自宅の一部を店舗として開業している場合、Google検索やGoogleマップに住所を表示したくないと考えるビジネスオーナーは多いと思います。
自宅でネイルサロンや美容室を行っているオーナーから、このようなご相談を受けることがよくあります。
この記事では、自宅が店舗なので住所を表示したくない時の対処方法ついてお伝えします。
非店舗登録する
結論から先にいうと、非店舗登録すれば、Googleマップにお店の住所を表示しないことは可能です。
非店舗登録は、元々サービス提供地域の客先に出向いてサービスを行うビジネス向けの機能です。宅配ピザ、宅配弁当、工務店など。
ゴーストキッチン、米国でサービスが始まっている Google Guaranteed バッジ の訪問修理サービスなどは非店舗登録が多いです。
今回のようにGoogleマップに住所を表示したくないケースで非店舗設定を行うと、店舗名で検索した際、Googleマップにピンや住所は表示されません。
メリットとデメリット
Google検索やGoogleマップに住所を表示したくないと言う理由で非店舗登録する場合、当然ながらメリットとデメリットがあります。
メリットとしては、Googleマップに自宅を公開しないでビジネスを行いたいニーズを叶えることができることです。
女性のお客様限定のサロンであったり、小さなお子様がいるような場合、住所をGoogleマップに表示したくないと考えるビジネスオーナーは多いですからね。
デメリットとしては、[地名 業種名] の検索で上位に表示されづらくなります。
住所を公開してGoogleマップにピンが立ち、外観の写真を整備している競合店が、ローカル検索で上位に表示される可能性が高いのは当然ですよね。
検索エンジンからの集客やローカルSEOの視点に立つとデメリットが大きいのでご注意ください。
また、ユーザーの利便性も考慮すると良いかなと思います。
正確な住所が記載されていれば経路案内ができるのに対して、非店舗登録の店舗の場合、ユーザーは [地名 業種名] で検索してもお店までナビすることはできませんので。
一見さんお断りで、新規のお客様の来店は必要ないお店であれば、あまりデメリットにならないかもしれません。
非店舗登録でお店の住所をGoogleマップに表示しない方法
非店舗登録でお店の住所をGoogleマップに表示しない具体的なやり方を見ていきます。以下の手順になります。
- いったん住所を登録してオーナー確認のはがきを受け取る
- オーナー登録する
- サービス提供地域を設定して、非店舗登録を行う
- Googleマップにピンや住所は表示されない
1.いったん住所を登録してオーナー確認のはがきを受け取る
まずは住所を登録してオーナー確認のはがきを受け取ります。
2. オーナー登録する
はがきに記載されたPINコードを入力して、オーナー登録します。
3. サービス提供地域を設定して、非店舗登録を行う
オーナー確認が完了したら、サービス提供地域を設定して、住所を削除し、非店舗登録を行います。
サービス提供地域は、サービス提供する市区町村や郵便番号を指定でします。サービス提供地域は最大20か所追加できます。
4. Googleマップにピンや住所は表示されない
これでGoogleマップにピンや住所は表示されません。
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