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ソメイヨシノの寿命は60年・・お花見のピークは?

よもやま話

桜の開花が始まりました。

お花見のピークはおそらく来週末になりそうですね。

毎年3月下旬から4月上旬にかけて、花見の時期にあわせて咲くのがソメイヨシノです。

満開時の見事さと、散り際の花吹雪が美しく、日本で最も愛されていると言ってもいいでしょう。

普段あまりテレビを見ないんですが、先日、NHKの首都圏ネットワーク「サクラの木を守れ!」を見ました。ソメイヨシノの寿命が60年ってご存知でしたか?わたくしは知りませんでした。

ソメイヨシノの由来

Wikipediaによると

日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられる日本産の園芸品種である。ソメイヨシノはほぼ全てクローンである。

日本では明治の中頃より、サクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノ(の中の、気象台が定めるなどした特定の株)を意味するなど、現代の観賞用のサクラの代表種である。

ソメイヨシノは、交配して生まれたクローンだったんですね。

江戸時代末期~明治時代初期にかけて、江戸の染井村(現在の豊島区)の植木職人によって作られました。当初は吉野桜として売りだされたようです。その後ソメイヨシノという名前になります。ソメイは染井が由来です。

豊島区に「染井吉野桜記念公園」というのがあるんだけど、写真見るとイメージと全然違います・・

染井吉野桜記念公園

ソメイヨシノはクローンの交配種

Wikipediaにあるようにソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの交配種です。

  • オオシマザクラの特徴は、花が大きく成長が早いこと。
  • エドヒガンの特徴は、彼岸頃に花を咲かせます。また、花がたくさん咲くことと、桜の中では長寿であり樹齢2000年を超えるものもあるため、多くの品種の母種として使用されています。

ソメイヨシノの特徴

2つの品種のいいとこ取りをしています。

花が大きく美しく見た目が豪華です。また、葉が出る前に花が咲きます。この辺りが人気のポイントなんでしょう。お花見にはピッタリの桜です。

若木から桜の花を咲かせることもあって、第二次世界大戦後、ソメイヨシノは全国各地で植樹されました。様々な街中や公園で見ることができます。

学校では、入学式のシーズンに桜が咲くように、ソメイヨシノと1週間程度花が咲いている期間の長い八重桜が植えられることが多いようです。

ちなみに、ソメイヨシノは、桜の中で一番数が多いため、さくらの開花予想(桜前線)に使われます。

ソメイヨシノの寿命

寿命は60年と言われています。かなり短いですよね。交配に使うエドヒガンは樹齢2000年以上にも関わらず、ずいぶん短いです。

そのため第二次世界大戦後に植樹されたソメイヨシノは寿命を迎えてます。

ソメイヨシノは40年を超えると、きのこが生えたり、蛾が卵を産んで、木が腐りやすくなるそうです。で、ほっておくと、倒木などの危険性が高まるとのこと。並木に植えられていることも多いため、病害が拡がってしまうようです。

また、ソメイヨシノは、クローンなので耐性に弱く、害虫対策をしないと、延命できないようです。

なので、都心の桜のポイントでは、伐採が結構行われているんですよね。目黒区では2015年度に27本を伐採したようです。こういった対策をしたとしても、まわりの桜にとっては延命処置をしているだけなので、根本的な解決にはなっておりません。

花見の歴史

今から1300年前に始まります。

花見の歴史は古く、奈良時代の貴族の行事が由来と言われており、当時は梅だったようです。

で、平安時代に、桜が大陸から伝わってきて桜が鑑賞されるようになりました。

その後、武士階級にも広がっていき、有名な豊臣秀吉が吉野で大花見の会をやったのが1594年。

現代では、花見といえば桜の花の鑑賞で定着しましたよね。

花見の見頃は?

関東地方の見頃は、3月下旬から4月上旬にかけてなので、来週末の4/2と4/3はお花見のピークになるはず。

東京だと、人気のあるスポットは、上野恩賜公園、千鳥ヶ淵緑道、隅田公園、六義園、新宿御苑など。目黒川も人気のようです。

神奈川県を見てみると、

鎌倉の鶴岡八幡宮の参道である段葛の桜並木が有名です。2014年11月から整備工事のため通れませんでしたが、いよいよ工事も終わって3月31日から通れるようになります。参道の桜並木が復活です。段葛の桜は綺麗ですよ。

以下、東京新聞より引用します。

鶴岡八幡宮、参道の「段葛」 来月に竣工式と奉祝行事

鎌倉市の鶴岡八幡宮(吉田茂穂宮司)は二十四日、一昨年十一月から改修工事を進めてきた参道の「段葛(だんかずら)」について、来月三十日午後一時半から竣工(しゅんこう)式と奉祝行事を行うと発表した。

同八幡宮によると、改修工事は二〇一四年十一月から全体をフェンスで囲み、通行止めにして進められてきた。総事業費は七億円余。工事はほぼ完成し、来月七日からフェンスの撤去を始める。鎌倉時代の土層を保護するため、約六十センチかさ上げされたが、他は史跡のため、元の姿をとどめるようにしたという。

樹勢の衰えが目立った約二百五十本の桜は、良好な状態の約三十本を移植し、他は撤去した。新たに樹齢五年ほどの高さ五~七メートルのソメイヨシノ百七十七本が植えられた。季節が合えば、満開の花の下で、竣工式と奉祝行事が行われる。

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