本日iOS9.1のアップデートが降りてきました。
早速インストールしましたが、OSの動作はiOS9.0.2と変わった印象はありません。もっとサクサク軽く動いてくれればいいのですが。
iOS9.1で追加された新しい機能
新機能をいくつかご紹介します。
- Live Photosで、iPhoneを上げたり下げたりしたときに自動で録画しないため、動きを察知する機能。
- Unicode 7.0および8.0の絵文字に対応。絵文字150種以上が追加されます。
- CarPlay、Safari、ミュージック、写真、検索の安定性を向上。
サクサク動かすならクリーンインストール
わたしのiPhone6は、9月17日に公開直後iOS9へ上書きアップデートをしました。
クリーンインストールをすれば、iOS8→iOS9のように大きくOSの構成が大きく変わる場合でも快適にサクサク使えます。わたしも、もっとサクサク使いたいのですが、以下の理由でクリーンインストールを躊躇しています・・。
1つ目の理由は、8月にiPhone6に不具合がありAppleで交換してもらった際に、クリーンインストールをしたからです。iOS9へ上書きインストール後、そこまで重くないので、まだクリーンインストールをしていません。
2つ目の理由は、GmailやDropbox、Evernoteなど「Google Authenticator」で2段階認証をしていますが、iPhnone6をクリーンインストール後にiCloudのバックアップを復元する際、Authenticatorの設定は引き継がれないためです。再設定が面倒というだけなのですが・・・
ちなみに、わたしのクライアントで去年の9月にiPhone6を購入して使っていた方は、上書きインストールをしたら動作がカクカクになってしまったという話を聞きました。1年近く使っている方は、動きが遅くなったというケースが多いですね。対処方法を書いておきますね。
「Siriの検索候補」をオフで高速化
新機能のためそんなに賢くないので、使ってない方も多いと思います。オフにすればサクサク動くようにになります。
視差効果をオフに
- 「設定」→「一般」→「アクセシビリティー」を開きます。
- 「視差効果を減らす」をオンにすると快適に動作します。
この2つだけでもかなり改善されますが、より詳しい情報は以前のエントリーを見て下さい。
iPhoneのセキュリティーが高い理由
理由はいくつかあります。
1点目は、Appleのアプリの審査が厳しいということです。マルウェアの拡散を防いできました。iOS端末は、基本的にApp Storeからインストールすることになっているので、製造元が不明なアプリをインストールすることはないですからね。
アプリ開発業者がiOS Developer Programの年間ライセンスを支払えば、手元の端末にアプリをインストールすることはできますが、一般的ではないです。
ただし先日こんなニュースもあったので、全て安心というわけではなくなってきましたが・・・
数百のiOSアプリがApp Storeから削除された。 アナリティクスサービスを提供するSourceDNAの調査で、これらのアプリがユーザーを特定する情報を引き抜いていたことが発覚したからだ。情報の中にはEメールアドレスとそれに紐づくApple ID、端末や周辺機器のシリアル番号、そして端末にインストールされたアプリのリストといった情報を含んでいた。問題のアプリは中国の広告会社Youmi のSDKを使用していた。調査はこのSDKがプライベートAPI経由で情報にアクセスしていたことを発見した。
※原文は英語のため日本語に翻訳して引用しています。
Hundreds Of Apps Banned From App Store For Accessing Users’ Personal Information
2点目は、新しいOSのシェア率が高く、ユーザーはすぐに新OSへアップデートするので、Appleの開発のリソースを集中できる点です。
iOS9.0.2のシェア率
iOSの場合、新しいアップデートが降りてくると、ほとんどのユーザーが適用します。
10月7日のiOS9へのアップデート率は57%です。
Appleの開発のリソースは、ほとんど新しいOSに割くことができるので、セキュリティーや不具合の改善率はiOSは非常に高いですよね!
この点がAndroidとの大きな違いです。
Androidのシェア率
Android4.4のKitKat 38.9%を筆頭に、2位が Android4.1以降のJelly Bean 30.2%、3位が Android5.0以降のLollipop 23.5%となっています。
ユーザーの使っているバージョンはバラバラです。最新OSのLollipopが23.5%ですからね・・
Googleはセキュリティーなどの開発リソースをどこに集中するのでしょうか?シェア率の高いAndroid4.4のKitKatなのか、最新バージョンのLollipopなのか気になるところです。
Android 6.0 Marshmallow
Googleは10月5日に新バージョン「Android 6.0 Marshmallow」のリリースを発表しました。
どんどん新しいOSがでますが、ユーザーと端末メーカーがついていけないという状況はしばらく続きそうです。
OS X El CapitanとiOS9のクリーンインストール
明日、まとまった時間がとれそうなので、母艦で使っているiMac 27 2013、MacBook Pro 2013の2台のEl Capitanのクリーンインストール、iPhone6のiOS9.1のクリーンインストールを行う予定です。結果はまたご報告します!
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