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iPhone 6のアンテナピクトが立たない!Appleで無償交換してもらった!

iPhoneMVNO

メインのスマートフォンはiPhone 6を使っています。通話はガラケーなので、iPhone 6はIIJmioのデータ通信プランです。

毎月の料金はこんな感じです。

  • 通話:ガラケーかけ放題プラン 2,376円
  • データ通信:IIJmioファミリーシェアプラン 2,764円

ファミリーシェアプランでは3枚SIMカードがもらえるので、iPhone 6 + Priori2 + iPad Air を使いまわしております。LTEの容量は毎月10GBでしかも繰り越せるので、Chromebook Flipでテザリングしても使い切れないほどです。

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8月上旬に沖縄の阿嘉島という離島に行った際、妻のiPhone 6はLTEで高速通信なのに、わたしのiPhoneだけ3Gで通信速度が出ないという問題が生じていました。また、妻のiPhoneはアンテナピクトが立ちますが、購入当初より私のiPhoneはアンテナピクトが立ちませんでした。

これらの症状をAppleサポートへ電話をして伝えたところ、無償で交換手配の手続きを取ってくれました。延長保証に入っていて良かったです。

IIJmioのアンテナピクト問題

以前からiPhoneをデータ通信SIMで使う場合、アンテナピクトが立たない問題がありました。
ところがデータ通信SIMでも、iOS8.3以降・ドコモキャリア設定19.2以降から、VoLTEを有効にするとLTEエリアではアンテナピクトが表示されるようになり、妻のiPhoneはアンテナピクトがたっていました。3Gエリアではアンテナピクトが正しく表示されないのですが・・・

わたしのiPhone 6は、iOS8.4.1・ドコモキャリア設定20.0にもかかわらずアンテナピクトがたちませんでした。Appleサポートの方によると、通信をする部品が損傷している可能性もありiPhone側の故障の可能性が高いということでした。

VoLTEとは

「Voice Over LTE」の略称で、LTEを利用した次世代音声通話サービスです。LTE網は音声通話のための専用回線を想定してないので、音声やビデオ通信をLTEでデータとして取り扱えるようにしたものです。高音質な音声通話サービスが可能になります。

VoLTEを利用するには、iOS8.3以降、ドコモのキャリア設定19.1以降でないとダメだそうです。

VoLTEを有効にする

設定 → モバイルデータ通信 → LTE回線を使用 → 音声通話およびデータ通信

VoLTE設定

IIJmioサポートに確認したところ、データ通信SIMを利用しているケースで、「音声通話およびデータ通信」と「データ通信」のそれぞれでバッテリーの消費に差はないとのことでした。

セルスタンバイ問題

SMS付きSIMでは問題は発生しません。あくまでデータ通信SIMのみです。

通信できるのに「圏外」と表示されたり、アンテナを探し続けるので、バッテリーを通常より多く消費するという問題です。

IIJmioのサポートに電話して確認したところ、以前に比べるとバッテリーの消費に関しての問題は収束しているとのことでした。

MVNOのデータSIMで発生する「セルスタンバイ問題」は改善されたのか?

iPhoneの通信設定の仕組み

ドコモキャリア設定20.0とかよくわからんという方もいらっしゃると思います。
これ以外に、iPhoneをIIJmioで使う場合、APN構成プロファイルをインストールする必要もあります。わかりにくいので説明します。

ios-config

ドコモキャリア設定

世界中にある通信事業者の情報をAppleが一括して配信しています。「キャリア設定」はiOS内部に入っているのです。ユーザー勝手に書き換えられるものではありません。iOSの「設定」からバージョン番号を確認することができます。

Appleからアップデートが降りてくるので、ユーザーはインストールのみ行えばいいです。ただしMVNOを使っている場合、アップデートによって不具合が出ることがありますので、例えばIIJmioならサイトに行って確認してからインストールしてください。サポートの電話でもいいです。

APN構成プロファイル

docomo版やSIMフリーのiPhoneを、IIJmioなどのMVNOで使う場合、APN構成プロファイルの設定をしないと通信できません。

MVNO各社でAPN構成プロファイルを用意しているので、インストールすればMVNOで通信できるようになります。

iPhone無償交換までの流れ

Appleサポートへ電話しました。

延長保証に入っていることもあって、すぐに交換の手配を取ってくれました。Apple Storeに行く時間がなかったので、iPhoneを自宅に届けてくれるという「在宅自己交換修理サービス」でお願いしました。ヤマト運輸が届けてくれた際、手持ちのiPhoneと新品を交換します。

今回は無料での交換でしたが、次に該当していると有料になると言われました。

  • 水濡れ
  • 明らかにわかるおおきな傷・破損

iPhoneのバックアップと復元方法

iCloudでバックアップ

アプリもLINEのトークもすべてバックアップが取れます。Appleでは、以前はiTunesでのバックアップを推奨していましたが、今はiCloudの方が便利ですね。

iCloudバックアップを作成する方法

iPhoneのデータの消去(初期化)

設定 → 一般 → リセット → すべてのコンテンツと設定を消去

iPhoneの復元

iPhone、iPad、iPod touch をバックアップから復元する

iOSのバージョンが違う場合

バックアップを取った時のiOSバージョンより、交換したiPhoneのiOSのバージョンが低いと復元できません。

わたしもこのケースでした。バックアップがiOS8.4.1で、交換品のiPhoneがiOS8.3。手順です。

交換品のiPhoneをiOS8.3からiOS8.4.1へアップデートします。交換品の電源をいれたら、新しいiphoneとして設定 → iOS8.4.1へアップデート → 初期化 → 復元

2度手間になりますが、この方法しかありません。

2段階認証を利用している際の注意点

Google Authenticator

GoogleやDropbox、Evernoteなどで2段階認証を利用して、Google Authenticatorを使って認証コードを生成している場合は注意が必要です。

Google Authenticatorは引き継がない

バックアップから復元しても、Authenticatorの設定は引き継がれません。

Google Authenticatorで2段階認証しているサービスはオフにしてからバックアップを取って下さい。

これ重要です。わたしもGmail、Dropbox、Evernoteの2段階認証はオフにして、バックアップを取って復元しました。

復元後、各サービスで2段階認証設定をする必要があります。

これは面倒なので、Microsoft Authenticatorを使うことを推奨します。

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MVNOでアンテナピクト問題は解決

交換修理後、アンテナピクトはきちんと立つようになりました。やはりiPhone側のトラブルが原因だったようです。

MVNOをお使いの方で、VoLTEを有効にしてもアンテナピクトが立たないという方は、Appleサポートへ相談したほうが良さそうです。