書籍「いちばんやさしいGoogleビジネスプロフィールの教本」

Google検索、強調スニペットに表示されると、通常検索を1ページ目に表示しない仕様に

SEO

強調スニペットに表示されると、通常検索を1ページ目に繰り返し表示しないと、GoogleのDanny Sullivan (ダニー サリヴァン) 氏がユーザーのツイートにリプライしました。

今まで1ページ目に2枠表示されていたものが1枠になります。今後は強調スニペットに表示されると通常検索は同じ画面ではなく、2ページ目の検索結果に表示されます。

つまり以下のようになります。

  • 今まで・・・強調スニペット + 1ページ目の上位に表示 (1〜3位くらいが多い)
  • 今後は・・・強調スニペット + 2ページ目の最上部 (11位)

ページが強調スニペットに表示されると、1ページ目の検索結果に表示されず

Google検索で強調スニペットが表示されると、どのような検索結果になるのか見ていきます。

「ラムネとサイダーの違い」で検索してみると

「サイダーとラムネの違い」で検索すると、Google検索では次のように表示されます。

  • 強調スニペット・・表示される (1位)
  • 通常の検索結果・・・2ページ目のトップ (11位)

強調スニペットには、サントリーさんのQ&A記事「サイダーとラムネの違いはなんですか。」が表示されます。

「ラムネとサイダーの違い」でGoogle検索

強調スニペットが表示される

その下の通常検索結果に同じ記事は繰り返し表示されず、2ページ目のトップ (11位) に表示されます。

2ページ目のトップ (11位) に表示される

2ページ目のトップ (11位) に表示される

検索者にとって有益な検索結果だが、検索パフォーマンスに影響は出るはず

検索者の立場だと、1画面に同じ記事が2枠で表示されるよりも有益な検索結果だと感じる方も多いかもしれません。

それに対して我々ウェブマスターにとっては、今まで1ページ目に2枠表示されていたものが強調スニペット1枠だけになるので、検索パフォーマンスに影響が出ることが予想されます。

Google以外の検索エンジンは?

Google検索で強調スニペットに表示されると、通常検索を1ページ目に繰り返し表示しないことが分かりました。

では、検索エンジンの中身にGoogle検索を採用している、Yahoo検索・goo検索・Biglobe検索はどうでしょうか?

先程と同様「ラムネとサイダーの違い」で検索してみます。

Yahoo検索

Yahoo検索は次のように表示されます。

  • 強調スニペット・・表示される (1位)
  • 通常の検索結果・・・2ページ目のトップ (11位)

Google検索と同様、1ページ目に強調スニペットが表示されます。

「ラムネとサイダーの違い」でYahoo検索

強調スニペットが表示される

通常検索は2ページ目のトップ (11位) に表示されます。

通常検索は2ページ目のトップ (11位) に表示される

通常検索は2ページ目のトップ (11位) に表示される

goo検索

goo検索は強調スニペットが表示されず、通常の検索結果のみ表示されます。

  • 強調スニペット・・表示されない
  • 通常の検索結果・・・1ページ目のトップ (1位)

Biglobe検索

Biglobe検索も強調スニペットが表示されず、goo検索と同様の検索結果になります。

  • 強調スニペット・・表示されない
  • 通常の検索結果・・・1ページ目のトップ (1位)

Yahoo検索だと問題が発生するケースも

1月23日夕方時点では、Yahoo検索で本来1ページ目に表示されるべきコンテンツが、Yahoo検索では2ページ目のトップ (11位) にしか表示されない問題が発生していました。

  • 強調スニペット・・・表示されない
  • 通常の検索結果・・・2ページ目のトップ (11位)

この不具合については時間の経過とともに改善されているようで、この記事を書いている1月24日0時30分現在、Yahoo検索でも強調スニペットが表示される検索クエリが増えてきました。ただし検索クエリによっては強調スニペットが表示されないので、もう少し様子を見てもいいと思います。

強調スニペットをオプトアウト

強調スニペットをオプトアウトする選択肢もあります。
この場合、強調スニペットを表示しないことによるデメリットがあることを考慮に入れてください。

個人的には少し様子を見てもいいと思います。

さいごに

強調スニペットに表示されると、通常検索が1ページ目に表示されず、2ページ目のトップに表示されるようになります。

1ページ目に2枠表示されていたものが1枠になるので、CTRの変化などご自身のサイトの検索パフォーマンスをチェックすることが重要です。