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G Suite のメリットとAレコード・MXレコードの設定方法

Googleセキュリティー

G Suiteは、メールの受信ができないなどのトラブルがあっても、24時間でGoogleの電話サポートが付きます。

しかし、Aレコード・MXレコードを設定しなければならないので、通常のレンタルサーバよりも初期設定は難しいかもしれません。

この記事では、G Suite のメリットとAレコード・MXレコードの設定方法についてお伝えします。

Google Apps を運用するには

ウェブサーバーとメールサーバーを切り離して運用します。

僕を例に上げると、ウェブサーバーはエックスサーバ、メールサーバーはGoogle となります。

ここが少し分かりにくいという方もいらっしゃるかもしれませんが、話を進めていきます。

AレコードとMXレコードとは?

ウェブサーバーもメールサーバーも同じレンタルサーバーで運用するなら、ドメイン側でネームサーバーをレンタルサーバーへ向けるだけでいいのですが、G Suiteはウェブサーバーとメールサーバーを切り離して運用します。

つまり、AレコードとMXレコードを設定しなければなりません。

これにはドメイン側の設定が必要です。Aレコードと、MXレコードの知識がない人は結構大変かもしれませんので、Aレコードと、MXレコードの説明をします。

Aレコード

ウェブサーバーをどこにするか設定できます。なので、ウェブサーバーのIPアドレスがここに入ります。

MXレコード

メールサーバーをどこにするかの設定です。Google Appsを使うなら、Googleのメールサーバーを指定します。

Google Apps

G Suiteを使うメリット

G Suiteを使ってドメインメールをGmailで運用すると、高いセキュリティーに加えて、ウェブサーバーと切り離すことによって安定したサイト運営が可能になります。ウェブサーバーとメールサーバーを切り離すメリットは計り知れないと思います。

1つ1つ見ていきましょう。

アカウントの乗っ取りがあっても、未然に防げる

G Suiteでは、IDとパスワードがハッキングされて乗っ取られた場合も、数秒で関知され、アカウント自体がロックされます。

迷惑メールフィルターが秀逸

レンタルサーバーが提供しているメールサーバーにも迷惑メールフィルターがついてますが、高度なセキュリティではありません。メールサーバー側で自動で迷惑メールに振り分けるGoogle Appsとは全く別物です。

2段階認証が可能

G Suiteならば2段階認証が設定できます。

2段階認証のセキュリティがついているレンタルサーバのメールは、あまり聞いたことがないです。

設定も簡単

iPhoneなら自社ドメイン名でGoogleアカウントを追加すれば設定完了です。Macも同様です。

通常のGmailのように、ブラウザからGmailにアクセスして使うことも可能です。モバイルのGmailアプリも使えます。

PCが壊れてもブラウザで送受信できる

最近のレンタルサーバーはブラウザでメールの送受信ができるものもありますが、Gmailに慣れていると使いにくいと感じる方も多いと思います。

レンタルサーバを移転した時もメールの移行は不要

サーバの移行すると、一番厄介なのは、メールサーバも同時に移行しなければならない点です。

ネームサーバーが安定するまでの約24時間は、新旧メールサーバーのどちらにメールが届くか分かりませんし、意外と設定で手こずる方も多いかもしれません。

G Suiteならばウェブサーバとメールサーバを、完全に切り離して使いますので、レンタルサーバを移転した時もメールの移行は不要です。

ウェブサーバーへの負荷を軽減できるので、安定したサイト運営が可能

IMAPで受信メールの設定をしている方は要注意です。実は、IMAPはメールサーバーへの負担がものすごく大きいのです。

ウェブサーバーとメールサーバを同じもので運用するレンタルサーバーだと、メールサーバへの高負荷が原因でウェブサーバーが落ちることあります。こういう時も、G Suiteを使っていれば、Googleのメール稼働率99.99%ですから、どんなに高負荷をかけてもメールは落ちることはないですし、ウェブサーバーが落ちることもありません。

以前、エックスサーバでIMAPでメールアドレスを10個設定していたクライアントが、メールの送受信を同時に行ったときに、サーバーに負荷がかかって落ちたことがあります。ウェブサーバーも503エラーが出ていました。

毎月1700円と少し値段は上がりますが、カゴヤのレンタルサーバーは、ウェブサーバーとメールサーバーが分かれているので、安定したサイト運営が可能です。

1アカウントでも複数メールアドレスが持てる

G Suiteは1アカウントの契約でも、メールアドレスのエイリアスを20個持つことが可能です。

例えば、aaa@example.com で契約したとします。このアドレスをメインに送受信することになりますが、info@example.com や privacy@example.com などのメールアカウントも無料で作れます。しかも新たに作成したメールアカウントでの送受信も可能で、aaa@example.com のメールボックスを使って送受信します。

例えば、ネットショップを運営しているような場合だと、お問い合わせのメールアドレスをinfo@example.com、プライバシーポリシーのページの問い合わせ先に privacy@example.com、顧客とのやり取りを aaa@example.com といった使い方が可能です。

複数の社員で、それぞれのメールアカウントが必要な場合は、社員の数だけ契約しなければなりませんが、フリーランスでaaa@example.com をメインで使い、info@example.com も必要といった場合、1アカウントの契約で利用できるので、月680円で運用が可能です。

さいごに

G Suite のメリットとAレコード・MXレコードの設定方法についてお伝えしました。

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