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都会は「Prime Now」!田舎で普及しそうな配送ドローンのサービス「Amazon Prime Air」!!!

Amazonビジネスモデル

Amazonの配送ドローンすごい!

まさに近未来の光景です。YouTubeまだの方はぜひ見て下さい。Top Gear降板後に、Amazon Primeムービーで番組を制作しているジェレミー・クラークソンが出演してます。

「Amazon Prime Air」とは?

Amazon Prime Air」とは、Prime Airドローンを使って、15マイル(約24.1km)の範囲内で、小さな荷物を30分以内で配送するというサービスです。

飛行中に障害物を回避する技術「Sense and Avoid」も搭載してます。カメラやセンサーもついてますから。

まるで夢の様な話ですよね?

まだプロトタイプだし、米連邦航空局(FAA)が商用目的の無人航空機の規制方針が決まるまでは、「Amazon Prime Air」のサービスは展開できません。現在、10種類以上のプロトタイプを開発していて、米・英・イスラエルでテストを行っています。ジェフ・ベゾスCEOによると実現までに4〜5年かかるようです。

まるでオスプレイのドローン版!

昇降用と推進用の2つのプロペラが備わっているので、離陸と着陸は垂直でヘリコプターのように動き、それ以外は水平飛行モードに切り換わるので飛行機としての動きになります。

オスプレイのようなハイブリッド設計です。動きも似ていて、垂直に離陸して400フィート(122m)に到達すると、今度はプロペラを回して飛行機のように進むのです。

Prime Air 飛行

現在普及しているドローン同様GPSを内蔵しているので、位置情報を確認しながら飛行します。カメラを内蔵しており、障害物を検知して回避することもできます。

Prime Air GPS

ドローンが近づくと、到着前に顧客に着陸スペースの確認するプッシュ通知がされます。

Prime Air Push

届けて欲しいところに、マーカーをおいておくようです。

Prime Air マーカー

離陸時同様に着陸時もヘリコプターのように垂直です。

Prime Air 着陸

様々な課題も!

課題はたくさんあります。

各国政府当局への働き掛け

規制緩和しないことにはサービスの展開はできません。まずは規制の緩いシンガポールや途上国から始まりそうです。

突風への対策は?

ドローンの弱点は突風なので、この問題もクリアしないとですね。強風だと機体が安定せず、突風で墜落なんてこともありますからね。

Prime Nowとのすみ分け

Prime Nowはつい先日始まったばかりのサービスで、890円の追加料金で1時間以内に届きます。2時間以内なら無料。

食品や飲料だけでなく、本やDVDも対象です。これはめちゃくちゃ便利です。

今のところ都心のごく一部のエリアですが、順次拡大していくのでしょう。

都会は Prime Now

都心部にはドローンを飛ばすことは難しいので、Prime Nowのサービスが広がっていくと予想します。東京23区・神奈川(横浜まで)・埼玉(さいたま新都心まで)・大阪(一部)はサービス対象になりそう。

地方や郊外は Prime Air

ドローンを飛ばしたり着陸したりするスペースがあるので、Prime Airのサービスが期待できます。

特に過疎地の限界集落のようなところには必要なサービスです。買い物に行けないお年寄りも、家にいながら日用品が手にはいりますから。

運送会社を苦しめるAmazon

2000年頃からネット通販によって宅配便は増加。1998年に約18億個だった荷物が2013年には2倍の約36億個になりました。

Amazonの送料ってめちゃくちゃ安いらしいです。懇意にしている日本郵便の偉い方が言ってましたから。

で、2013年に佐川急便がAmazonとの取引から撤退した後は、ヤマト運輸への負担はすごいようです。

なぜ佐川急便が撤退したかというと、住宅地に配達する荷物は軽四輪の下請けに出すので、全く利益が出ないためです。ヤマト運輸は自社のドライバーで運べば追加コスト無しで配達できるので、Amazonの仕事を一手に引き受けたという経緯があります。両社のビジネスの構造の違いが理由なのです。

でも、ヤマトのドライバーからは悲鳴が上がってます。結構大きなクロネコの車で住宅地に入っていくわけだし、不在で持ち帰ることも結構あるようです。ヤマト運輸の3〜4割がAmazonの荷物とのこと。

配送ドローンの登場によって!

一番便利なのは、好きな場所で商品を受け取れるようになることです。ドローンが着陸できるスペースさえがあればいいわけですからね。

利益はAmazonが独り占め

人間の仕事をドローンが奪う形になります。というより、ヤマト運輸の仕事をAmazonの配送ドローンが奪うといったほうが適切かもしれません。

電子書籍が流通する過程では、紙媒体の頃に幅を利かせていた「取次」・「印刷所」・「物流」・「書店」という4者の利益を、「Amazonなどのプラットフォーマー」・「出版社」・「消費者」で分配するという現象が起きましたよね?

配送ドローンの登場で、ヤマト運輸などの配送業者の利益を、Amazonが独り占めするすることになりそうです。