iPhoneをお使いの皆様、こんにちは!
iOSは毎年9月にメジャーアップデートがあり、その後、毎月のようにマイナーアップデートがありますよね。
マイナーアップデートは、機能改善だけでなく、セキュリティ問題の改善もあるので、直ぐに対応することをオススメしています。一昔前のように、アップデートしたら不具合が出たということは、ほとんどありませんからね。
iOSをアップデートする際、不具合を起こさないために、いくつかの注意点があることをご存知ですか?
今日のエントリーは、iOSをアップデートする際の注意点や手順をまとめました。
iOSをアップデートする前にやること
まずはアップデートする前の注意点からお話します。
アップデートする前に必ずやることは、バックアップを取ることです。
特に、メジャーアップデートならば、バックアップを2重に取るのが基本です。マイナーアップデートならば、OSを丸ごとバックアップだけでもいいですが、そのあたりは自己責任でお願いしますw
バックアップは以下の方法で2重に取りましょう。
- 写真や動画をバックアップ
- OSを丸ごとバックアップ
1. 写真や動画をバックアップ
まずは写真や動画をバックアップします。
ちなみに、iCloudで容量を購入しているユーザーで、iCloudフォトを利用しているならば、写真もビデオもバックアップは不要です。iCloudフォトはクラウドで写真や動画を管理するので、バックアップの必要はありません。
それに対して、iCloudフォトを利用していないユーザーは、写真や動画のバックアップを必ず取りましょう。
PCで写真や動画をバックアップ
PCをお持ちの方は、iPhoneやiPadの写真や動画を、PCに取り込んでバックアップしてください。いちいちLightningケーブルで接続するのが面倒かもしれませんが・・・
PCでバックアップを取るメリットは、圧縮しないオリジナルの写真のバックアップが取れること。デメリットは、PCが壊れたら写真や動画も失ってしまうこと。
Googleフォトで写真や動画をバックアップ
Googleフォトでバックアップを取れば、クラウドにデータを残せるので、iPhoneが壊れようが、機種変更しようが、データが消えることはありません。Googleアカウントでログインするだけで、iPhoneにデータが降りてきますからね。
オリジナルの写真や動画もバックアップすることも可能ですが、Googleドライブの容量を消費するので、無料という訳にはいきません。無料で使えるのは15GBまでなので、それ以上の容量が必要になればGoogleドライブの有料プランを契約する必要があります。
無料でGoogleフォトにバックアップを取りたい方は、高画質モードでバックアップを取ってください。写真も動画も容量の制限はなく、しかも無料で使えます。圧縮されますが、ほとんどわからないレベルです。
2. OSを丸ごとバックアップ
次にOSを丸ごとバックアップを取ります。
万が一アップデートに失敗しても、OSのバックアップがあれば、元の状態に戻せるので安心です。
OSを丸ごとバックアップを取るには、iCloudバックアップとiTunesバックアップがあります。
iCloudバックアップ
PCを持っていない方は、iCloudバックアップでバックアップを取ってください。
注意点は、iCloudの容量の範囲内でしかバックアップが取れないことです。無料で使えるiCloudは5GBまで。iPhoneに写真や動画がたくさんあると、バックアップが5GBを越えてしまい、iCloudバックアップに失敗しますのでご注意ください。
iCloudの容量不足でバックアップに失敗した時は、バックアップ項目を整理して、バックアップサイズを小さくすることで、iCloudバックアップを取ることが可能です。詳しいやり方は以前のエントリーを参照してください。
また、iCloudで追加容量を課金しなくても、無料でiCloudバックアップを取る方法もあります。↓
iCloudが容量不足の時に、無料でiCloudバックアップを取る方法!
iTunesバックアップ
PCをお持ちの方は、iTunesバックアップでバックアップを取ることをオススメします。PCの中にバックアップを保管するので、バックアップの容量を気にする必要はありませんからね。
iTunesバックアップの注意点は「暗号化にチェックを入れる」ことです。このチェックを入れないと、LINEのトークがバックアップされないので、ご注意ください。
iCloudバックアップとiTunesバックアップの違いについては以前のエントリーにまとめたので、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
「iTunesバックアップ」と「iCloudバックアップ」の違い
iOSをアップデートする手順
バックアップを取ったら、新しいiOSへアップデートします。
OTA (Over The Air )でiPhone本体のWi-Fiを経由してアップデートする方法と、PCを使ってiTunesでアップデートする方法があります。
マイナーアップデートなら、どちらでやっても不具合は出ないはずです。
iOS10→iOS11といったメジャーアップデートの場合は、iTunesを使ってアップデートすることをオススメします。
OTAでiPhone本体でアップデートする方法
OTAでiPhone本体でアップデートする場合、iPhone本体にアップデートをダウンロードします。なので、16GBのiPhoneを使っている方は、写真や動画でiPhone本体の容量が一杯だと、容量不足でダウンロードが出来ないこともあるので、ご注意ください。
- 設定→一般→ソフトウェア・アップデート
- ダウンロードとインストールをタップ
PCを使ってiTunesでアップデートする方法
PCを使ってiTunesでアップデートするならば、iPhone本体の容量に空きがなくてもアップデートが可能です。
- iTunesを立ち上げてiPhoneをUSBケーブルで繋げる
- iPhoneソフトウェア・アップデートが出てくるので「次へ」をクリック
- 規約が出てくるので「同意します」をクリック
- iPhoneにパスコードを入力
1. iTunesを立ち上げてiPhoneをUSBケーブルで繋げる
iPhonwとPCを接続すると、以下の画像が表示されるので、「ダウンロードしてアップデート」をクリック。
2. iPhoneソフトウェア・アップデートが出てくるので「次へ」をクリック
3. 規約が出てくるので「同意します」をクリック
4. iPhoneにパスコードを入力
iPhoneにパスコードを入力します。
「続ける」をクリックしなくても、新しいバージョンのiOSがダウンロードされて、アップデートがインストールされます。
さいごに
以上、iOSをアップデートする手順と注意点でした。
iOSをアップデートする場合、アップデートに失敗してiOSが立ち上がらないリスクがありますので、必ずバックアップを取ってください。
バックアップがあれば、アップデート後に不具合があっても元の状態に戻すことが出来ますからね。
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