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macOS Catalina以降、iTunesは廃止されて他のアプリに分割される

Mac

2019年9月に登場予定のmacOS Catalina以降、iTunesは廃止されて他のアプリに分割されます。

  • Apple Musicアプリ・・・Apple Musicの購読、音楽の購入、音楽プレイヤー
  • Apple TVアプリ・・・映画の購入やレンタル
  • Apple Podcastアプリ・・・Podcastを聴く
  • Apple Booksアプリ・・・オーディオブックを聴く
  • Finder・・・iOSのバックアップや復元、端末との同期

「Apple Musicアプリ」「Apple TVアプリ」「Apple Podcastアプリ」がmacOS Catalinaで新しく登場するアプリです。
「Apple Booksアプリ」「Finder」は今までのmacOSに搭載されています。

2001年にリリースされて以来、色々な機能が詰め込まれていったiTunesが、いよいよ幕を閉じることになります。これだけの機能をよくiTunesに盛り込みましたよねw

このエントリーでは、iTunesが廃止されると、どのように他のアプリに機能が分割されるのか見ていきます。

Apple Musicアプリ

macOS Catalina、Apple Musicアプリ

Apple Musicの購読、音楽の購入や音楽プレーヤーとしての機能は、Apple Musicアプリが引き継ぎます。
Apple Musicアプリに設置されたiTunes Storeで音楽を購入します。

  • Apple Musicの購読
  • 音楽の購入
  • CDから取り込んだ音楽
  • プレイリスト

Apple TVアプリ

macOS Catalina、Apple TVアプリ

映画の購入やレンタルは、Apple TVアプリが引き継ぎます。
過去にiTunesで購入した映画やTV番組も、Apple TVアプリで見ることができます。

Apple Podcastアプリ

iTunesに追加したPodcastは、Apple Podcastアプリが引き継ぎます。

Apple PodcastアプリでPodcastを管理したり、聴くことができます。

Finder

macOS Catalina、Finder、iTunesバックアップ

Finderが引き継ぐのは次の3つの機能です。

  • iTunesバックアップ
  • iPhoneをバックアップから復元
  • iOSとMac内のデータとの同期

iTunesバックアップ

iTunesバックアップは、macOS Catalina以降、Finderがその機能を引き継ぎます。

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機能面を見ると「iTunesバックアップ」と「Finderバックアップ」は同機能です。「Finderバックアップ」では、バックアップの保存先がMacになるので、iPhone内の写真や動画の容量を気にせずバックアップを作成できます。

iPhoneをバックアップから復元

iPhoneをバックアップから復元する機能も、Finderが引き継ぎます。

iOSとMac内のデータとの同期

iOSとMac内のデータとの同期もFinderが機能を引き継ぎます。iPodとの同期も同様です。

具体的には、Mac内の以下のデータとiPhone (iPod) を同期することができます。

  • ミュージック
  • ムービー
  • TV番組
  • 写真

「写真」に関しては、クラウドでデータを同期しているユーザーが大半なので、あまり使われないような気がします。

2001年のiTunesはシンプルな音楽プレイヤーだった

元々iTunesは、2001年にリリースされたアプリケーションです。
その時の機能は主に3つでシンプルな音楽プレイヤーでした。

  • CDをMacに取り込んで聞く
  • iTunes Storeで音楽を購入する
  • iPodに音楽を転送する

機能を詰め込みすぎたiTunes

その後、Mac OS Xの進化、MacBookのIntel化、iPodの進化、iPhoneの登場によって、iTunesにたくさんの機能が詰め込まれることになりました。

Podcastの再生、ビデオの再生、映画の再生やレンタルができるようになりました。
iPhoneが登場してからは、iOSのバックアップや復元にもiTunesが使われるようになり、音楽プレーヤーとしての機能から、大きく変わっていきました。

iTunesはクラウド時代に対応できなかった

iTunesはクラウド時代に対応できませんでした。

例えば、iTunesの同期機能は、あくまでMac本体のデータにある「ミュージック」「写真」とiPhoneで同期をするものです。
でも、今のクラウドの時代に、Macの中に入っているデータをiTunes経由でiPhoneと同期しているユーザーはあまり多くないはずです。
「写真」はクラウドで管理しているユーザーが圧倒的に多いし、「ミュージック」はサブスクリプションのサービスを利用しているユーザーが多いですからね。

さいごに

以上、macOS Catalina以降、iTunesは廃止されて他のアプリに分割されるので、機能がどのように分割されるのか紹介しました。

今までiTunesに機能を詰め込みすぎていたので、ユーザーにとっては分かりやすくなりますね。

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