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古いMacはハードディスクとメモリを交換すれば、寿命が何倍にも伸びるってご存知ですか?

AppleMac

MacBook Pro

古いMacはハードディスクとメモリの交換をすることで、コンピュータとしての寿命は何倍にも伸びます。
機種にもよりますが、購入してから7〜8年の期間、快適に使うことができるのです。

現行のmacOS High Sierraを快適に動かすには、最低でもメモリ8GBが必要です。つまり多少古いMacでも、メモリ8GB搭載ができ、ハードディスクをSSDに交換できるならば、かなり快適に使うことができるのです。

コンピュータは様々なメーカーから発売されており、他社との競争が激しいことは、皆様ご存知のとおりです。本体価格を1円でも下げるために、メモリはミニマムで発売されるケースが多いのです。
特に2008年頃までのWindowsPCは、性能の高いCPUを搭載しているにも関わらず、メモリの搭載量が2GBといったマシンが多数発売されており、半年も経つと、重くなって動かないということがよくありました。
何もWindowsに限った話ではなく、MacBook Pro 13inchを例に出すと、2010年モデルのメモリ搭載量はわずか2GBでした。2011年モデルと2012年モデルはメモリ4GB。どのモデルも8GBまでメモリの増設が可能です。

ハードウェアの性能とコストは、ムーアの法則によると、18ヶ月でコストが半分になると言われています。18ヶ月が経過してメモリのコストも半額になったところで、メモリを増やしていけばいいのです。

最近のMacはメモリ増設はできない

最近のMacはハードディスクとメモリの交換ができないモデルがほとんどです。

僕はこの点についてAppleに不満を思っています。

メモリの交換ができるのは、ごく一部のデスクトップだけで、iMac27インチ、Mac mini、Mac Proの3機種です。ノートブックのメモリは増設できません。

なぜ、こんなことが起きているのでしょうか?
Appleが、コンピュータに「小さく」「軽く」「薄く」を追求していることが原因です。メモリをロジックボードの直付けにすることで、Macの厚さを薄くしているのです。

僕は外出用のマシンには、薄さやコンパクトさが必要だと思います。これに対して、iMacなどのデスクトップを「薄く」する必要性について僕は疑問に感じています。

また、iMacは27インチだけメモリ交換ができ、21.5インチは交換できません。これはApple側の都合です。
iMac21.5インチは廉価版モデルなので、120,800円(税別)からラインナップがあり、Macを初めて使うユーザーにとって最適なマシンです。デフォルトで8GBのメモリが搭載されていますが、3〜4年経過すれば、メモリ8GBでは物足りなくなることは間違いありません。その時8GBメモリだったために、iMacを買い換えなければならないというのは非常にバカげた話だと思うのです。

最近のMacは全然壊れないし、メモリを増設するだけで、かなり寿命が伸びます。にも関わらず、メモリの増設がユーザー自身の手でできないことに僕は不満を感じています。

MacBook Pro 2012 以前のマシンは、ハードディスク交換やメモリ交換が自分で可能

MacBook Pro 2012 以前のマシンは、ハードディスクをSSDに交換したり、メモリ交換がユーザー自身の手で可能です。

MacBook Pro 2012までは、DVDドライブもついていたし、ハードディスクは2.5インチSATAだし、メモリも2スロットあり8GBまで増設することが可能です。
ユーザーがカスタマイズする余地が残されていました。

難易度は高いかもしれませんが、DVDドライブを使わないユーザーなら、取ってしまい、空いたスペースにハードディスクを設置することも可能です。また、ハードディスクは2.5インチ SATA規格のため、安価な汎用SSDと交換することも可能です。メモリ交換も汎用メモリで増設することができます。

MacBook 2012をお使いのユーザーは、SSDに変更して、メモリを8GBまで増設することをオススメします。現行の最新OSであるmacOS High Sierraをインストールすれば、サクサク快適に使うことができるのです。

メモリ交換ができないと、寿命は購入時にある程度決まってしまう

メモリ交換ができないと、Macの寿命は、購入した段階で決まってしまいます。
メモリを追加すれば快適に動作することが分かっていても、ユーザーの手ではどうすることもできず、歯痒い思いをすることになります。

MacBook 2012 Retina以降のモデルは?

MacBook 2012 Retina以降のモデルのSSDは、PCIe接続です。PCIe接続のメリットはファイルの読み書きの速度が高速なこと。デメリットは、容量を増やす時に1GB当たりの単価が高いことです。
メモリは、ロジックボードに直付けのため交換はできません。

現行モデルを購入する時の注意点

現行モデルを購入するなら、Apple Storeでメモリをカスタマイズして、メモリはMaxまで積んでおくことをオススメします。今なら16GBまで搭載可能です。
PCのスペックは、年を追ってもスマホのように進化しませんので、メモリ16GBあれば、6年以上使えるはずです。

macOSは、古い機種もサポートする

macOSは古い機種もサポートします。
では、現行OSがどのくらい古い機種をサポートしているのか見ていきます。

macOS High Sierraをサポートする機種

macOS High Sierraをサポートする機種は、次のモデルとなります。

  • MacBook(Late 2009以降)
  • MacBook Pro(Mid 2010以降)
  • MacBook Air(Late 2010以降)
  • Mac mini(Mid 2010以降)
  • iMac(Late 2009以降)
  • Mac Pro(Mid 2010以降)

macOSの良いところは、7〜8年前の機種に最新OSがインストールできる点です。
ハードディスクを大容量のSSDに交換したり、メモリを追加することで、古い機種でも快適に使えます。

さいごに

古いMacはハードディスクとメモリを交換することで、寿命が何倍にも伸びます。

古いMacを使っているあなた、ぜひ試してみてください。

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