しかないのです。

Kindle for iOSでの購入とダウンロード

  1. SafariブラウザからKindleストアを開きます。
    iPad: Kindleストア
    iPhoneまたはiPod touch: Kindleストア
  2. Kindle無料アプリと同じAmazonアカウントでKindleストアにサインインします。
  3. 読みたいKindle本をタップすると、商品詳細ページが表示されます。
    本を購入するには、1-Clickで今すぐ購入をタップします。
  4. 本を読むには、今すぐ読むをタップします。

一度、ブラウザでAmazonのサイトへ行って、そこで電子書籍を購入。その後、Kindleアプリでライブラリに追加するという、めちゃ面倒なことをしなければならないのです。

iOSを使っている場合、「Kindleアプリ」だけでなく、「Amazonアプリ」からも電子書籍は購入できません。これってユーザーにとってはものすごく不便ですよね。

iOSのKindleアプリで電子書籍が購入できない理由

Appleは自社の課金システムを使わせてAmazonから手数料を取りたいのに対して、Amazonは手数料を払いたくないという両者の攻防があるからです。

ユーザーの利便性を無視してまでやることなのでしょうか?

Appleの課金システムを使わなければならない

iOS版のアプリでは、Appleの規約により、Amazonなどのアプリディベロッパーは、コンテンツの決済にAppleの課金システムを使わなければならないのです。アプリ内課金をする場合、Appleの課金システムを使うということになっています。

このAppleの課金システムがアプリディベロッパーには不評で、250円・300円・500円など、あらかじめ設定された金額しか使うことができないので、様々な値段設定がある電子書籍に使うことができないのです。

App Storeの審査に通らなければ、アプリを世に出すことはできないので、AmazonもApple社のポリシーに従う必要があるので、こういうことになっている模様です。

Amazonだって、自社の電子書籍が売れる度に、Appleへマージンは払いたくないもんね。

自社へのリンクはダメ

2011年の話ですが、Kindleアプリに電子書籍の購入ボタンが付いていた時期がありました。購入ボタンを押すと、Amazonのウェブページヘと飛んで、電子書籍が購入できるという仕組みになっていました。

Amazonは、アプリ内課金で30%の手数料をAppleにとられるので、それを回避するために、自社サイトへユーザーを誘導していたんですよね。

以前、こういうことがあったので、今はKindleアプリに限らず、アプリに商品ページへのリンクがあると、App Storeのアプリの審査に通らなくなっています。

↓ちょっと古い記事ですが、

Amazonもギブアップ、ついにiOS向け電子書籍アプリから自社課金サイトへのリンクを撤去

iOSで電子書籍を購入する方法

あまり文句ばかり言ってもしょうがないので、iOSで電子書籍を購入する方法を紹介します。

iOSだと、KindleアプリもAmazonアプリも電子書籍の購入には使えないので、電子書籍を購入するならSafariやChromeなどのブラウザ経由ということになります。

電子書籍を購入してiOSデバイスで読むまでの流れはこんな感じ

1. iOSのブラウザ経由で電子書籍を購入

PCブラウザ経由でも構いません。

ブラウザ経由で電子書籍を購入

2. iOSのKindleアプリで、購入した電子書籍をダウンロード

ブラウザ経由で購入した電子書籍を、iOSのKindleアプリにダウンロードします。

iOSのKindleアプリはビューワーとしての機能しか有していないのです。

Kindleアプリで購入した電子書籍をダウンロード

Appleの狙いはiBookで買わせること?

ユーザーの利便性を考えたら、「iOS版のKindleアプリ」から電子書籍が購入できるのが一番使いやすいです。1タップで購入できますからね。

ところが現状は、iOS版のKindleアプリを使っていて、新しい電子書籍を購入しようと思った場合、ユーザーがブラウザを立ち上げて、Amazonのページで購入することになります。さらに購入後、iPhoneなどのデバイスへダウンロードすることも必要です。面倒くさいことこの上ないですね。

Appleは、ユーザーのことをもう少し考えたほうが良いよね。3年くらい前は、KindleとiBooksはタイマン張ってる感じでしたが、今のiBooksの没落ぶりは半端ないもんね。

iBooksのアプリなんて、今日のエントリーを書くために、久しぶりに立ち上げましたもの。

iBooksのシェアを上げて顧客満足度を上げるべし

本当は、AppleのiBookにはもっと頑張って欲しいんですよね。

電子書籍を購入するユーザー側に立てば、大手のプラットフォームが競い合っているというのが、理想的な状態です。

だって、価格の競争もあるし、利益を少なくしても顧客満足度を上げるサービスを提供してくれますからね。

電子書籍がKindleのプラットフォームだけになったら、絶対に値上げしてきますって。

AppleはApp Storeからの利益も大事だと思いますが、iBooksのシェアをどうやったら今以上に取れるかを、もっと真剣に考えて欲しいです。

せっかくiOSというプラットフォームと、iBooksという電子書籍のプラットフォームの両方を持っているんだから、Appleユーザーの利便性を追求できるようなエコシステムを開発して下さい。

今後、iOSのアプリ内課金はどうなる?

実は、WWDC2016の前に、Appleの規約に変更がありました。

今までよりもアプリの手数料を下げたり、サブスクリプション方式の課金を変更したのです。

アップル、App Storeの大幅改革を発表。柔軟な価格設定、月額制アプリの適用範囲拡大と利益配分の変更など

アップルが、App Storeの全面的な変更を実施すると発表しました。最も大きな変更となるのはそのビジネスモデルで、月額制アプリのカテゴリー縛り撤廃や「アップル税」とも呼ばれる売上からのアップル徴収分30%を、15%にまで引き下げる(月額制アプリのみ)など、ビジネスモデルの多様化を見込んでいます。

ユーザーの利便性を考えて、顧客満足度が高くなるような仕組みをAppleとAmazonは考えるべきですよね。

少なくとも、「iOSのKindleアプリ」がビューワーの役割しか果たしてないのは、テクノロジーに対する冒涜のように思えてなりません。

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