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Tポイントカードは解約すべし

よもやま話

みなさん、Tポイントカードは使っていますか?

ファミマのレジで「Tポイントカードをお持ちですか」と聞かれて、うっとおしいと感じている方も多いはずです。わずか0.5%のポイントと引き換えに、Tポイントカードに購入履歴などの個人情報が渡されます。

今日のエントリーは、「Tポイントカードは解約すべし」というタイトル通り、Tポイントカードを解約するべき理由と解約方法を紹介します。

Tポイントカードを使っている方は、一刻も早く解約することをオススメします。

Tポイントカードを解約すべき理由

以下、Tポイントカードを解約すべき理由です。

  • ポイント還元率が0.5%と低い
  • 購買履歴などの個人情報をCCCに渡すメリットがユーザにない
  • 警察に情報提供していた過去がある
  • 今後、ファミマで使えなくなる可能性大
  • ヤフーやソフトバンクでは、確実に使えなくなる
  • 解約がとにかく面倒

ポイント還元率が0.5%と低い

Tポイントカードの還元率はわずか0.5%です。
クレジットカードで航空会社のマイレージを溜め方が還元率は高いです (カードにもよりますが1〜3%の還元率 )。

購買履歴などの個人情報をCCCに渡すメリットがユーザーにない

わずか0.5%の還元率なので、購買履歴などの個人情報をCCCに渡すメリットがユーザーにありません。
CCCはTポイントカードから集めた情報を他社に提供する際、使用料を受け取っていることは頭に入れておきましょう。

警察に情報提供していた過去がある

Tカードに記録されている情報は、捜査関係事項照会書があれば、捜査令状なしに警察に提供されていたとの報道がありました。完全にユーザーのプライバシーを無視した話です。

CCCはニュースリリースでその旨発表しております。

 一方、弊社の保有する個人情報は年々拡大し、社会的情報インフラとしての価値も高まってきたことから、捜査機関からの要請に基づき、2012年から、「捜査関係事項照会書」があった場合にも、個人情報保護法を順守したうえで、一層の社会への貢献を目指し捜査機関に協力してまいりました。

参考 CCCのニュースリリース

今後、ファミマで使えなくなる可能性大

今後、ファミマで使えなくなる可能性は大きいです。ファミマはTポイントカードに見切りをつけた模様です。

Tポイントカードの購買データの根幹は、日本全国に16,683店舗あるファミリーマートでの購買履歴です。
にも関わらず、ファミマが自社で集めたデータを利用するのに、CCCに利用料を支払う必要があります。

こんなおかしなことはないですよね?

ファミマは、ビッグデータを活用して商品開発やマーケティングをするのであれば、自社でデータを管理しようとするのは、当然の流れです。

ファミマはTポイントカードから距離を置き始めた

ファミマはTポイントカードから距離を置き始めました。ファミマとCCCの関係について時系列でまとめました。

  • 2007年11月、ファミマでTポイントカードが使えるようになった
  • 2015年、ファミマは、Tポイントカードの購買履歴を活用するため、およそ100億円を投資して、Tポイントジャパンの株式15%を、CCCから取得
  • 2018年4月、ファミマ親会社の伊藤忠商事の鈴木善久社長は、Tポイントから、ファミマ独自ポイントへの移行について、年内を目処に方向を決めたいと発言
  • 2019年1月、ファミマが、Tポイントカードの運営会社であるTポイントジャパンの株式を売却する方向で調整

ヤフーやソフトバンクでは、確実に使えなくなる

ヤフーやソフトバンクは、顧客に付与するポイントを自社グループのPayPayに移行するはずなので、Tポイントカードが使えなくなることは明らかです。

2012年6月、ヤフーとCCCは戦略的な業務提携を行なっています。ヤフーやソフトバンクによる資本もCCCの子会社のTポイントジャパンに投下されており、ヤフーとソフトバンクが保有するTポイントジャパンの株式は、全体の約35%を占めます。

株式を手放すかどうかは分かりませんが、PayPayの登場で、ヤフーやソフトバンクが自社の顧客に対して、Tポイントカードを勧める理由は全くありません。近い将来、ヤフーとCCCの戦略的な業務提携も終了するのではと予測します。

ヤフーアカウントのユーザー情報は、CCCへ情報提供されている

現時点では、ヤフーアカウントのユーザー情報は、CCCへ情報提供されています。

Yahoo!JAPANのデフォルト設定でCCCへの情報提供は有効となっているためです。近い将来、ヤフーとCCCの戦略的な業務提携が終了すればこのようなことはなくなると思いますけどね。

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外部企業へのデータ提供設定

ユーザーの個人情報を、外部企業に提供する設定もデフォルトでオンです。

外部企業とはカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、バリューコマース株式会社です。

解約がとにかく面倒

Tポイントカードは、解約がとにかく面倒です。

これはヤフーのプレミアム会員を解約するときと同様で、解約方法が分かりにくくユーザーに不親切ですね。

加入はネットで簡単にできるのに、解約が面倒なサービスは、個人的には悪いサービスだと思っています。

Tポイントカードの解約方法

Tポイントカードの種類は以下の3種類があります。

  • クレジット機能なし
  • クレジットカード付き
  • VISAデビット機能付き

どのカードを保有しているにせよ、一刻も早くTポイントカードは解約することをオススメします。

クレジットカード付きだといろいろと手続きが面倒ですが、他にクレジットカードを持っているのであれば、移行してもいいと思います。

今まで見てきたように、Tポイントカードを持っていてもいいことは何もありません。わずか0.5%の還元で、個人情報を売るようなものですからね。

Tポイントカードのパスワードを設定している場合

Tポイントカードのパスワードを設定している場合は、解約ページより、Tポイントカード番号とTポイントカードパスワードでログインすれば解約が可能です。

Tポイントカードの解約方法

Tポイントカードのパスワードを設定していない場合

Tポイントカードのパスワードを設定していない場合は、解約には以下の2通りの方法があります。

  • 電話で解約 0570-087474
  • Yahoo! JAPAN ID でログインしてから解約

Tポイントカードのパスワードを設定していないユーザーも多いはずです。その場合、オンラインで解約しようと思ったらYahoo! JAPAN ID でログインしなければ解約できないのは、ユーザーの利便性を無視した話です。手続きを面倒にすることで、ユーザーに解約させないようにしていることは明白です。

0570はかけ放題の対象外ですので、解約するだけなのにユーザーに通話料を負担させるのも、ユーザーの使い勝手を無視したサービスであることは明らかです。

ポイントを使い切って、Tポイントカードを破棄

Tポイントカードの解約は面倒だと感じる方は、ポイントを使い切ってTポイントカードを破棄でも構いません。

さいごに

以上、「Tポイントカードは解約すべし」というタイトル通り、Tポイントカードを解約するべき理由と解約方法を紹介しました。

Tポイントカードを持つメリットは一切ないので、一刻も早く解約することをオススメします。