ITリテラシーの低いウェブサービスを利用するとき、一番の問題点はIDとパスワード流出です。
家電やPCを「価格.com」で検索して購入する場合、会員登録して購入する場合が多いですよね。
AmazonやAppleのオンラインショップで購入するなら、セキュリティーもしっかりしているので流出する可能性は低いのですが、小規模ネットショップで購入する場合、個人情報流出の問題は避けて通れません。
あまり高くない日本におけるソーシャルログイン利用率
ログインが簡単、個人情報が漏れる心配も少ないといった理由で、「Yahoo! Japan」「Facebook」「Twitter」「Google」などでソーシャルログインができるサービスの提供をしています。
が、個人情報を出したくないというユーザーも多く、ソーシャルログインはあまり流行っていません。
Yahoo! JAPAN IDがトップというのは、Yahooが日本の会社なので、多少の安心感があるのかもしれません。
ソーシャルログイン利用率はYahoo! JAPAN IDがトップ
株式会社フィードフォース(所在地:東京都文京区、代表取締役:塚田 耕司、以下「フィードフォース」)は、国内導入実績No.1のソーシャルログインASPサービス「ソーシャルPLUS」にて、日本国内におけるソーシャルログイン利用状況調査を実施しました。
調査の結果、日本国内でのソーシャルログイン利用率は、2014年9月に実施した前回調査時と同様に、Yahoo! JAPAN IDが56.5%で国内シェアNo.1となりました。続いてFacebook 22.1%、Google+ 17.8%、Twitter 3.1%、mixi 0.5% となっております。
また利用デバイスの割合では、ソーシャルログイン利用者のうち62.6%がモバイル、37.4%がPCという結果になりました。
ECにおけるソーシャルログイン利用率
「LINE Login Platform」とは
LINE Login Platformとは、スマートフォンアプリやウェブアプリケーションの中で、LINEアカウントを使用したログイン機能を組み込むためのプラットフォームです。
現時点では法人向けのみこのサービスの利用ができます。
「LINE Login Platform」の個人情報はどこまで連携されるのか!?
LINE Loginを使ってサービスにログインした場合、サービスはユーザーの同意のもとで、下記の基本的なユーザー情報を連携することができます。
- LINEで設定された名前
- LINEで設定されたプロフィール画像
- LINEで設定されたひとこと
- LINE上の内部的な識別子
LINEの友だちの一覧、グループ情報など、上記以外のユーザー情報は連携されません。
ソーシャルログインできるSNSサービスの利用者数
国内最大のSNS「LINE」
国内ユーザー数 5200万人です。
月間アクティブ率90.6%
日本の人口の約半分が利用しているサービスで、Facebook、Twitterをぶっちぎりで抜いてます。
「Facebook」
国内ユーザー数 2400万人です。
月間アクティブ率53.1%
実名制なので、タイムラインや交友関係でその人の属性が絞ることができ、顧客情報はショップにとって非常に有益。
「Twitter」
国内ユーザー数 1980万人です。
月間アクティブ率60.5%
匿名ででき、アカウントも複数持てるので、個人情報を気にする方は、捨てアカウントで会員登録できる。
「LINE Login Platform」を導入するメリット
LINEユーザなら簡単にサービスにログインできるため、ユーザの立場から見てサービスのユーザビリティがとても高くなります。
日本の会社なので安心感があり、クローズド型SNSなので、Facebookのように個人情報に敏感にならないユーザーが多い。
スマートフォンのアプリ、ウェブアプリケーション両方で利用できます。
「LINE Login Platform」の利用方法
「LINE developersサイト」で会社情報や利用したいアプリの概要などを入力して「Partner登録」を申請すれば、LINEの担当スタッフが確認。承認されればLINE developersサイトの管理画面にログインできるようになります。
管理画面に入ることができた後は、「LINE Login Platform」を利用するアプリの情報を入力し「Channel登録」を行うと、LINEの担当者が確認して承認。その後、SDKやAPIを利用するために必要となる情報を発行されます。
小規模サイトで会員登録するなら「LINE Login Platform」
先日、タミヤWEBサーバーへの不正アクセスがありましたが、「LINE Login Platform」を導入していれば防げたでしょうね。
小規模ネットショップなどは、国内ユーザー数も月間アクティブ率も高い「LINE」のサービスである「LINE Login Platform」の導入はメリットがあるはずです。
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