前回のアップデートから約2週間で、iOS9.3.4のアップデートが登場しました。
9月にはiOS10がリリースされる予定なので、iOS9では最後のアップデートとなる模様です。
iOS9.3.4のアップデートの詳細は下記のリンクに詳しく載ってます。
About the security content of iOS 9.3.4
具体的に何が変わったのかと言うと、
「アプリケーションがカーネルの権限で任意のコードを実行できる可能性の問題の修正」、「メモリ処理を改善することによるメモリ破損の問題の修正」が行われました。
全ユーザーへ推奨しているアップデートなので、必ずやりましょう。
iOS9.3.4のMVNOでの動作確認
MVNOを利用している方は、iOSのアップデートによる動作状況が気になりますよね。
IIJmio
いつも速攻で動作検証してくれます。特に問題なさそうです。
本日リリースされたiOS 9.3.4について、全てのiPhone/iPadにおける検証が終わりました。すべて問題なく、前バージョンのiOS 9.3.3と同様にご利用いただけます。どうぞ安心してアップデートください。https://t.co/jnZNsZHK4T
— IIJmio (@iijmio) 2016年8月5日
DMM mobile
IIJmioが大丈夫ということは、同じMVNEのDMM mobileの動作も問題なさそうです。
mineo
mineoもiOS9.3.4の動作検証をTwitterにアップしています。
iOS 9.3.4でのiPhone/iPadの動作確認結果を公開しました!iOS 9.3.3と同様にご利用いただけます! |iOS9.3.4のmineo動作確認結果|マイネ王 https://t.co/SrnIu7pitE #mineo
— mineo(マイネオ) (@mineojp) 2016年8月5日
iOS9.3.4 の不具合に対処する
iOS9.3.4へアップデートしたら、不具合が出て、動作が重くなった方もいると思います。
動作が重くなったら一番最初に確認することは、内部ストレージの残量です。10%を切るとものすごく遅くなります。16GBのiPhoneを使っている方は、実際に使える容量は14GBしかありませんので、動きが重くなってきたら、真っ先に内部ストレージの残量をチェックして下さい。
機種別に見ると、最新のCPUを搭載している iPhone 6s やiPhone SEなら重くなることはありません。iPhone 6 だと若干重くなるかな。で、iPhone5s よりも古い機種を使っていると、アップデートで不具合が出て重くなるということはよく聞きます。
iPhoneをサクサク快適に動かす方法を書きますので、参考にしてくださいね。
クリーンインストール
iOSの動きが重くなったらクリーンインストールをするのが一番効果が高いです。
iCloudかiTunesでバックアップを取って復元するだけです。PCを持っているなら迷わずiTunesでバックアップをとりましょう。復元の時間がiCloudと比べて圧倒的に速いです。
iTunesとiCloudのバックアップの違い
iTunesでバックアップを取ると、iPhoneの中身を全部バックアップするので、復元した時にサードパーティーのアプリや設定も、全部残ったまま復元されます。
iCloudでバックアップを取ると、サードパーティーのアプリは、復元後にApp Storeから再ダウンロードするので、元の状態に戻るまでに数時間かかります。アプリのIDとパスワードも入れなきゃならないです。
「Siriの検索候補」をオフ
Siriの検索は全く使えないので、迷わずオフにします。
これだけでめちゃiPhoneがサクサク動くようになります。
- 「設定」→「一般」→「Spotlight検索」を開く
- 「Siriの検索候補」をオフに
「視差効果を減らす」をオン
デフォルトのオフの状態では、ホーム画面のビジュアルに奥行きがでます。余計なグラフィックスのメモリを使うことになるので、キビキビ動かすのなら、オンにしましょう。見た目もほとんど変わりません。
iOS では、視差 (パララックス) 効果を利用して、デバイスのホーム画面とその他の領域に奥行き感を演出しています。
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開く
- 「視差効果を減らす」をオンに
Appのバックグラウンド更新をオフ
バックグラウンドで更新するアプリはない方は、オフでも構いません。
でも、バックグラウンドで更新が必要なアプリがある方は、Appのバックグラウンド更新を個別に設定することをオススメします。よく使うアプリを個別にオンにしておけばいいのです。それ以外はオフに。
iOSのアップデート状況
iOSのセキュリティが高いと言われる理由の1つに、新しいOSが出ると、みんな一斉にアップデートするということがあります。
2016年7月18日のデータによると、iOS9のユーザーは86%、iOS8が11%、それ以外3%となっています。ほとんどユーザーがiOS9を使っているということになりますね。
Androidのアップデート状況
iOSと較べると、ユーザーが使っているバージョンはバラバラです。
シェア1位がAndroid 5.0 Lolipopで35.5%、次にAndroid 4.4 Kitkatで29.2%。
今だにAndroid 4 Jelly Beanが16.7%あるのが驚きです。Jelly Bean使ってる人は、セキュリティ的にかなりヤバイと思う。
Android 6.0 Marshmallowが15.2%とだいぶシェアが上がってきましたね。わたくしもNexus 5XでAndroid 6.0 Marshmallowを使っていますが、ぶっちゃけ使い勝手はiOS9と遜色ないレベルにまで上がっています。
個人的には、Nexusシリーズから、5.2インチ程のサイズで、もっと高スペックな端末出して欲しいです。
Android Oneなんて、ベースはau向けのAQUOS UをGoogle向けにカスタマイズしただけで、スペック的にも全然魅力的じゃないないのに、何で売れてるのかイミフ。
今後のiOS
おそらく今回のiOS9.3.4が最後のアップデートになるはずです。
次回のアップデートは9月に行われるiOS10ということになります。
iOSの魅力は、インタラクションが非常に高いところ。例えば、操作や入力とそれに対する反応や出力、コンテンツの呼び出しやすさなどはAndroidとは比べ物にならないほど高いです。このあたりはAppleが特許を抑えてるから、Androidでは実現できないんだけどね。
でも、最近Nexus 5Xを使ってて感じることは、「Android 6.0 Marshmallow」+「Google音声検索」+「Now on Tap」の組み合わせに、iOSは太刀打ち出来ていないということ。
WWDC2016でiOS10の発表があったけど、iOS10に関して全然ワクワクしなかったもんね。
そろそろ新しいイノベーションがないと、Appleユーザーは離れていってしまいそうです。
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