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Google検索で使える検索演算子

SEO

今日のエントリーは、Google検索で使える検索演算子を紹介します。

検索エンジンのアルゴリズムは、検索ユーザーの検索意図にマッチしたコンテンツを、関連度の高い順に検索結果に表示するために、日々進化しております。

多くの場合、検索エンジンを利用する一般ユーザーは、検索演算子を使わなくても、調べたい「検索クエリ」で検索するだけで、知りたい情報にたどり着くことが可能です。

とはいえ、膨大な記事の中から、効率よくGoogle検索を利用するには、単純に「検索クエリ」で検索するだけでなく、検索演算子を使うことをオススメします。検索の条件を絞ることもできますので、知りたい情報にピンポイントでアクセスできるようになります。

キーワードの完全一致

キーワードの完全一致検索をするには、キーワードをダブルクォーテーションで囲います。

  • “検索クエリ”

上記の例だと、検索クエリに完全一致した検索結果が表示されます。

Google検索で「取り消し線」が出たときにも有効

Google検索で「取り消し線」が出たときにも、キーワードの完全一致での検索は有効です。

検索した際、検索したいキーワードに「取り消し線」が引かれ、除外されて検索されることがあります。Googleが関連性の高い情報を見つけることができなかった場合、「取り消し線」を引いて特定のキーワードを除外して、検索結果を作ることがあるのです。

キーワードの完全一致で検索すれば、Google検索で「取り消し線」が出ることもありません。

特定のキーワードを除外

キーワードの前に「-」をつけることで、特定のキーワードを除外することも可能です。

  • Apple -iPhone

上記の場合、iPhoneを除外して、Appleに関する検索結果が表示されます。

複数キーワードをすべて含む

複数キーワードをすべて含むには、キーワードの間にANDを入れて検索します。
GoogleとPixelの両方のキーワードを持つページを検索するには、以下のようにAND検索します。

  • Google AND Pixel

ANDは大文字を利用してください。andというように小文字を使った場合、オペレータではなく、単語のフレーズとして検索エンジンが認識する場合があり、その場合、検索結果は変わってしまいます。

以下のように、キーワードとキーワードを半角スペースで区切った場合も、検索結果は異なります。

  • Google Pixel

OR検索

2つ以上のキーワードを入力した際、いずれかのキーワードを含む検索結果が表示されます。

  • Google OR Apple

特定のサイトの中で検索する

特定のサイトの中で検索するには、以下のように検索します。
example.com の中にあるキーワードを検索することができます。

  • キーワード site:example.com

「site:」で検索する場合、ドメイン部分を一部入力して検索できる

「site:」で検索する場合、ドメイン部分を「go.jp」や「ac.jp」とすることで、日本の役所全体の中の検索結果や、日本の大学全体の中の検索結果を調べることが可能です。以下例を上げます。

↓日本の役所全体の中で、「環境問題」について言及しているページを調べたい

  • 環境問題 site:.go.jp

↓日本の大学全体の中で、「英文科」のページを調べたい

  • 英文科 site:.ac.jp

特定のサイトで画像検索

特定のサイトで画像検索をすることも可能です。

  • site:URL 画像の検索クエリ

特定のサイトを除外して画像検索

-をつければ、特定のサイトを除外して画像検索することができます。

  • -site:URL画像の検索クエリ

inurl:キーワード

キーワードがURLに含まれているページを検索できます。
特定の個人やプロフィールを検索するときに役に立ちます。

日本語の場合は、日本語名がURLに含まれているページしか検索されませんので、かなり絞り込んだ検索結果になることは頭に入れておいてください。
英語の場合は、個人を検索するときに有効です。

intitle:キーワード

キーワードが、タイトルに含まれているページを検索できます。

site:URL

site検索は、特定のサイトでページの検索範囲を絞り込むための検索演算子ですが、次の2つのことも調べることも可能です。ただし簡易的ですので正確な数値を調べる目的では使わないでください。

  • インデックス数の概算が分かります。あくまでも概算なので、正確な数字ではないので、インデックス数を調べる目的でsite:URLは使わないことをオススメします。
  • 簡易的ではありますが、インデックスされているかどうかも確認できます。

info:URL

指定したURLの詳細情報が分かります。info:URLで調べると、インデックスされた正規URLを返しますので、どのURLがインデックスされているかどうか確認できます。

2019年4月1日追記
info 検索はサポートが終了していますのでご注意ください。

「info 検索」が廃止されたので、「URL検査ツール」でインデックスされた正規URLを確認すべし
「info 検索」が廃止されました。 「info 検索」のサポートを終了したと、Google Webmaster Central Blog でアナウンスされています。 この変更に伴い、info: コマンドも廃止しています。このコマンドは正規...

cache:URL

指定したURLのキャッシュを表示します。URLによっては、表示されないこともあります。

related:URL

Googleにインデックスされている情報を元に、関連するサイトを調べることができます。
ただし、関連度に関しては、精度が高いサイトと、低いサイトがあるのご注意ください。

  • related:example.com

filetype:ファイル名

特定のファイルを検索することも可能です。

以下のように使います。

  • filetype:pdf 社外秘

複数の検索演算子を組み合わせて検索する

複数の検索演算子を組み合わせて検索することも可能です。
ピンポイントで制度の高い検索結果を知りたい場合には、検索演算子を組み合わせてみることをオススメします。

ブランドの言及について検索

ブランドの言及について検索する場合、複数の検索演算子を組み合わせると、絞り込んだ検索結果を表示できます。

ブランドの言及について検索する場合、自社サイト、ソーシャルメディアは除外します。今回は、iPhoneについて検索しますので、docomo・au・ソフトバンクのサイトも除外しました。例を上げてみます。

  • -site:apple.com  -site:facebook.com -site:twitter.com -site:nttdocomo.co.jp -site:au.com -site:softbank.jp “iPhone” OR “apple.com” OR “https://www.apple.com/“

ファイルの検索

セミナーに出席した後、公開されたプレゼン資料を検索する場合も、複数の検索演算子を組み合わせが効果を発揮する場合があります。

  • 名前 filetype:pdf “セミナーの名前” -site:セミナーの公式サイト

↓タイトルに「社外秘」と記載のあるpdfファイルを検索する

  • intitle:社外秘 filetype:pdf

さいごに

以上、Google検索で使える検索演算子を紹介しました。

効率よく検索する際に、ぜひ利用してみてください。