書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

飲食店が雑誌に無料掲載されるまで!

集客

以前のエントリーで、北海道で飲食店を経営しているクライアントを紹介しました。

飲食店をネットで集客する方法
飲食店のサイトはどのように運営すればいいのかという話をよく聞きます。ほとんどの飲食店は、食べログなどのグルメサイトで集客しているケースが多いですよね。なので、飲食店によってはサイトを持っていないところも結構あります。美容院やエステのリアルな...

ネット集客を本気で運用!

今年の6月より本気でサイト運用したいということだったので、毎日ブログを書くという厳しい条件をつけて、運用を開始しました。

ブログという形でコツコツと良質なコンテンツを作り続ければ、顧客目線のコンテンツが毎日増えるわけです。さらに、短期間で様々なキーワードで上位表示を達成するために、ビッグキーワードだけでなく、スモールキーワードを使って、妥協せずコンテンツを作り続けてもらいました。まずはブログの書き方の指導からスタートです。

ビッグキーワードとは

検索回数が多いキーワードのことを指します。

  • 検索回数が多いので、上位表示させることで、サイトへの流入が期待できる
  • 競合するサイトが多いので、順位を上げるにはコストと手間がかかる

スモールキーワードとは

ロングテールキーワードとも言われています。より具体的で語句数が多いキーワードのことを指します。

  • 競合が少ないので順位を上げやすい
  • 具体的で明確なニーズをもったお客を拾える

コンサルした際のポイント!ネットで集客するコツ!

次の3点を徹底してもらいました。

  • ブログの書き方の指導
  • ネットで口コミが広がるメニューの追加
  • ネットでうまく回る商品開発

ブログの書き方

ブログの書き方は結構細かく指導しましたが、こちらの言ったとおり素直にやってもらえたことが、短い時間での成果につながりました。こんな感じで好循環になりました。

コンテンツの量が増える → 検索エンジン対策もうまくいく → サイトへのアクセス数が増える → やる気が出る!

コンサルしても「忙しくて毎日ブログなんて書けない」「こちらの言うとおりに書いてくれない」というクライアントもいますからね。このような場合、必然的にコンテンツの量が増えないのと、検索エンジン対策に落ち度が出ますので、アクセスもあまり増えません。アクセスが増えないので、ブログを書くモチベーションもさほど上がらないという悪循環に陥ります。

ネットで口コミが広がるメニューの追加

また、ネットでうまく回るメニューを店長が自ら考えたことも、勝因の1つではないでしょうか。

メニューの練り直しや、お店のPRポイントを考えたりを一生懸命にやってもらいました。

ネットでうまく回る商品開発

赤いはちみつ」という商品を開発してもらいました。仮想ターゲットは「はちみつをネットで検索してまで買うという人」です。

こういう人たちは、「はちみつの値段なんてたいしたことない」。お金のことよりも、誰よりも安全で美味しいはちみつを食べたいという人ですから、徹底的に手間をかけて作りました。
北海道産はちみつと、大滝産アロニアをブレンドして、オーガニックにこだわって作っています。

新鮮なはちみつと無添加で砂糖を一切いれていないアロニアソースとブレンドしているので、美味しくて安全なはちみつを探している人にとってはまさに求めていた商品なのです。

赤いはちみつ

ウェブサイトは作ってからの運用がすべて

ウェブサイトを作った後は放置していて、勝手にアクセス数が増えるというのは、有名店以外ありえません。

作った時点がスタートという意識で、いかに手間を掛けてサイトを育てるかという視点がないと、ネットで集客することは出来ないのです。客の求めているコンテンツを随時投入して、顧客の視線に立ったサイトにしていくのです。

コンテンツマーケティング!雑誌の掲載を目指す!

このお店はGWから10月末までの営業です。冬季は休業します。

ブログを書き始めた6月から8月までにお店の周知を徹底的に行い、9月・10月の秋のガーデンへの集客を狙いました。

まず、3ヶ月後の8月末までの目標をたてました。3ヶ月という短い期間の目標なので、そんなにたくさんのことは出来ません。

わたしが作った目標は、次の3つです。雑誌や新聞の取材が受けられるようなキーワードを設定して、しっかりとコンテンツを作ってもらいました。

  • 検索エンジンからの流入を増やす
  • 雑誌の取材を受けて無料で掲載
  • 新聞の取材を受ける

サイトを見て取材が来るように、サイトのコンテンツのキーワードに徹底的にこだわって、ブログの運用の指導をしました。

じゃらんからの掲載依頼

8月20発売の北海道じゃらんに掲載されました。

狙ったとおり、ガーデンの特集で、タイトルは「初秋の花絶景&ランチドライブ」特集でした!

花Cafe Aivalley

新聞の取材依頼、掲載

雑誌と並行して、北海道新聞からも掲載依頼がきました。

8月27日の北海道新聞に掲載されました。

花Cafe Aivalley 北海道新聞

国道453号を壮瞥町方向から札幌に向かって進むと、右側に突然、色とりどりの花の庭が現れる。国道を挟んで庭の向かいにあるログハウスが「花Cafe Aivalley(カフェ アイバレー)」。アンティーク調の店内は花の庭を眺めながらくつろげる。
アイバレーは店主の石川淳子さんの母、愛子さんが17年前に藍染め体験施設として開業。10年前に石川さんが改装し、現在の店をオープンさせた。店名は「アイ(愛)」と「バレー(英語の谷)」を合わせた。名付けたのは彫刻家の故 砂澤ビッキさん。愛子さんと上川管内音威子府村で知り合い、かつて同村に構えた愛子さんの草木染の工房の名前として贈った。
自慢の庭は、花栽培が趣味の石川さんが「国道を通る旅行者らの楽しみになれば」と、7年前から植え始めた。ピンクのモナルダなど約40種類が約2千平方メートルに咲き誇る。花を持参する客もおり、石川さんは「みんなで作った庭。ぜひ見に来て」と笑顔で話す。
おすすめメニューは、大滝産アロニアを加えた特製蜂蜜をかける「チーズケーキ」。
アロニアゼリーも付いて価格は500円と手頃だ。店は計30席。営業は5月~10月末の午前9時~午後5時で、不定休。

雑誌掲載の集客効果で3倍の来店!

雑誌発売以降、お客の来店数は3倍という報告を受けました。

やはり雑誌媒体の集客効果はあります。10月末に、雑誌と新聞から集客がどのくらいあったかの効果測定を行いますね。

今回、3ヶ月間でブログでコンテンツを増やし、サイトをみた雑誌や新聞から取材を受け掲載してもらうという戦略は成功しました。

冬季は閉店するので、来春以降の戦略を新たに立てて、コンテンツの拡充を図っていきます。

飲食店でリピーターを増やすには!
飲食店では、お金をたくさん使う層「上顧客」が来店しやすくするシステムを作ることが繁盛店への第一歩です。「上顧客」にリピーターになってもらうのです。パレートの法則というのがあり、飲食店にかぎらず商売では、売上の80%は20%の「上顧客」が占め...