この記事では、Photoshopの代用に無料で使える「GIMP」を紹介します。
Photoshopを使えばフォトレタッチや画像合成など写真の加工は何でも可能ですが、プロ用の画像編集アプリケーションなので値段も高価です。フォトプランが月額980円 (年間プランのみ)、Photoshop単体プランは月額2480円 (年間プラン)ですので、かなりの出費になってしまいますよね?
無料で使える画像編集ソフトを探している方に「GIMP」はオススメです!
GIMPとは?
GIMPは無料で使える画像編集アプリケーションです。
無料とはいえ、Photoshopと比べて遜色のない機能を搭載しているアプリケーションです。解像度やカンバスサイズの変更、レイヤー、トーンカーブ、画像の切り抜き、ブラシ、パス編集などの機能も搭載されています。
GIMPはPhotoshopで保存したファイルを開けますし、GIMPで作成するファイルもPhotohop形式で保存できます。Photoshopとの互換性が高いので、元々Photoshopを使っている方でもスムーズに乗り換えできます。
デフォルトの状態では画像をCMYK変換できませんが、Windowsならプラグイン Separate+ を使えば変換できますし、MacならmacOSに搭載されているColorSyncユーティリティを使えばCMYK変換できます。
GIMPをインストールする
GIMPのサイトからダウンロードして、お使いのパソコンにインストールします。
ダウンロードしたファイルは、画面に表示される手順に従えば簡単にインストールできます。
Macをお使いの方は、以前のエントリーでMacにGIMPをインストールする方法を書きましたのでご覧ください。
GIMPを使って写真を編集する
早速GIMPで写真を開いてみます。
「ファイル」→「開く/インポート」でもいいし、写真をキャンパスに直接ドラッグしても開きます。
写真を開いたらGIMPで写真の編集をしてみます。
トーンカーブで写真を補正する
トーンカーブで写真を補正して、更に美味しそうな写真にします。
①「色」→「トーンカーブ」をクリック
②トーンカーブをS字に調整する
トーンカーブはS時に調整するのが基本です。写真の「明るい部分がさらに明るく」、「暗い部分はさらに暗く」なるため、コントラストの高い引き締まった写真になります。
加工前の写真↓
トーンカーブで加工した写真↓
解像度を変更する
「画像」→「画像の拡大・縮小」で解像度を変更します。
品質で補間方法を選択できますが、デフォルトの「キュービック」を選んでおけば、保存するときに若干時間がかかるとはいえ、満足できる品質で保存されます。
キャンバスサイズを変更する
「画像」→「キャンバスサイズの変更」でキャンバスサイズの変更します。Photoshopだとカンバスサイズという名称ですが機能は全く同じです。
オフセットの基準位置を設定する
キャンバスサイズを変更する際、オフセットの基準位置を設定します。
- キャンバスサイズの「幅」「高さ」のどちらかのサイズを変更
- 「Center」をクリック
- 基準位置を画面上で決める
GIMPで保存するファイル形式は?
GIMPで保存するファイル形式は、デフォルトだとxcfファイルで保存されます。
Photoshopで読み込むことがなければこのファイル形式で保存して問題が発生することはありません。
Photoshop形式で保存することもできますので、やり方を紹介します。
「ファイル」→「名前をつけてエクスポート」→「Photoshop画像」で保存すれば、PSD形式のファイルで保存されます。互換性を考慮に入れるとPSD形式で保存した方が良さそうですね。
さいごに
以上、Photoshopの代用に無料で使える「GIMP」を紹介しました。
Photoshopと遜色ない機能が無料で使えます。画像の編集も簡単にできますので、ぜひお試しください。
ナレッジ