先日、楽天カードとヤフーカードを解約しました。
気がついたら手持ちのクレジットカードが10枚以上になっていました。いつも使うクレジットカードは仕事の経費で使うカードと個人で使うカード2枚だけです。残念ながらこの中に、楽天カードもヤフーカードも入っていません。
いくら年会費が無料でも、不必要なクレジットカードを持っているのはリスクが高いので解約することにしたのです。
楽天カードとヤフーカードは、ネットで簡単に申し込み可能
楽天カードとヤフーカードは、ネットで簡単に申し込みができます。
僕が申し込んだ時も、クレジットカードの申込みは本当に簡単でした。
最初にどのようなシチュエーションで申込んだのかお話します。
実は、どちらもポイントにつられて加入しましたw
楽天カードを発行した時のことは、今でもよく覚えています。楽天でNixonのPCが入るリュックを購入した際、「今なら楽天カードを発行すると8000ポイント発行」につられて加入しました。
クレジットカードを申込んだだけで、その場で8000ポイントが貰えたことに驚きました。まだ発行されてないのに、ポイントがもらえてしまったからです。
おかげでリュックは数百円で手に入ったので、楽天には感謝してます。
ヤフーカードに加入したのは、4万円くらいのクローゼットを購入した際、加入しました。こちらもヤフーカードに申し込みをしたことで、8000ポイントがもらえ、実質32000円くらいで購入できたのです。
このように楽天カードは、楽天でお買い物をするユーザーに対して、「楽天カードに加入すれば8000ポイントあげます」という甘い言葉でユーザーを誘います。ヤフーカードも同様です。インターネットからカード申請ができるし、僕の場合は即日審査が降りたので、楽天カードもヤフーカードも随分簡単に発行できるものだなと感心したことを覚えています。
楽天カードとヤフーカードを解約した理由
今思い返してみると、だいぶ前からこの2枚のカードを解約しようと思っていました。なぜ所持していたのかというと、「どちらのカードも年会費無料だから、持っててもいいよね」と自分に言い聞かせて2枚のクレジットカードを持っていたような気がします。
以下、僕が楽天カードとYahooカードを解約した理由です。
- 紙の請求書を送ってもらうには、費用がかかる
- 楽天で購入しないし、Yahooショッピングで購入することもあまりない
- けんすう氏のツイートを見て、楽天カードのセキュリティシステムに疑問を感じていた
紙の請求書を送ってもらうには、費用がかかる
Yahooカードは1通162円かかり、楽天カードは1通82円かかります。
どちらのカードも請求額をメールで送ってくれます。僕の希望は、不正利用を防止する意味で、できれば紙で送って貰いたかったのです。でも全く使ってないのに不正利用の防止のために、0円の請求書を送ってもらうことに意味はありません。
楽天で購入しないし、Yahooショッピングで購入することもあまりない
楽天やYahooショッピングで購入することはありません。楽天経済圏、Yahoo経済圏に囲われていないので、カードを持っているメリットがありませんでした。
けんすう氏のツイートを見て、楽天カードのセキュリティシステムに疑問を感じていた
けんすう氏のツイートを見て、楽天カードのセキュリティシステムに不信感を持っていました。
楽天カードの住所が勝手に変わってた問題、電話で聞いてみたら
1:楽天IDを適当にとる
2:他人の名前、生年月日、電話番号、勤務先を入れる
3:楽天カードの発行申し込みをするとすると、その住所に自動的に変更されてしまう仕様らしいです。郵便物とかもそこの住所いくので注意です!
— けんすう (@kensuu) 2017年10月10日
解約は電話のみ
楽天カードとヤフーカードは、解約の手続きは電話のみです。ネット上で申し込みはできますが、ネットからの解約はできない仕組みです。
電話で解約と言っても、オペレータと話をするわけではありません。自動案内の電話を相手に、プッシュボタンで操作すれば、解約ができるシステムなのです。
実際に解約すると、あっけないほど簡単にできます。本当に解約できたのかと不安になるくらい簡単なのです。メールの案内があっても良さそうですが、それもありませんでした。
楽天カードを解約する窓口
楽天カードを解約するには、電話でないと解約できません。しかもフリーダイヤルではないんだよね。
- 楽天カード コンタクトセンター:092-474-6287
ヤフーカードを解約する窓口
ヤフーカードを解約する窓口は、ナビダイヤルです。携帯電話のかけ放題の対象外ですのでご注意ください。
- ワイジェイカード コンタクトセンター:0570-058200
「申し込みはネットで即日発行」「解約は電話のみ」という対応は誠実ではない
今までお話した通り、楽天カードもYahooカードも「申し込みはネットで即日発行」「解約は電話のみ」という対応は、ユーザーに対して誠実な対応ではないと思います。
とにかく解約手続きを複雑で分かりにくくしているのです。
ネットでの解約に対応するべき
ネットで申し込んだので、解約もネットで行いたいユーザーは多いはずです。
しかも、楽天はインターネットの会社じゃないですか?まあ楽天はIT企業じゃないという方もたくさんいますけど・・
僕は、楽天カードもヤフーカードもネットでの解約に対応するべきだと考えます。
技術的にネットでの解約はできるはずなのに、あえてやらないという楽天やヤフーの姿勢に、僕は共感できません。
しかも、電話も繋がりにくい。
解約する手間をユーザーに強いると言うのは、ユーザーのことを全く考えておりません。
楽天カードの姿勢
楽天カード側はこんなふうに考えているのではないでしょうか?
- どうせユーザーに年会費はかからないんだから、ユーザーは楽天カードを持っていればいいじゃない
- ユーザーに楽天カードを持たせておけば、いつか使ってくれるであろう
- 楽天経済圏に上手く取り込める可能性もあるので、一度掴んだユーザーは手放したくない
- 今後、MVNOでキャリアを目指し楽天モバイルも成長する予定なので、楽天カードで決済周りを固めたい
楽天の都合で、解約する手間をユーザーに強いている事実を僕たちは知っておく必要があります。
ヤフーカードの姿勢
ヤフーカードも楽天カードと基本的な姿勢は同じです。ユーザーが解約するには、ものすごい手間がかかります。「どうせ年会費無料だし、まあ解約しなくてもいいか」と思わせてしまっています。
僕は、ヤフーカード側は次のように考えていると思います。
- 年会費無料なので、ユーザにはヤフーカードを持たせておこう
ユーザーにヤフーカードを持たせておけば、そのうちYahoo!ショッピングで使ってくれるだろう - Tポイントを配りまくって、ヤフー経済圏に取り込んでしまおう
- ヤフーカード保持者には、ソフトバンク、ワイモバイルを使ってもらい、Tポイントで囲おう
さいごに
「申し込みはネットでカードを即日発行」「解約は電話のみ」という対応は誠実ではないと感じ、僕は楽天カードとヤフーカードを解約しました。
いくら年会費が無料でも、楽天カードとヤフーカードに対してこのような不信感がある以上、両社が発行するクレジットカードを持つべきではないと考えました。
ちなみに、楽天は1度カードの更新をしていますので、6年くらい所持したと思います。
Yahooも3年くらいは所持していました。
企業が利益を追い求めるために、ユーザーを囲うメリットを僕は理解できます。ただし、囲われたユーザーの利便性が高いという前提条件をクリアしなければ、ユーザーを囲うべきではありません。
どちらのカードも、申込みはネットで即日発行を謳っていますが、解約は電話のみという姿勢は、ユーザーの利便性を考えていないと強く感じました。
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